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散歩記録 洗足流れ

23区内橋マップの公開が完了し自分の中でひと段落が付いたので
これからは橋単体だけでなく川単位での散歩記録も記していきます。
川に架かる橋の写真を順に掲載していく記事の形式上、過去に投稿した写真が使われることもあります。


概要

今回紹介するのは東京都大田区の北西を流れる「洗足流れ

洗足流れは開渠部(流れが地上に見えてる部分)が約1㎞と少し
暗渠部(流れが地下に埋められた部分)も含めると2㎞弱の短めな水路

元々農業用水として利用されていた洗足流れですが、今は遊歩道が併設され
春には桜が咲き誇り閑静な住宅街に癒しと彩りをもたらしてくれる存在となっています。


洗足流れの橋

開渠部の始まりは東急池上線洗足池駅のすぐ南。

上流部は桜のプロムナードという遊歩道も併設されていて
洗足流れの中でも比較的眺めの良い場所です。

洗足流れ始端。 この時点では川と言うより側溝くらいの規模。

それでは、洗足流れに架かる橋を上流から順に掲載していきます。


池下橋


洗足流れの最上流に架かる橋。 
水路に対して道路の幅がかなり広いので縦横比がおかしなことになっているけど一応橋。
川幅は控えめながら、水音は心地よく景色も美しい。


千原橋


小原橋


小池橋

心なしか、他の名板と比べて文字が少し太い気がする


溜井橋


橋無し区間を挟みます

桜の花びらが川に浮かび綺麗。

この区間を抜けると道幅が狭くなります。



栄橋

ストリートビューを見るにかなり長い事ロープが巻き付けられているみたい。
道中猫を発見。
時期のせいか花はあまり咲いていませんでしたが、すごいいい感じにチョッパーがいました。
拘りを感じます。


蝉山橋

上流と比べて数は少ないですがここも桜が綺麗。

ボチボチ桜が咲いていたりするものの、上流のような散歩コース感は無くなり人の数もまばらになっています。


池雪橋

池雪橋から次の橋の途中にはちょっとした公園が。


上池上橋

川沿いには緑が生い茂っていて、日陰になった水面がどこか涼し気。
上とか下の漢字が2個以上使われると少し混乱する。


その後一つ名無しの木橋を通過


山下橋

洗足流れの開渠部最下流に架かる橋。 ここより先は暗渠化され最終的に呑川へと合流する。


開渠部と暗渠部の切り替え地点

更に下流部分へ進むと完全な遊歩道になっていて
住宅街の間を縫うように細い道が続く。

下流部や暗渠化部分まで来ると、観光や散歩目的よりも地元住民が近道のために通行する裏道のような使われ方になっていてとても生活感が強いです。


以上、洗足流れ上流~下流までの橋一覧でした。

おまけ

洗足流れの始点でもある「洗足池」の水源の一つ「清水窪湧水」を軽く紹介します。

場所は大田区の北端、目黒区との境である大田区北千束一丁目。
清水窪弁財天と言う神社の中にある湧水(ゆうすい)です。

東京の名湧水57選にも選ばれているこの湧水は現代も水が湧き続けていてとても貴重だそう。
(現地で自分が見た時は湧水を目視出来る状態ではありませんでした。)

また、池には小さい橋や祠も見られます。

清水窪の名の通り、面する道とは高低差があり
アクセスするための階段はかなり急。

神社に繋がるとは思えない光景。
神社側から。 階段の一部は木に侵食されていて通行しづらい。

丁度大田区と目黒区の区境に位置していたり、周囲の道との激しい高低差や
池に浮かぶ祠と生い茂る木々等、アクセスは悪くないのになぜか秘境と言う言葉が似合う佇まい。

洗足池近くまでの流路は暗渠化されているとはいえ、23区内で見ることが出来る川の源流はとても貴重なので一見の価値ありです。


まとめ

清水窪弁財天~洗足池~洗足流れ終端まで、全長4㎞弱の
軽い散歩に程よいルート
全体の半分ほどは暗渠化されているものの、現地を歩くと区画的に違和感があったり露骨にマンホールが多かったりと流路であったことを想起できる道が多く、川が見えていなくともその存在を認識できるのが面白いです。
一方開渠部分はいかにもな水路の様相を残しながらもしっかりと整備がなされていて高低差も無くとても歩きやすいです。
最寄りの東急大岡山駅・洗足池駅は駅前に商店街もあり、食べ歩きなんかも面白いかもしれません。
是非歩いてみてはいかがでしょうか。


おわり



東京23区内の橋一覧はこちらから。

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