我々の《新宝島》Mステ演出完コピ動画が1万再生に到達しました。この作品が無事完成したのはひとえに撮影監督の緻密な撮影計画によるものです。

撮影監督は楽譜ベースで撮影手順、段取りを事前に計画して下さっていて、このプランが無ければ時間切れで詰んでいたはずです。

撮影は一度撮影した映像を演者背景のディスプレイに投影しそれをまた撮影する再撮スタイルで行いました。しかしながら撮影を繰り返すとどんどん画質が西新宿に流出していたビートルズのブートVHSみたいになっていき、最も画質が良いテイクを選んだとしても継ぎ目がわかってしまう。

僕は「アマチュアだししかたないか」と妥協するつもりだったのですが、ドラマーのKen2氏がAdobeを持っていて「はめ込み合成」をしてくださいました。この作業が超面倒くさいことは容易に想像できます。しかしそのおかげで完成度は桁違いに上がり、これなら本人、一郎さんたちに見せても良いのではという出来になったと自負しています。

さて、プレイヤーサイドが大変だったのは最後のライブシーンの当て振りです。演奏動画などで、自分のパートを当てふりで撮影したことは何度もあるのですが、バンド全体で行うのは初めて。これがめちゃくちゃやりづらい。

自分たちの演奏を聴きながら「演奏してるフリ」するのですが演者の生音はミュートして変な音になったドラムとマイクを通さないヴォーカリストの生声しか聴こえないのでまったくノレないわけです。それでもノリノリで弾いているように見せなきゃいけないので大変でした。

というわけでかなり頑張って作ったのでぜひご覧下さい。