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OW2 - エイムの仕方、考え方

お疲れ様です。
おさしみです。

みなさん、エイム、してますか?
してますね。
エイム力上がってますか?
上がってますね。
ならこの記事は読まなくていいです。

この記事は、
長年真面目に OW やってるけどエイムが一向に良くならない。
エイム練習やってるけど成果を感じない。
シーズン 9 になったけど俺の弾だけ大きくなっていない。

という方に向けた記事になっています。

趣味で色々な配信者の方の Twitch を見たり、友人のプレイを見たりしますが、エイム変じゃね?と度々思うのです。
勝手に見ときながら何様やねん、と思われてもしょうがないですが、直接言ってるわけじゃないので許してください。

というわけで、今回は OW における、あるいは FPS における自分のエイムについてつらつらと書いていきます。
エイムの重要性から考え方。
自分なりの成長過程をまとめたりまとめなかったりします。
それでは、いってみよー。


エイムの重要性

まずはエイムの重要性から考えていきましょう。
といっても、皆さんエイムの重要性なんてものは重々承知でしょう。
OWL や日本代表の試合、あるいは他の FPS のゲームにおいて、エイムですべてを解決するお化けたちを見たことがありますよね。
チーターがなぜ強いと言われているか、エイムが強いからですよね。

そう、エイムがあればすべて解決できるんです。
ウィドウメイカーで全部ヘッドショットを決められれれば終わりです。

以上が極端な例ですね。

上記の記事でも触れていますが、

エイム力というのは、敵味方に弾を当てる、ということ以外にも立ち回りでも美味しい効果をもたらしてくれるのですね。

https://note.com/osashime/n/n985f17ad6371#b4ad3ece-e2f6-4679-9b49-4a276690df98

とのこと。
エイムがいいと、見たい場所から視線をずらしても素早く正確に戻せるので、リロードやちょっとしたスキマ時間に周りをキョロキョロできるよ。ということ。
視野が広がり立ち回りも向上するというのが上記の記事の内容です。

つまりですよ。
エイムはあればあるだけいいということ。
全部ヘッドショットに当たれば最強じゃないですか。

最強にデメリットはないので最強は最強です。
ばかみたいな文章だな。

エイム練習との向き合い方

エイム練習、嫌いな方は一定数いると思います。

地味だし、
疲れるし、
上達の実感わかないし、
正しいのかどうかもわかんないし、

そうなんですよ。
エイム練習ってそうなんですよ。

でも上記の通り大事なんですよね。

サッカー、かっこいいしおもしろいですよね。
日本代表で豪快なシュートを決めるエースストライカー。漫画の中で自己中心的な絶対強者。憧れますね。
ただ、「自分もそうなりたい!」と感じても、その「裏側」の部分は基本的に死角にあるんですよね。

何万何十万を超えるシュート練習。
想像もつかないような距離の走り込み。
地味なボールタッチ反復。

野球だってそうです。
メジャーリーガーの華々しい活躍の裏には、基礎的なキャッチボールや素振り、遡れば壁に向かってひたすらボールを放ってた過去すらあるかもしれません。
ここらへんの感覚はスポーツ経験者の方はわかりますよね。

つまり何がいいたいか。
地味だけど避けては通れない道ということ。
そして、確実に力になるということ。

もしエイム練習を避けて FPS うまくなりたい、という方。
それは、甘いけど糖質 0 のコーラが飲みたい。太りたくないけどスイーツを腹いっぱい喰らいたい。それくらい無茶な思想です。
実際それを実現するなら、それなりの労力がいるわけです。
なら、大人しくエイム練習してたほうが楽な道かも、とすら思えます。

エイム練習をしましょう。
それが一番確実で簡単な道です。

エイムのプロセスを分解してみる

プロセス分解の例

さて、ここからは実際にどうやってエイム力を上げるか、そもそもエイムってなんぞや、という話をしていきますよ。
これを待ってたんや!という方、お待たせいたしました。

さて、まずは「エイム」のプロセスを分解していきましょう。
これを理解せずにエイム練習は語れないと自分は思っています。
試しに野球のバッティングで考えてみましょう。

