おさかなディレクション

「おさかなディレクション」は、サカナクションの音楽を忠実に再現することに情熱を注ぐトリ…

おさかなディレクション

「おさかなディレクション」は、サカナクションの音楽を忠実に再現することに情熱を注ぐトリビュートバンド(完全コピーバンド)です。Noteでは活動の中での発見を文章にしていきます。コメントはお気軽にお寄せください。

最近の記事

僕たち私たちの「アダプト」

サカナクションのトリビュートバンド、おさかなディレクション初の配信ライブ The Reproduction of 【アダプト】が好評のうちに無事終わりました。 リアタイ視聴をしてくださった皆様、今もアーカイブをご視聴いただいてる皆様に心から感謝いたします。 我々の魚民歴はまだ浅く、アダプトオンラインがサカナクションを本格的に聴くきっかけでした。 アダプトを全曲通し演奏するという構想はおさかなディレクションを結成した一年前からありました。 いま振り返ればサカナクションが

    • 1万再生を達成しました。

      我々の《新宝島》Mステ演出完コピ動画が1万再生に到達しました。この作品が無事完成したのはひとえに撮影監督の緻密な撮影計画によるものです。 撮影監督は楽譜ベースで撮影手順、段取りを事前に計画して下さっていて、このプランが無ければ時間切れで詰んでいたはずです。 撮影は一度撮影した映像を演者背景のディスプレイに投影しそれをまた撮影する再撮スタイルで行いました。しかしながら撮影を繰り返すとどんどん画質が西新宿に流出していたビートルズのブートVHSみたいになっていき、最も画質が良い

      • 今更ながら山口一郎ゲリラサイン会をレポートします。

        去る2023 年4月23日、サカナクションの山口一郎氏が下北沢 土管広場で告知なしのゲリラでサイン会を行いました。本稿はそのレポートです。 本題に入る前に、なぜ今更一ヶ月も前のイベントの報告をするのかということについて説明させてください。ネタバレになりますが、本稿では「サイン会に駆けつけるも参加できなかった悔しさ」が述べられています。しかし、悔しがるよりも、長い療養を経て、ようやっと一郎さんが人前に出られるようになったことを喜ぼうと、このレポートを一旦お蔵入りにしたのです。

        • サカナクション《ドキュメント》の分析と解釈

          この記事はサカナクションの名曲《ドキュメント》を音楽的な分析を踏まえた解釈を試みたものです。 イントロ〜AメロイントロとAメロでは(譜例1)に示す2小節のギターアルペジオが繰り返し演奏されます。そのサウンドはとても不穏に響き「絶望」や「不安」を想起します。 この箇所が不穏に響く理由の一つとして、主和音(この場合Eのコード)が登場しないことがあります。2小節目のA→Am6というコードは本来ならEに進むべきなのですがEには進まずC#mに進んでしまいます。また、C#mに後続する

        僕たち私たちの「アダプト」

          サカナクション 山口一郎さんへの質問:「言葉のリズムは意味を越える」について

          サカナクションの山口一郎氏のプライベート配信で質問をできる機会があったので備忘録としてまとめておきます。前回は要約の形式でまとめましたが、今回はアーカイブから起しました。 質問内容は次の通り。 この質問に対する一郎さんの回答が次です。 ここで一郎さんが例として語っている《なんてったって春》の場合、語頭の「な」を執拗に繰り返すことで生じる心理的なアクセントが、反復されるリズムの気持ちよさを生み出しています。 このように譜例にすると、「な」の出現位置が音楽的な強点、すなわ

          サカナクション 山口一郎さんへの質問:「言葉のリズムは意味を越える」について

          サカナクション 山口一郎さんへの質問と回答をまとめました

          サカナクションの山口一郎さんのプライベート配信で質問をできる機会があったので、備忘録としてその質問と回答をまとめました。ただアーカイブが残っておらず、記憶も曖昧になってしまっている部分があることはご了承ください。 Q1《目が明く藍色》のクリックについて Q:《目が明く藍色》で一旦ブレイクする部分のクリックはどのようになっているのですか? A:一旦クリックが止まり、キッコッコッ「あーあー」ってやってる。 Q2クリックを使っているのに、ドラムの江島さんが時々カウントを出すの

          サカナクション 山口一郎さんへの質問と回答をまとめました

          サカナクションの《新宝島》をMステ演出で完コピしました。

          初めまして。僕たち私たち「おさかなディレクション」は、サカナクションのトリビュートバンドです。本家と同じく、ヴォーカリストを含む全メンバーがイヤモニを使ってクリックを聴きながら演奏する完全同期スタイルを採用しています。 まずは、自己紹介もかねて、おさかなディレクションのパフォーマンスをご覧ください。この動画は、サカナクションが2018年3月23日にミュージックステーションに出演し《新宝島》を演奏した時の演出を、おさかなディレクションメンバーによる宅録演奏とスタジオ撮影で再現

          サカナクションの《新宝島》をMステ演出で完コピしました。