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オサメルコト。〜言われない厳しさ〜


今日の掲載内容は「言われない厳しさ」です。
見てくれている貴方、ポカンとしていると思います。
この意味を理解している人もいるでしょう。
そんな話をしていきたいと思います。

この言葉は大学生時代、前監督が退任し、新しく来た監督の初めのミーティングで仰っていた内容でもあります。
前監督の特徴は、気づいたら言う。怒る。怒鳴る。などザ昭和な監督でした。
そして選手の負けん気を最大に引き出し、プレーでその闘志を燃やさせるというイメージです。
正直私はこのやり方の方が合っていたのかなと思います。
また、これに萎縮していてはダメだと言う教えで
、現代社会では昭和スタイルがほとんどなくなっていて、パワハラなどの対策やそういった上司からの圧も薄れてきたように思えます。
そしてそのような風習が浸透してきているのはとてもいい事だと思います。
そして、新しく来た監督もそういう今風の考えをお持ちの方でした。
その初めのミーティングで、
「言われない厳しさを教えてあげます」
という風に仰っていました。
当時の私は言われないからある程度のことは許されるのではないか、優しいのではないか、野球が伸び伸びできるのではないかとすごくプラスのイメージでした。
現実は真逆で、今までの地位が1週間で奪われる事になりました。
何も言われずに2軍に落とされる
という事態が待っていました。そこから約1年半監督とコーチとはほとんど会話がなく本当にこの部に所属しているのかという気持ちにさえもなりました。
この時、初めはこの監督は何もわかっていないし、そうやって気に入らない選手は簡単に切り落とすんだろうと思って腐ってました。
しかし、段々と危機感を覚え、私自身に何が足りてないのか、何故落とされたのか、そういう事を考えるようになりました。
ある意味、これまでにはない経験で、今となればこの監督の教えも大事だったという事に気づきました。

この教えで、自問自答する能力や私自身を客観視する能力、相手の気持ちを考える事も上達したかのように思えます。
そのまま腐るだけ腐って、監督のせい(他責)
にしていては今の私はなかったと思います。

最近はよく、私自身どうすれば上手くいくのか、どういう見られ方をするのか、どう話しすれば伝わるのかなどなど、かなり考えるようになり、言われない事が当たり前の現代社会には必要不可欠な能力が身についたと思っています。

この世の中は、甘えようと思えばいくらでも甘えれる事は出来るし、愚痴や文句の一つを言ってもはっ倒されることも罰則や鉄拳を喰らう事もあまりないでしょう。
そんな世の中だからこそ、甘えに便乗せず、
自分がやるべき事は何か、人に言われないからと言ってそれに甘えてないかどうか、いま一度考え直すべきだと私自身は思います。
そして貴方の周りに怒ってくれる人や、気にかけて色々と言ってくれる方は本当に大事にした方がいいと思います。絶滅危惧種ですので。
人のことに興味がない人が多い中そういう人はあまりいないという事です。
そしてどれだけうざったくても、少し耳を傾けて、自分に合わないと思えば流せばいいだけです。

野生のボスライオンでも、動物園という甘い檻の中に入れば何も考えずに餌を貰えます。
今までは生き抜く為に必死に獲物を追いかけて死に物狂いで生活をしていても、そんな状況では、本能と知能が劣化し、自分で何かを考えるという事は少なくなるでしょう。
人間も同じで、甘えに逃げてしまっていては、
飛躍的成長には繋がらないと思っています。

自分に厳しくするという事は難しいことではありますが、少しずつ実践してみてください。
今の世の中で成果を上げるには必要不可欠の要素だと私は思います。
今日はそれを心に刻み、ここにオサメルコトとします。

ご清覧頂き感謝致します。

オサメルコト。

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