大阪編集教室/「書く」人を育てて40年以上

1977年創立。卒業生は延べ2,000人以上になる「書く人」を育てる教室です。 「文章…

大阪編集教室/「書く」人を育てて40年以上

1977年創立。卒業生は延べ2,000人以上になる「書く人」を育てる教室です。 「文章」に関連するさまざまな授業をおこなっています。 文章に関わるいろんなことを投稿していきます。 http://osakahenshu.co.jp/

マガジン

  • 「文章力」を磨くポイント

    延べ2,000名を超える卒業生を指導してきた実績。 そこから見えてきた「文章を書く」うえでのポイントを紹介します。 WEBライティングや広告といった「パッと見て終わる」=「使い捨ての文章力」ではない、「どんなものにでも活用できる」文章力を意識しています。

  • 大阪編集教室の紹介

    歴史や特徴・ポリシーといった基本情報や授業の風景など、大阪編集教室の紹介をまとめたマガジンです。

  • 河上伸男先生の文章講座

    文章ゼミの講師である河上伸男先生の文章講座。 著書「ぶんごころ」からの抜粋や、Youtube動画など、 いろいろな形で文章にまつわるポイントをお教えします!

  • 受講生作品集

    大阪編集教室の受講生が書いた作品をnoteだけに限定公開。 学んだ成果を発表する場としてもnoteを活用していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

大阪編集教室が(おそらく)近畿圏で唯一の特徴を持った文章教室だといえる理由

当教室の「文章力」に対する認識近年、「話題になる!(バズる!)」や「稼げる!」といった文章法をレクチャーするコンテンツがあふれるようになりました。 ですが、文章を学びたい方は「注目を集めるための文章力を身につけたい」と考えている方ばかりなのでしょうか。 大阪編集教室は、この流れに疑問を持っています。 なぜなら「注目を集める文章・言葉は、日常で活用するのが難しい」と考えているからです。 文章全体で見れば、注目を集めるための内容は5%ほどのわずかな要素。残りの95%以上は「人

    • 文章力を効率よく強化するには

      「文章力を高めたい」という方も、具体的に何から取り組めばいいのか分からないということが多いはず。 なぜなら「文章力」という単語自体が、1つの力ではなくいろんなスキルを包括した表現だからです。 「身体能力」が筋力だけでなく、敏捷性や手先の器用さのような能力まで含まれるのと同じで、文章にまつわる能力も同じくらい複合的にできているのです。 今回のコラムでは、この「文章力」を大阪編集教室独自の視点で分解。 どんな力がまとまっているのかを知れば、あなたの文章力を効率よく伸ばすことに

      • 伝えるには、「熱量」が肝心

        筆者が大阪編集教室の生徒だった頃。書くことに熱中していた私は、授業外でも同期を捕まえては自分の文章を読んでもらっていました。 そんな中で、「好きなサッカー選手」の記事を書いた時に、友人からもらった一言が今でもすごく印象に残っています。 「好きなのは伝わってくるけど、よく分からへん」 具体的なエピソードは書いたし、自分が響いた選手の言葉も書いた。文章として「不自然なところもない」と言われたのに、なぜ伝わらないのだろう。 その答えは「冒頭から想いを乗せすぎたこと」にありました

        • 最も不便で最も強い、文章という表現方法

          ライターや文章講座の講師をやっていながら言うのもおかしな話ですが、「文章で伝える」ことは、あらゆる表現方法の中で、とても面倒くさいことだと私は思っています。 基本的に時間がかかる。正しく伝わらないこともある。場合によっては本意が伝わらず、何気ない一言の言葉尻を捕らえられて炎上することもあります。 でも、なぜ人は文章での表現をやめないのか。 それは、あらゆる表現の中で「最も心に残る」方法だからだと、個人的には考えています。 「写真」や「動画」といった他の表現方法との違いも見