  1. 構える

  2. ボールを視認する

  3. スイングする

  4. ボールがバットに当たったことを認識する

  5. 走る

これがざっくりとしたバッティングのプロセスです。

なかなか塁に出られないんだよなー、という人が自分のプレイから問題点を分析するとします。
そのときにバッティングをプロセスにわけることで、問題解決の方法をより詳細化します。
これでいうと、そもそもバットにボールが当たらないのならスイングの練習やボールの見極めの練習、つまり 2、3 の部分を鍛える練習を。
ボールがバットにあたっているのなら 4、5 を鍛えて、走り出しのタイミングを改善したり、シンプルに足を早くしたりできます。

これと同じようなことをエイムでもやっていきましょうということです。

エイムのプロセス分解

早速分解してみましょう。

  1. 敵を視認し、レティクルとの画面上距離を確認する

  2. 画面上の距離をマウスパッドの距離に換算する

  3. マウスを必要な距離移動させる

  4. 移動完了時にクリックする

以上が自分の考えるエイムのプロセスになります。

こう考えると複雑な工程ですよね。
この工程を、
「敵にレティクルが重なったらぽちってする」
って考えてるとエイムの成長はゆっくりになってしまいます。
先述の通り、問題点が明確にならないからです。

一つ一つのプロセスについて詳細説明に入ります。

1.敵を視認し、レティクルとの画面上距離を確認する

いきなり変なこと書いてますが、要は敵を「見る」ということ。
見えてない敵は狙えないですよね。そういうことです。
それ以上でも以下でもないです。
ただ、OW2 というゲームは敵が素早く縦横無尽に動く、もっといえば見えない敵すらいるわけですから、「見る」という工程は非常に重要になります。
ゲンジの風斬りやトレーサーのブリンク、どちらに移動したのか正確に目で捉えたいですね、ということです。

自分は、寝不足や疲れ目のときは目のリフレッシュレートが下がり、敵の動きを正確に目で追えていないことがあります。
このようなときはエイムがうまいかないなという自覚もつきまといますね。
逆に、敵がスローに見える!みたいな、いわゆるゾーンに入ったようなときには敵の輪郭が鮮明に見え、頭にバシバシ当たるような感覚があります。
てなわけなので、自分の中で「見る」という工程は非常に重要に感じております。

見えない頭は狙えないので、ヘッドショットの決めようもありませんしね。

2.画面上の距離をマウスパッドの距離に換算する

換算と言っていますが、体に叩き込まれた感覚を引き出すという感じ。
画面上で 180° 振り向きたいときに、どれくらいマウスを動かせばいいか、というのを把握していますか?

試しに目をつぶったまま画面上で 90° あるいは 180° 視点を動かしてみてください。
できましたか?どれくらい正確でしたか?
プラスマイナス 15° くらいなら上出来じゃないでしょうか。

当たり前ですが、マウスを動かす量と画面上で視点が動く量はいつも同じ比で対応しています。
そのため「この量画面上で動かしたい!」と思ったときには動かす必要のあるマウスの量は一意に定まるわけです。

その一意に定まるはずのマウスの量を自分の体から引き出しましょう、というプロセスです。

3.マウスを必要な距離移動させる

さぁ、マウスを動かす量が決まったら実際にマウスを動かしていきましょう。

ちゃんとマウス動かせますか?

次は目を開けたまま 180° 画面上で視点を動かしてみてください。
最初はゆっくり。必要な距離を把握しながら。
2, 3 度試したら次は素早くやってみましょう。
確かめた距離を正確に素早く動かすことができましたか?

