ベトナム人同士の連携

大阪ベトナム友好協会が設立されたきっかけは、日本人とベトナム人が同じ目線で交流できる場が欲しいという自分たちの願いからでした。

従来からの一般的な日本の団体におけるベトナムの友好活動というのは、日本人の団体が数人のベトナム人をゲストとして呼んで、その交流の姿勢もどちらかというと年配の日本人が若いベトナム人実習生やベトナム人留学生に対して、教師が生徒に対して取るような感覚で、知らず知らずのうちに上下関係が出来た中での交流活動となっているため、同じ目線での協働という形には程遠いものです。

大阪ベトナム友好協会が心掛けているのは同じ目線での交流活動。

日本人とべトナム人が夫婦の団体であるので、お互いは家でも夫婦として対等であるわけなので、そもそも日本人とベトナム人に上下関係が生じることはありません。

そして、そのベトナム人同士の間でも、従来はある一部の利権を持ったグループや個人が主となりその他のベトナム人が従となる上下関係がある中でコミュニティの連携が上手く取れていなかったのが現状なのだと思います。

そして、大阪では関西で最も多いベトナム人在住者がいるのも関わらず、神戸や八尾のようなベトナム人組織は無いため、個々をコミュニティやグループをつなぐ役割を持つものがありません。

お互いがパートナーとなって活動していけるようにそれぞれのベトナム人コミュニティがもう少し連携を取っていけないのかというのが今後の課題だと思います。

航空会社のアライアンスグループでは、個々が独立してあるものの、時にはコードシェアのような形で提携したり、サービスや品質での協力関係にあったりしますし、お互いは対等なパートナーとなっています。まさに、そんな感じで個々のベトナム人コミュニティが目的のために、それぞれの垣根を越えて連携していけるアライアンスグループにような緩い結束が必要となってくるかも知れません。

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大阪べトナム友好協会は設立当初の理念を大事にして今後も、日本人とベトナム人が対等で同じ目線での交流をすすめていきたいと思います。


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