令和にあるまじきバグゲームがポケモンシリーズから出ている、ということでふと思い出したのだが、アニメでのオレンジ諸島がゲームの舞台になったりすることはないのだろうか。次に出てくるのはアルセウスで謎の北海道ということは公式からも既に発表されているし、発売までも遠くない。あれがオレンジ諸島だと主張したいのではなくて、その次の次とか、そこら辺でまああったりなかったりしないかな～という妄言の類である。繰り返すが、これは要望でも願望でも内部情報でも分析でも何でもなく、単に妄言だ。

　オレンジ諸島が有りそうな根拠はというと、設定が固まっていなかった古典ポケモンの何でもあり具合は、ダイマックスやらZワザやらメガ進化やらなにやらが溢れかえった現代ポケモンにはかえって馴染むのではなかろうか。巨大化してたり、メタル化していたとしても、景色に馴染むのではないだろうか。尤も、かなり記憶があやふやなので見返すなり何なりしないといけないような気もするのだが、そこまでは求められていないものとする(都合が良い心の声)。

　ゲームポケモンの舞台も、日本は既にやりつくして世界に泳ぎ出し、特に情報を追っている訳ではないのだが、やがて来るアルセウスは、何となくだう、そうした地理的な広がりから時間軸における広がりに移行したのではないかな、という気がしないでもない。それにどうこう文句を付けたいのではないのだが、時間軸を絡めるとあまりに話の軸やら何やらが面倒で複雑になりかねないのではないか、と思うのだ。世界広しといえど、ゲームを表現する舞台として適切な土地とか、あるいは他の舞台との差別化ができるなどの条件を満たすものは、想像よりかは少ないのではないだろうか。そのために、時間軸によってそうした既存のものをいわば再利用するような方向へと舵を切ったのではないか、という浅い邪推である。
　もちろん、ゲームポケモンの世界観における時間軸ないしは歴史というのもいまいちよくわかっていない部分は多いし、誰もそれを詳しく知りたいなどとは思っていないのだろうけども。インド象やら中国の伝説に現れるだとかの設定と同様に、有って無いようなものだろう。

　時間軸の話はさておき、オレンジ諸島に話を戻すと、一応アニポケの舞台であり、映画でもちょこっと登場していたり、あとウチキド博士が一部に誇る人気、世代間のコミュニケーションやらなにやらで、なんとなく行けそうな感じがするのだけれども、果たして有り得るのだろうか―と、週刊誌なんかにありがちな投げやり具合を隠し切れていない信憑性のいかにも薄い言葉を借りて締めさせて頂く―