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        記事

          コピーライターとライターの違い

          コピーライターとライター。皆さんはこの2つの職業の違いをご存じでしょうか。 キャッチコピーのような短い文章を考えるのがコピーライターで、普通の文章を書くのがライター……。 かと言われると、そういうわけでもなく、コピーライターも長めの文章は書くし、ライターも見出しやタイトルなどの短い文章を書くことがあるのです。 でも、呼び名が違うように、その役割は本来違うはず。 ただ、いくつかの記事を見たのですが、扱う文章の長さや働く場所の違いなどに言及する記事ばかり。ざっくりと「広告系の

          コピーライターとライターの違い

          大阪編集教室、Youtube始めました

          これまでの大阪編集教室は、個別指導がベースということもあり、広く皆さんに授業の様子を知っていただくことが難しいという課題がありました。 ただ、「文章を学ぶこと」の奥深さ・面白さは多くの方に知ってもらいたい……。 この想いを形にするべく、当教室の「文章ゼミ」講師である河上伸男先生にご協力いただき、教室のYoutubeをスタートすることになりました! 皆さんが何気なく読んで終わる文章と、心を動かされる文章にはどういった違いがあるのか。 第1回は「文章って100m走と同じな

          大阪編集教室、Youtube始めました

          「文章を学ぶ」=「テクニックを知る」ではありません/1月開講の講座紹介

          大阪編集教室ではコロナウイルス感染拡大防止策を徹底しながら、 皆さまの「学ぶ」意欲にお応えできる講座を1月から随時スタート! その内容をご紹介します! ~ 「文章を学ぶとは?」の基本が分かる ~ 文章のきほんコース「文章ってテクニックを知ればうまくなるんじゃないの?」 そう思っていろいろな書籍を読んだことがあるあなた。 実際に「自分の文章が伝わりやすくなった」という実感はありますか? うすうす感じられる方もいると思いますが……そうです。 「文章を学ぶにはそれだけでは足

          「文章を学ぶ」=「テクニックを知る」ではありません/1月開講の講座紹介

          3回目へのお守り/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.7】

          この文章は、大阪編集教室の「文章のきほんコース」受講生作品です。 課題原稿に添削が入って書き直したものを、一部編集した文章になります。 詳しい授業の内容はこちらからご確認ください。 3回目へのお守り 想定していた中で最も悪い答えが返ってきた。 「切れてますね」 「またですか……」 社会人3年目の秋、右膝前十字靭帯断裂。バドミントンの試合中、右足を強く踏み込んだ時に、ブチっという音と同時にその場に倒れ込んだ。 ちょうど1年前に左膝も、同じ先生から同じ診断がくだされた。散々

          3回目へのお守り/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.7】

          食事をするということ/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.6】

          この文章は、大阪編集教室の「文章のきほんコース」受講生作品です。 課題原稿に添削が入って書き直したものを、一部編集した文章になります。 詳しい授業の内容はこちらからご確認ください。 今回の課題のテーマは「自分の好きなコト・モノ」でした。 食事をするということ 「これほんとに簡単なんですよ。ほったらかしにしているだけでおいしくできるんです」 ぼんやり観ていたバラエティ番組での女性のことばにはっとした。映っていたのは古くさいフォルムをした台湾製の『大同電鍋』。普段は時間をか

          食事をするということ/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.6】

          文章力を高めるのに、名文は必要ない

          「良い文章を書きたければ、名文を読んで書き写せ!」 ”SNS中の人”(以下、私)が文章を学び始めたとき、よくこういうセリフを耳にしました。 その時に思ったのが、「うまい文章を読んで、本当にその『うまさ』に気づけるのか」という疑問。 他の人がたどりつかない類まれな表現・描写がされている文章だからこそ、名文と呼ばれるわけです。 となると、いち凡人である私がその文章を読んで書き写したとて、自分が扱える文章の型にはならない。 「自分の中に根づいた文章力」にはつながらないと思った

