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【作品紹介25】アヌビスヒヒ@安佐動物公園

フォトコンテスト選出作品25本目は、アヌビスヒヒです。

昨年のゴールデンウィークを利用して、熊本~山口~広島を巡る旅をしました。この連休は天気が悪く、初日から小雨が降ったり止んだり。快晴の日がありませんでしたが、それでも三日目までは何とか撮影をすることができました。

そして四日目の最終日は、広島県の安佐動物公園を訪問。
なんとこの日は朝から土砂降り。プロ野球が中止になる程の雨で、出発前から不安でいっぱいでした。

もちろん雨も想定していたので、雨具等は準備していましたが、こんなに激しい雨で、動物たちが出て来てくれるかどうか…。その点だけは行ってみないとわかりません。

ひとりぼっちのバスに揺られて開園前に到着。お客さんは誰もいませんでした。あれ、今日は閉園日?と間違えるほど誰も来る気配がありません。
その後やっと二人組の少年が来て、入園時は三人だけという寂しいものに。

そして入園。一番最初に目に入って来たのがアヌビスヒヒのヒヒ山です。濡れるのを嫌って雨宿りしていないかな?
急いでヒヒ山に向かうと…やはり雨宿りをしていました。

仕方がないので、とりあえず一周することに。サイさんは良かったのですが、全体的にやはり雨宿り状態の子多数。
思うような撮れ高も無く、再びヒヒ山に戻りました。

ここは室内通路があるので、室内からもヒヒの行動が見られます。
もう今日はここでヒヒさんと一緒に過ごそう。

傘を畳んでガラス越しにヒヒさんをひたすら観察。赤ちゃんも生まれていたので、見ているだけでも楽しかったです。

そんなゆるい時間が過ぎ、食事の時間になりました。飼育員さんがエサをヒヒ山にバラ撒き始めると、ヒヒたちの行動が一変。なんと争奪戦が始まったのです。

まるで雨など気にせず、ずぶ濡れになりながらエサを獲得しています。突然訪れたシャッターチャンス。私も慌てて外に出て、夢中でシャッターを切りました。

そしてその時撮れた一枚がこちらの作品です。

【2023年度】第38回 安佐動物公園 動物写真コンクール
入選
タイトル:雨ニモマケズ
EOS 5D markⅣ EF100-400mm F4.5-5.6L ISⅡ USM

時折見せる滴を振り払うヒヒの様が、雨に屈せず強く生きる決意のようで、心に響きました。

後日安佐動物公園で写真コンクールの募集を知り、こちらの作品を応募。
入選となりました。ありがとうございます。

近年フォトコンにあまり参加していないのですが、マイペースで撮影を続けて行ければと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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