必要な距離マウスを移動させるだけの至極簡単なプロセスですが、実は難しいプロセスになります。
最短距離を動かせていなかったり、必要距離を正確に動かせていなかったり。

必要な距離を正確かつ素早く、最短で移動させるというのがこのプロセスです。

4.移動完了時にクリックする

マウスを必要な量動かしたらクリックしましょう。弾が出ます。
そんなん知ってるわ、って思う人もいるでしょうが大事な工程です。

必要距離を移動したと認識してから如何に早くクリックできるか。
「よし、マウス移動完了、あとはクリックするだけ、ぽちー」
の間に動かない敵なんてめったにいません。
常に敵は動き回りますし、ゆっくりしていたらこちらがやられます。
1 秒でも早く、0.1 秒でも早く弾が出てくれたほうが、敵が移動する量は少なく、命中する可能性はあります。当然、被弾する時間も減ります。

人によっては、マウスの目的地点を通過させる過程でクリックするようなエイムタイプの人もいます。
そういった人にとっては、なおのこと重要なプロセスになるわけです。

あなたのエイム問題はどこから?

さて、プロセス分解が終わったところで、あなたのエイムについて考えていきましょう。

胸に手を当てなくていいので、練習場に飛び込んでいってエイムしてみましょう。

先の 4 つのプロセスのうち、何処ができていないと感じますか?

敵が正しく目で追えていない
画面上の距離に対してマウスの動かす距離のイメージがない
マウスが上手く動かない
クリックがはやくできない

さて、どれでしょう?

自分からすれば多くの人が
「画面上の距離に対してマウスの動かす距離のイメージがない」
という状態にあります。

かの有名な某エイムカスタムにこもる人をよく見ますが、上記の状態の人が潜って効果的なものだとは自分は思いません。
当然、あのエイムカスタムも非常に有用で、手を温めたりエイムの微調整をする、目のトレーニングには有用だとは思います。ただ、基礎的なエイム力がない人が使って効果を得られるようなものではないと思います。

なんというか、また野球で例えると、
カーブとかスライダーとかフォークとか変化球に対する準備をまともにせず、ストレートのタイミングとコースでバット振り続けてる、っていうイメージです。
それで偶然ストレートが来たときにバットに当たって喜んでるような状態。

わかった。
説教はもういいから改善方法を教えてくれ。
という声が聞こえてくるので次項から具体的な練習法に入ります。

プロセスごとの練習方法

ここからは、自分が実際にやっていた練習方法を紹介します。
2 ~ 3 年前ほどにエイムを本気で練習したいと思い色々調べたり、自分なりに試行錯誤したりして編み出した方法です。
エイムをプロセスにわけるのもその時期に自分の中に定着した考え方になります。

少なくとも、この練習で自分は OW2 グランドマスターの崖を掴めたので、ある程度の信憑性はあると思います。

敵を見る

実はここがなかなか難しく、成果を感じにくい工程になります。

目の力をシンプルに鍛えていくのが重要になるのと、目の使い方を覚えていくのも必要になります。

ビジョントレーニング
で検索して見てください。
これは、眼球運動によって眼球周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。
素早く眼球を動かすための筋力を得る、意図した場所に目の焦点を持っていく過程を習得するトレーニングになります。

実際にやってみるとわかりますが、かなり眼球に疲れと痛みを感じると思います。
寝る前の 10 分などにこつこつとやっていました。

これをやった結果、プラシーボも含むかもしれませんがトラッキング精度が向上したように感じています。

画面内で動き回る敵を常に目で追い続ける、画面の端から端へ移動した敵に瞬時に視線を移す、といった発生しうる目の動作を俊敏かつ正確に行えるようになると思います。

また、敵の頭の位置をじーっと見つめる意識を持ってください。
その周りの敵や情報を周辺視野でとらえ、狙いたい相手にくっきり焦点を合わせる習慣をつけてみてください。
自分がヒットスキャンキャラ等を使うときには上記のような目の使い方をしています。

マウスの距離を叩き込む

さて、一番重要ですよ。ここ。
重要ですがやることは単純。
反復反復反復。

長年生きていたら
マグカップのサイズ感とか。
ペットボトルのサイズ感とか。
キーボードのサイズ感とか。
なーんとなく体に染み付いていますよね。

それをマウスでもやりましょうというのがこのお話。

なんでマグカップのサイズ感がイメージつくの?
と問われたら、何度も何度も目にしたり、手で持ったりしているからですよね。そこまでやれば嫌でも無意識のうちに体に染み付くんです。

