言葉で言い表し難い感情
昨日うまく寝付けなかった。
それもあり、今日の朝は不調。
電車も混むの嫌だなぁと思っていたが、案外大丈夫で安心。
そんなこんなの中、大阪駅で
ガッキーに出会い
「今日も頑張ろう」となる。単純すぎる。
阿呆である。
そして、星野源のオールナイトニッポンを聞きながら目的地へ。源さんが紡ぐ言葉はとても美しく、好きなラジオだ。
源さんの誕生日会前のライブの感想が
心に沁みすぎた。
コロナ禍で有観客ライブがなかなかできなかった状況から遂に実施できたライブ。
舞台上でなんとも言い表し難い感情になり、言葉でうまく伝えることができない幸福感などのプラスの感情に支配されたそうだ。
源さんが言っていた感情と近い感情を経験したことが3回あるなと思った。
今回はその時の感情を自分の言葉で紡いでみようと思う。
①大学2年生 西表島のまるまビーチ
大学2年生の夏休み、1ヶ月半ユースホステルに住み込みでアルバイトをした。60歳の元小学校校長先生、イギリス人とデンマーク人のカップルとともにオーナーのもとでスタッフとして働いた。この時のこともまたnoteに残しておきたい。間違いなく、価値観がすてきな方向に変わる経験だった。
西表島に到着した日、自転車を借りて島を散策。
港横のビーチへ。
独り占め。
この景色を見た瞬間は忘れない。
波の音が聞こえるはずなのに、一瞬ふっと何も聞こえなくなるような感覚。あっ、楽しいことが始まる。そんな予感がし、見事的中した。
形容し難い高揚感、胸の高鳴り、来てよかった!という安堵に近い感情
あまりにも美しい景色を見て、幸せになった。
②大学4年生 地中美術館、モネの睡蓮
卒業旅行で直島、豊島、犬島を2泊3日で1人旅。建築学生なら必ず行くと言えるほどの名建築スポット。
安藤忠雄設計の地中美術館には2日目の午前中に行った。モネの睡蓮はすごく好きな作品で、期待値も高まっていた。さまざまな感情がごちゃまぜになっている感じが好きだった。
実物
見た瞬間震えが止まらなくなった。言葉通り。
怖い。と反射的に感じたことをはっきりと覚えている。作品の裏の事情はほとんど知らない。しかし、モネ自身の苦悩に始まる負の感情が押し寄せてくるようなイメージだった。しかし、よく見るとプラスの感情もあったのではと今となっては思う。
ただ、この時も妙に高揚したのを覚えている。不思議と活力が湧いてくる、これも形容し難い感情が溢れ出した。
建築的なことで言えば、自然光による照明はカッコ良すぎた。ホワイトキューブでも見せ方をこれだけこだわることができる。建築ってすごい。安藤さんやっぱりすごい。とあらためて感じた。
③修士2年生 竹林開拓
卒論でお世話になったフリースクールと共同で竹林を開拓し、居場所をつくった。
大学生を地道に集め、工具、道具を揃え、スクールと学生を繋ぐのは自分のみ。正直苦悩もたくさんあった。どうやったらみんなが楽しくできるもんかと思案を重ねた。
単発でイベント的に開拓を重ね、雨も味方につけ流しそうめんパーティをして、スクールの子どもたちと学生の距離も縮まった最後の開拓日。
完成間近の一瞬。本当に言葉通り時が止まった。
子どもたちが自分の周りをきゃっきゃとくるくる回っている。
ツリーハウスではつくる学生と遊ぶ子どもが楽しそうにお話している。
ステージ周辺ではギターの音色と歌声が響き、人々が聞き入っている。
あれ?あれ?あれれれれれ????
360°どこ見ても「the幸せ」なのですが?
何か不思議な感情が溢れ出しそうになった。
鳥肌がぶわぁぁああとたち
報われた?ような
救われた?ような
この世のプラスの感情が全て押し寄せてきたかのような感覚になった。
この一瞬も一生忘れないと思う。
思えばどれも悩んでいた時に勝ち取った
自分の目に映したすてきなシーンだ。
こんな経験を出来ている自分は幸せものだな。
と寝不足に関わらず思った。
という記録。
でございまする。
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