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ニワトリ脱走対策をほぼ網羅した話【脱走に困っている希少な民たちへ】

全方位を柵で囲った後、
やっと平穏が訪れた…

と思ったら大間違い。

もう立派な雌鶏!コケコケ!

あらゆる隙間を見つけてコッコたちは果敢に脱走します。

体力をつけ、成長し、運動神経を磨いたコッコたちと我々の戦い(?)の記録と脱走対策をごらんください。

※ニワトリの脱走対策をほぼ網羅してると思いますが、「他にもこんな方法あるよ!」という方がいたら教えてください!


隙間を制す者は地上戦を制す

我が家にきてから約5か月くらいのコッコたち、
たま~にぴよぴよを懐古していますが
もうほぼ立派な雌鶏です。

ちょっとした小型犬くらいの大きさでしょうか。

とはいえ羽毛で本体の3割増しくらいのサイズになっているので、
ちょっとした隙間があれば普通にすり抜けてしまいます。

ある日、どうも柵の中に1羽いないと思ったら…

柵の外、薪棚の隙間にいました。
呉鳳明の策にはまりすりつぶされたコッコ(キングダムの読みすぎ)
  • 柵にしている網と網の隙間

  • 網と地面の隙間

  • 網と建物の隙間

  • 網と小屋の隙間

そんなあらゆる隙間を石で埋めたり、
竹ペグを打ったり、
補強したり、
登れるような障害物を置かないようにしたりして、
ちょっとずつ脱走しない環境を作ることに成功!

子どもが化石発掘遊びで山から持ってきた石をそのまま活用
竹の支柱を竹ペグで補強、網を固定

しかし、我々は地上戦を制したものの
空中戦を制してはいませんでした。

下がダメなら上へ飛べばいいじゃない

しばらく落ち着いていたかに見えた脱走劇。
しかし、1羽がやすやすと飛んで網を越えたじゃありませんか。

ニワトリの大ジャンプ、舐めちゃダメ。

網は150cmくらいの高さがあるにも関わらず、
11羽中3羽は大ジャンプで脱することを覚えた様子。

ニワトリの脳は約1,2cm、重さ3gといわれているので
覚えた、というより本能…?

そこで試行錯誤して一通り試した脱走対策6つがこちら。

①柵の高さを検討する

我が家の柵は網を使っています。
網は例の破天荒おじさんが譲ってくれたもので、
幅が1.5m。

なので、柵の高さは網の幅というわけです。

結構高いと思います。

しかし、1.5mは余裕で飛びます。

ただ、他の方のブログや記事を見ていると
1mの柵で大丈夫だったということもあるようなので
ニワトリの種類、環境によるところはありそうですね。

中には1.2mで飛んだ、1.5m以上は必要、なんなら天井付きで囲ったほうがいいという記事もありました。

②緑餌を柵の中にたくさん入れる

もしかして…
柵の外の雑草が食べたくて大ジャンプしているのでは?

という仮説のもと、
庭の雑草や野菜くずを多めにあげてみました。

りんごの皮トッピングだ!

喜んでたいらげた!
全く効果なし!

③鳥避けテープを設置する

田んぼや畑でたま~に見かける、
鳥避けのホログラムテープが効果あり!

とネットで見かけて、さっそくポチりました!

建物の柱と壁の間の隙間で、どうしても
脱走してしまう幅20cmほどの隙間に
突っ張り棒をしてテープをひらひらさせてみることに。

すると、「なんだなんだ?」と集まってくるコッコたち…

そして大ジャンプ!イエーイ!!

トゲトゲの鳥避けなんかもあったのですが、
引っかかってケガをしてしまうのが心配だったので不採用。

④脱走コッコだけを小屋の中に入れる

また別の記事でご紹介しますが、実は半分くらいは見分けがつきます。
その中でも

  • プリズナーピヨ子

  • ダッピー

  • パンピー

の3羽が脱走常習犯。

コッコ紹介記事、そのうち書きます

脱走したら小屋に入れて扉を閉めておくという対策。
2~3時間したら放して、
その後は脱走しない…

という日もあれば、じゃんじゃん脱走しまくる日もありました。

そして当時は小屋の中に給水器を設置していたので、
他のコッコが水分補給できないのがネックでやむなく中断…。

ちなみに調べた感じだと、
人が外にいる間だけニワトリを放して脱走したら柵に戻し、
家の中にいるときは小屋の中に入れる…
としている方もいるようです。

⑤チキントラクターに入れてみる

これは我が家でやっていないのですが、
チキントラクターが自作できれば有効だと思います。
(販売もしているようです)

Win-Winの関係

チキントラクターとは移動式のニワトリ小屋。
これなら天井まで囲っているので脱走しようがないですよね。

ただ、DIYしようと思うと時間と手間がかかるので
うちは断念しました…。

⑥いや~なゾーンにワイヤーを張る

これもやっていないのですが、
柵の高さを拡張するなんて無理よ!
という場合に、
柵のさらに上にワイヤーを張るという手段も。

電車の踏切って
人間が越えたくない、くぐりたくない、絶妙な高さにしてあるそう。

それと同じなのかはわかりませんが、
1.5mを飛んでしまうニワトリにとっていや~なゾーン
ワイヤーを張ると、
飛ばなくなる…という対策もあるようです。

安寧の地を求めて脱走していた説

さて、これまで試した対策はほぼ意味がなかったというわけです。

環境や種類に左右されるところがあると思うので、
我が家の場合は合わなくても
ほかの脱走コッコには有効かもしれないので
お試しくださいね!

しかしどうしたらいいんだろう~と途方に暮れ…

脱走しては入れ…
脱走しては戻し…

を繰り返していたある日、
どうもプリズナーピヨ子だけがめっちゃめちゃ脱走する。

家族で外食に出かける間だけ
危なくないように、かつ他のコッコが水分補給できるように
申し訳ないけどかごに入ってもらうことに。

すまんな…
お前大丈夫…?と集まってくるコッコたち

そして帰宅後、かごを上げると…

ッアーーーーーー!!!

1枚目のかご入り写真を見てください。
ニワトリ小屋DIY記事のときには産卵箱をご紹介しましたが、
実はこのときまだつけてなかったんです。

そうです。

プリズナーピヨ子は、
卵を産むため安寧の地を求めて脱走していたのです!!!

次回、卵が野菜や手作りパンやお菓子やお酒になった話

そんなわけで、
安心して卵を産むための場所を探し脱走していた
プリズナーピヨ子、略してプリちゃん。

産卵箱をつけたら
何も教えていないけどそこで産むように…!!

この写真は別のコッコ

さてさて、
いちばん体格のいいプリちゃんを筆頭に
次々卵を産むようになったコッコたち。

このころには脱走するのはダッピーだけとなりました。
(脱走するからダッピー)

そして我々は気づきます。

毎日7~10個量産される卵、
どうする…?

次回、卵があらゆるものに変身した話を書きます!


サポートいただけましたらコッコたちの餌代にあてさせていただきます!どうぞよろしくお願いします。