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ふるさと

先日日経新聞のコラムにぐぐっと来るものがあったので紹介します!
黒沢明監督の「7人の侍」は農民たちの喜びや悲しみの物語 田植えのシーンは希望の象徴、笛や太鼓の音にあわせて女性たちが横一列に並んで後ろに進みながら苗を田んぼに植えていく・・・この映画が公開されたのが1954年 まだ田植え機がなかった 当時の農業書では「人口密度の高さゆえに人手をたっぷりかけることの出来る農作業を“まことに驚くべき、そしてもっともアジア的な人間労働の風景」と評した
先日、クボタの新製品実演会で、運転席が無人、人工知能の技術を駆使し自動走行するロボットコンバインが発表された
人手不足に応えようと、無人で働く機械の開発を各メーカーが競い合っている 農村の景色と自然は似ているが根っこのところで少し違う
田畑には人の手による秩序と作物の恵みがある、時に脅威となる大自然の手前にあるこの空間を私たちは「ふるさと」と呼んで大切にしてきた 次々に誕生するロボットたちがそれを守る未来 人が減っていくこの国の新しい風景かもしれない
時代が変わっていくことを心底実感するようなコラムでした!
私の幼少時代は、そういえば、人口密度の濃さが日本の、深刻な社会課題でした・・・つまり人口増が深刻問題・・・しかし50年経過した今・・・人口減が深刻な問題、・・・人口の増減推移などは予測しなくても「既に起こった未来」の如くわかることです
日本の農業問題、そして原風景、今の子供達が「ロボットにまみれた農村が原風景」そして「ロボットが人の未来を守るシーン」ってにわかに想像しにくい(したくない)現実ですが、これからの現実を築いていくのも今の現役世代、責任世代の使命なのだと改めて思ったのでした!

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