無意識で身につくなら、意識下ならもっと身につきますよね?ね?
これだけマウスを動かしたらこれくらい視点が動く。
これくらい視点を動かしたいときにはこれくらいマウスを動かす。
ひたすら意識しながら体に覚え込ませましょう。

このときに大事なのは間違ったデータを体に取り込まないこと。
つまり、ゆっくり丁寧に覚えさせること。

素早くかっこよくエイムしようとして、不正確な感覚を体に与えると変な覚え方をしてしまいます。
悪い癖がつくみたいな感覚です。

かっこいいからちょっと始めてみたペン回し。指ポキポキ。
おとなになっても癖が抜けずに困っています。助けてください。
エイムでも同じことが起こりますよ。

とにかくゆっくり丁寧に反復反復ゥ!!

マウスを動かす練習

さて、こちらも大事。
マウスさばき、どれくらい自信がありますか?
真上、真横、真下に正確にマウスを動かせますか?

ちょっと試してみましょう。

建物の線や輪郭をエイムで正確になぞってみましょう。
たとえば、練習場の建物の直線をスイーッと端から端まで。
色気を出してジグザクに動いてみてもいいでしょう。

建物の線を正確になぞる(黄色い線が例)

いかがですか?うまくいきましたか?
コースからズレたり、折返しや曲がり角でもたついたり。
すっごい遅くなったり、ペースにむらがあったり。

これらがあった人は要注意ですよ。

コツはよどみなく、途中で引っかかることなくなめらかに。
正確に。そして等速に。

次に、ちょっと遠いですが、ゲンジやファラでちゃちゃっと移動してやってみてください。
練習場でくるくるまわったり、動き回っているロボット君の頭にレティクルを合わせたままできるだけ追いかけ続けてください。マウスパッドの端から端くらいまでの距離で十分です。

横にぐいーっ
上下にぬるーっ

できましたか?

途中でスピードがズレたり、エイムが合わなくなったりした方、要注意ですよ。

さてさて、要注意宣告された方、ここからが重要ですよ。
上記のテストが上手くできない人は、マウスを正確にコントロールできていません。
自分の頭の中と手の動きの間に乖離が存在します。つまりイメージ通りの動きができていないということ。
(自分の走っている動画撮ると、変な姿勢で走ってる、とかあるよね)
自分のイメージしている動きと、実際の動きをリンクできていないという課題があり、それがエイムの成長の阻害になっている可能性があります。

10 cm うごかしたい!と思ったときに 12 cm 動かしてしまったり。
マウスを等速に動かせないため、敵の動きに合わせられなかったり。
マウスが最短距離を通っていなくて射撃のリズムが悪くなったり。
マウス捌きの良し悪しで生まれる問題というのは思ったよりたくさんあります。

じゃあ、早速解決策が知りたいですよね。任せてください。
上記の課題を解消するには、先の建物なぞりをたくさんやってください。
いつでもできます、スカーミッシュでも練習場でも、出撃までの 30 秒間でもちゃちゃっとできます。
割といい練習になると思います。
実際、これは理にかなっていると自分で思っていて、プロセス分解の話をすると、「敵を見る」という過程はコースが明示されているため容易になっている。距離の感覚も点ではなく線でコースが示されるため気にしなくていいです。
他のプロセスを簡略化した上で、マウス操作の練習に専念できるというのがメリットです。
3D イライラ棒だと思ってやり込みましょう。

同様に、練習場で動くロボット相手にエイムを合わせ続けるのも効果的です。弾は撃たなくていいです。ロボットが復活する時間が無駄なので。
等速にマウスを動かすシチュエーションというのは思った以上に多くあります。
敵が単調な動きをしているときほど等速運動になりがちです。
正確なトラックエイムができる人はマウス操作のスピードコントロールにも秀でています。