          文章力を高めるのに、名文は必要ない

          河上伸男先生の文章セミナー5

          【執筆者紹介】 河上伸男 広告の仕事制作所イーブン有限会社代表。 大阪コピーライターズクラブ会員。 大阪編集教室「文章ゼミ」講師。 -------------------------------------------------- 広告代理店でコピーライターを13年、その後独立。 「ひとのよい広告をつくろう!」をテーマに、コピーライター兼社長を続けています。 ステキへのステップ「書くことは、生活のなかにあります。  だからしっかり暮らしに向きあえば、きっと見つかるはず」

          「からだの取扱説明書あります」/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.5】

          この文章は、大阪編集教室の「文章のきほんコース」受講生作品です。 課題原稿に添削が入って書き直したものを、一部編集した文章になります。 詳しい授業の内容はこちらからご確認ください。 「からだの取扱説明書あります」 おがた鍼灸整骨院は、野江内代駅のすぐ近く、5階建てマンションの1階にある。店を構えてから今年で10周年。ていねいな治療と清潔な設備で評判が良い。 私がお世話になってから8年が過ぎた。通院のきっかけは、ぎっくり腰。整形外科で痛み止め注射を打ち、通院を勧められたが、

          「からだの取扱説明書あります」/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.5】

          未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.3 ~ 読みたくなる文章を書くための3ポイント ~

          これまでの2記事では、書く時の「考え方」・「文章力アップ」に触れてきました。 今回は少し趣向を変えて、「読みたくなる文章を書くには」という「ネタ探し」に近いテーマでまとめました。 そのポイントを大きく3つに分けてお伝えします。 ポイント1:”心”が動いた瞬間が大切小学校のころに書いた読書感想文。 私は、この宿題が本当に嫌いでした。 「なんで無理やり書かされるんだ」と思い、あとがきをほぼ写して「面白かった」で締めるという乱暴な形で提出したことも。。。 でも、SNSにはそ

          未経験・中途採用から「ライター」になるために Vol.3 ~ 読みたくなる文章を書くための3ポイント ~

          楽しかった勲章/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.4】

          この文章は、大阪編集教室の「文章のきほんコース」受講生作品です。 課題原稿に添削が入って書き直したものを、一部編集した文章になります。 詳しい授業の内容はこちらからご確認ください。 今回の課題のテーマは「自分の好きなコト・モノ」でした。 楽しかった勲章 「大人になって、脇から砂がでてくるとは思わなかった!」 友人から言われた時ゲタゲタ笑ったが、ビーチテニスの楽しさを表した一言だと思う。 ビーチバレーのテニス版として1994年にイタリアから始まったこのスポーツ。ルールはテ

          楽しかった勲章/【文章のきほんコース受講生作品 Vol.4】

          【投票受付中】決定!「Best of “Souda”」プロジェクト

          文章が好きな、あなたに選んで欲しい! 大阪編集教室ならではの特別企画を開催します! その名も「Best of “Souda”」プロジェクトです! 「Best of "Souda"」プロジェクトって? 大阪編集教室の文章ゼミで、"作品"まで仕上げた原稿のみが掲載される作品集「Souda」。 2015年10月にvol.1を発行以来、2020年9月時点でvol.12まで発行されました。 そこで、これまでの〝Souda〟に掲載された全166作品の中から、あなたの投票で最優秀作

          【投票受付中】決定!「Best of “Souda”」プロジェクト

          大阪編集教室とは ―― 「書く」を学ぶ『場所』としての教室

          「作者の想い」をくみ取ったり、「登場人物の気持ち」を考えたり。 学校で習う国語の授業ではそういうことばかりで、「書く」ことはほとんど教えてくれませんでした。 「もっと分かりやすい文章にすること」「もっと伝わる文章にすること」は、社会に出てからも学ぶ機会がありません。 ほとんどの方が生きてきた中で触れてきた文章をもとに、なんとなく書いているのではないでしょうか。 そんな学生時代に「書く」ことをなかなか学べなかった私たちが、今からでも「書く」を学べるのが大阪編集教室です。

          大阪編集教室とは ―― 「書く」を学ぶ『場所』としての教室