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インターネット拒否おじさんになる覚悟はあるか?――2023/10/25

インターネットは、難しいよな。

誰もが使えるインフラになったと言っても差し支えないとは思うけど、誰もが同じように使えるツールとは言えない。

  • インターネットは自分に関係ないモノとして拒否し続けている人

  • インターネット黎明期に、積極的に活用方法を探していた先人

  • インターネット成長期に、その発展とともに成長してきた人

  • 生まれたときから、成熟したインターネット環境がある人

みんなそれぞれ、インターネットとの付き合い方が違うだろうな。


自分に知識が無いモノは、
「自分にはわからないし、関係ないモノ」
「自分にはわからないけど、自分の理解を超越したすごいもの」
という意識になりがちだ。

「自分には関係ない」と一蹴している人は思い切りが良い。

スマホは電話機能だけしか使わない、
LINEもSNSも断固としてやりたくないおじさん
のような方々だ。

電話以外のコミュニケーション方法を一切 拒否する人は実際結構いる。
(麻雀やバイクなど、おじさんの趣味をやっているとそういう主義の人達が意外と身近にいてビビる)

そういう頑固さは、
その人のために何かをしてあげたい周りの人にとってはかなり迷惑だったりする。
でもそれは本人は関係ない。
電話以外のやり取りを前提条件とした交友関係や、サービスの全てを切り捨てて生きることを選択する「自由」はあるべきだ。

危険なのは、 「自分が理解できないくらいすごいモノ」と思い込んでしまうパターン。
人を騙そうと思っている人間にとって、これほど騙しやすい対象はいない。

大切なのは、インターネットの便利さを享受しつつ、
インターネットを見下す姿勢だ。


きっと今流行の「AI」関係は、
この「自分が理解できないくらいすごいモノ」と思い込む傾向に当てはまる人がすごく多い。気がする。

AIを利用した新しいツールは、既にかなり広がっている。
しかし、それ以上に、
「AIってなんでも自動でできる魔法のツールなんでしょ??」という誤解の方が拡散している。

おおむね、「すごさ」「話題性」「将来性」しか取り上げない一部のメディア・SNSの影響かな?

雑に言ってしまえば、
今流行っているAI(生成AI)なんてのは
「『過去の記録を調べて集計するのが得意』で、
そこから『傾向のようなもの』を提示できる子供」
のようなものだ。

すごいことをやっているのに違いは無いが、
傾向のようなものは、傾向のようなものに過ぎない。
AI自身は経験に基づかない「作業」をしてくれるだけなので、
お手伝いレベル100の子供に過ぎない。

「傾向のようなもの」に頼りすぎることは、時に危険な結果をもたらすこともある。

AIは過去のデータから学習し、予測を行う能力もあるが、それによって得られる結果は常に正確とは限らない。

我々ニンゲン様は、常にAIの結果を慎重に検証し、判断する必要がある。

「判断する必要」がある時点で、「なんでもAIにお任せ」にはならない。

結局、AIを活用した技術やサービスのすべては、
「AIを活用するのがとても上手な人間」に頼っているだけなので、
「その人間は、本当に頼っても大丈夫か?」ぐらいは、
サービスを使う側も判断する必要がある。


そのためには、
AI技術は
「面白いし、活用の幅もある。でも、魔法じゃない」
という実感だけでも、体験しておく必要がある。

実際に触ってみるのが一番いい。
少し触ってから「思ったよりも万能じゃないな~」という経験をしておくことを強くお勧めしたい。

そして、適度に便利さを享受しながら、
適度にAIを見下す姿勢を取るのがちょうどいいと思う。

そうでないと、やがて跳梁跋扈するであろう
「AIに関する知識格差」を使ったペテン師たちに、
簡単に騙される。


今から触るなら、bingがいいだろう。
完全日本語対応していて、料金も登録もいらない。対話も、文章作成も、情報収集も、画像生成もできる。
やり方は、あなたの得意なインターネットで調べると良い。


きっと、「AI黎明期」は、とっくに過ぎた。
すでにこの世は「高度AI成長期」になっている。

黎明期は、そもそも使用するために高額な料金が必要だったり、
海外のサービスへの登録が必要だったりした。
でも今は、なにも登録せずに、無料で使えるものが増えた。

この状況で、まだAI関連技術・サービスに一切触っていない人は、
将来的に、「インターネットを使うことを断固拒否するおじいさん」 とか、「Excelの使い方が最悪な人」とかと、全く同じ存在になるかもしれない。

Excelの式を破壊して上書き保存してしまう人達をSNSで揶揄しては盛り上がり、「自分はこのあるあるネタを楽しめる側だ」と安心している場合ではない。

今に自分が、「生成AIツールも使えない迷惑な人」あるあるとして消費される存在になってもおかしくない。

30年後、
生成AIを誰もが使いこなせることが当たり前になった世界に生まれ、育った世代に対して、
「俺様とコミュニケーションをとるときは、AI関係は一切使わないでくれ」
「なぜなら俺様にはAIが分からないからだ!ガハハ」
と言い続けるのか?

いや。そうなるまでに、もはや30年も時間はかからないかもしれない。

覚悟があるならいい。その自由はある。

でも、はたして、本当にその覚悟はあるかな?






※この記事はAIを使用して書いています




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