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スタートアップKEENの小さなコミュニティマーケティング活動

※本投稿は、コミュニティマーケティングAdvent Calendar 2023 の12月2日のエントリーです。

2023年、アフターコロナでコミュニティイベントがリアル回帰しました。 9月にはCMC Meetupでセッションを担当させていただき、コミュニティマネージャーとしての「鳥の目・虫の目・魚の目」について話す機会がありました。多くのコミュニティマネージャーの皆さんと情報交換できたことは大変貴重でした。

イベントレポートはこちら「CMC_Meetup Tokyo Vol. 27 コミュニティ『はじめの一歩』どうするの?」


一方で、弊社KEENに目を向けると、まだコミュニティ立ち上げの初期段階にあります。チームメンバーは10名強、メインプロダクトは来年上旬の正式版リリースを控えています。現在はマーケティングを専門で行う部門はありません。

しかし、プロダクトがβ版の段階で、「コミュニティの中から才能(スター)を発掘する」をテーマにしたmeetup活動をメンバー総動員で行ってきました。 KEENのコンセプトに共感し応援してくださる皆さまにお集まりいただく機会を作ることで、コミュニティマネージャー同士が、そしてこれからコミュニティ立ち上げに挑戦したい人々が接点を作り、スターを生み出すヒントを得ることを目指しています。

イベントにコミュニティのスターをお招きすることで、「この人のようなスターを生み出したい」と思われるロールモデル(企業・コミュマネ)と対面できる機会を作り、企業やコミュニティ、個人にとっての次なる成長機会を生み出します。

また、この活動を通じて、KEENに共感いただく方と出逢い、「コミュニティ内のスター発掘と言えばKEEN」と想起いただき選んでいただく機会を作ることも目標です。
弊社の小さなコミュニティマーケティング活動の一環です。
そして、コミュニティマーケティングの取り組みをKEEN全社員が行う仕組みを、チーム組成前から社内にインストールにしたいと考えています。

KEENはこれまで多くのコミュニティに育てられ、スタートアップとして成長しています。まだ、ユーザーコミュニティを立ち上げるほど多くのお客様がいる状態ではないものの、既にコミュニティマーケティング的な現象がお客様と共に生み出されています。
例えば、KEENのお客様が新たなお客様を連れてきてくださるケースがあります。「A社のようなコミュニティを作ることで、自社のXXな課題を解決したい」といったお問い合わせをしてくださるのです。
具体名を出しますと、ウイングアーク1st様のユーザーコミュニティ・nestの皆さまは、弊社の重要なスターです。

スタートアップの初期フェーズこそコミュニティ(お客様同士のつながりの場)を持つことで、お客様がKEENの価値を語ってくださり改善点を教えてくださる機会になり、必要とされる機能を理解することができます。
リソースを絞って検証を続けるスタートアップにとって、この営みは非常に価値のあることです。

最後に、KEENは全員で「本気でコミュマネ」を目指しています。これは難しい行動指針ですが、KEENのどの職種のメンバーも、お客様・そしてコミュニティマネージャーの行動を理解し、コミュマネ的な振る舞いを身につけることを理想に掲げています。そういったポテンシャルを持つメンバーを採用してきました。採用活動も、これまでのKEENが持つコミュニティの接点からすべてリファラルで行いました。

デジタルな行動データの中からスターな才能を発掘・分析し、お客様が何に価値を見出し、何を必要としているかを理解し、それをサポートするプロダクト・サービスを構築したいと考えています。


余談ですが、新年を迎えるにあたり、私は毎年「会いたい人100人をリストアップする」というルーティンを行っています。 リストアップした100人に会うことが目的ではなく、自分自身が来年をどんな1年にしたいのか/するべきかの構想を支えるワークのひとつです。 スプレッドシートに羅列していくだけの単純な作業ですが、1年を振り返ると、不思議と半数以上の方々にお会いする機会をいただけるのです。それも、結局お一人ずつアプローチするのではなく、出向くべきコミュニティの仮説を立てることに近いと考えます。コミュニティという場に働く力学によって、自然と成長へと導いてくれているように思います。


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