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2022.5.1|B2プレーオフ1回戦予想

プレーオフ進出チームと組み合わせが決まったので、予想を書くことにします。なお、完全に個人的な感想なので、外れても一切責任は負いません。当たったら自慢します。

FE名古屋 vs 越谷アルファーズ

○名古屋2−0越谷
奇しくも昨シーズンと同じ顔合わせになったが、レギュラーシーズンを無双した名古屋の優位は揺るがない。インサイドが強いチームを苦にするどころか、自在にポジションを入れ替えられる強みを活かし、むしろ重量級ビッグマンを擁するチームを得意としていた印象すらあった。レギュラーシーズンの対戦も名古屋が4連勝。越谷も意地を見せるだろうが、名古屋が危なげなく1回戦を突破するのではないか。

対する越谷の勝機は「プレーオフCB」ことクレイグ・ブラッキンズの奮起だろうか。それこそ昨季のプレーオフで見せたオフェンスの起点となるプレーがハマれば王者を慌てさせることができるかもしれない。しかし、本人だけでなくアイザック・バッツ、畠山&長谷川のガードも含めて、コンディションが昨季以上だとは感じられない。

熊本ヴォルターズ vs 西宮ストークス

○熊本2−0西宮
相変わらずムラっ気が抜けない熊本ではあるが、プレーオフのような大舞台では逆に燃えそうだ。レギュラーシーズンの直近の対戦では熊本が2連勝しており、チーム力の差はシーズン前半よりも開いている。ジョーダン・ハミルトン、LJ・ピークの2人に負けじと、佐々木・磯野・木田らの日本人若手選手が存在感をどんどん増しているのも頼もしい限りだ。あえて2連勝と予想したのは、ここをすんなり抜けられないようでは次の名古屋に勝つのは苦しいと思ったからだ。

西宮は成績こそそれなりだが、バスケットボールの内容は下降気味。選手のスキルレベルとキャラクターに対して、起用法や戦術が噛み合っていない。ベテランが多いだけにプレーオフには強そうだが、デクアン・ジョーンズの爆発力に頼るしかない戦い方では今季も昇格は望み薄。むしろ一から立て直した方がいいのではないか。

仙台89ers vs 福島ファイヤーボンズ

○仙台2−1福島●
強固でアグレッシブな守備を誇る仙台と爆発力と厚みのある攻撃が持ち味の福島。矛と盾の対決は1回戦随一の好カードだ。仙台には攻撃の迫力が足りず、福島は安定感に難があり、予想は極めて難しい。どちらに転んでもおかしくはないが、ホームの歓声が仙台の守備を後押しし、福島の攻撃を凌ぎ切ると予想する。

しかし、福島にもチャンスは十分にある。仙台相手に40分間を通じて自分たちのペースで戦うことは難しいが、そこで気持ちを切らさずしぶとくプレーしなければならない。レギュラーシーズンでは3勝3敗と実力伯仲の両者だけに、第1戦をとった方はかなり精神的に優位に立てるだろう。

香川ファイブアローズ vs 佐賀バルーナーズ

○香川2−0佐賀●
長年にわたってチームを支えてきた兒玉とウッドベリーを中心に、全員が持ち味を発揮する素晴らしいシーズンを過ごした香川。追い上げられても焦らず、終盤にきっちり突き放して勝つ横綱相撲の安定感がプレーオフでも発揮されるはずだ。

そんな西地区王者に挑むのは、今季のB2MVPはまず間違いないレイナルド・ガルシア率いる佐賀。タレントレベルやサイズでは他チームに劣ると言わざるを得ないものの、それをものともしない堂々とした戦いぶりは賞賛に値する。充実の香川を破るシーンを想像するのはなかなか難しいが、決して下を向く必要はない。

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