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本の宣伝と内容の紹介

先日発売しました『ゲームと商品の関係』の内容紹介と宣伝とをば。12月30日から年を跨いで1月3日まで無料キャンペーンの予定。

内容に関しては、今までと同様に商品とゲームとの関係を扱っている。ただ、今まで用いていた商品性と娯楽性の両語に替わり、それぞれ「商品」あるいは「商品の必要性」だとか、後者については「ゲーム」などの語を用いるようにした。

本書がその以前のものから異なるのは、そもそもの「ゲーム」とは何ぞや、という部分に対して、つまりゲームの範囲をより厳密にしようとした点にある。この以前のものでは、この点がなかなか曖昧であった。ゲームをきっちりと定義したことから、今まで以上に商品とゲームとの区別ができるようになったと思う。

この結果、いわゆる広義の娯楽性などと呼んでいたものが、かなりわかりやすくなった。本書では、ゲーム「的」な要素などと呼んでいる、ゲームの原理からやや離れ、商品に近い位置にあるような要素、つまり純粋なゲームの原理に属しているとは言い難いものを浮き彫りに出来た。ゲームの原理ないし純粋なゲームの範囲というのは、相当狭く、出来る/出来ないの差が大きい。才能の差、といっても良い。これに対して、商品の原理というのは誰にでも出来ることを志向する。この真向から対立する両者の妥協点としてゲーム的な要素があり、これがコンピューターゲームにおいて中心的な機能である、ということである。

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