動かしながら、自分の腕がどのように動いているかを意識するのも非常に重要になります。
上手くいかないとき、例えば手首の可動域が限界である、腕と机の接地面が汗でひっかかっている、など色々な要因があります。

自分はエイムしながら肘の不安定感と、腕と机の接地面の摩擦が気になりました。
そのため、マウスパッドを前に出して肘を机の上に置くように姿勢を変更。マウスパッドをガラス製にしてアームスリーブをつけて摩擦を低減。と対策をしました。
また、エイム中の上腕の強張りを感じたため椅子を上げてできるだけリラックスした状態でエイムできるようにしました。

マウスを思い通り動かすための環境整備。姿勢改善も大事ですね。

同時に、マウスを右に動かすときに親指で押しているのか、人差し指ずらしているのか、など力の入れ方や動かし方のメカニズムなどもできるだけ意識するようにしました。
それによって指の使い方や配置、力の入れ方の研究、それにあったデバイス選びなども行いました。

マウスを正確に動かす意識。簡単に言っても奥が深いですね。突き詰めて大事にしてみてください。

クリックタイミング

なかなか練習が難しいのがこの過程。
実践的に磨く部分だとも思っていますし、他のプロセスの成熟にともないおまけで付いてくる部分だとも思っています。
マッチ以外で練習するのであれば、戦術の某エイム練習カスタムを使うことでしょうか。

また、練習場のロボットの頭から頭を正確に狙うフリックエイムの練習をすることも有効だと思います。
ソルジャーでロボット君の頭を交互に狙いましょう。
右から左へ合わせたら一発ぽちっ。
左から右へあわせたら一発ぽちっ。
その繰り返しです。
先の話でも言いましたが、正確性は非常に重要になります。
一つ一つの動作を速くしようとするあまりに雑になってはいけません。
速さを求めるのであれば、まずは動作自体の速さよりもプロセス間のつなぎを素早くするという意識でやってみてください。

ぺしぺし

最近実装された的をつかってみるのもいいですね。
コツはできるだけ色々な距離を動かすこと。
そして、流れでやらないこと。
次に狙う的をしっかりと決めてからマウスを動かし始めてください。
近場の狙いやすい的をぺしぺしダラダラやってもあまり効果はありません。

きびきび

総合

これらすべての問題をなんとなーく潰してきたら総合的に練習していきましょう。

もちろん、実践に飛び込んでいってもいいですよ。

自分は外部ゲームの kovaak を使って小さい的を正確にゆっくり狙う練習を延々とやってました。
記録が残るので自分の成長を視覚的に感じられてモチベにも繋がりますね。

起動するのが面倒

もし、OW2 内で完結したいのであれば、某エイム練習カスタムを使ってみたり、適当なものでよければ自分の作ったカスタムを使ってみてください。

YQB69

AIM LAB や kovaak を意識して作った自分用のカスタムです。
大昔に作り初めて飽きたものなので不出来ですが、よかったらつかってやってください。バグ報告貰えれば気が向いたときに治すかもしれません。
本当に気が向いたらタイムアタックとか精度表示とかしたいですね。

よかったらどうぞ。
これの宣伝目的に書いた記事みたいになってなんか嫌ですね。

いろんなエイム

さて、練習方法まとめてきましたがどうでしたか?
なんか希望が見えたり、腑に落ちる所があったりすれば幸いです。

ここからは、エイムに関するちょっとした知識についてまとめて終わりたいと思います。
文字数かさんできちゃったので。

ヘッドライン

よく言われますよね。
敵の頭のある位置にエイムをおいておけ。という意味なんですが。
どういうことでしょう?

図をご覧ください

ヘッドライン意識おじさん

右の壁から同じだけ左入力をして飛び出しました。
ヘッドラインに合っている状態だと、マウスの移動はほぼほぼ横方向のみになり、距離も短くなります。
噛み合えば飛び出した段階でエイムがあっている可能性もあります。

色塗りおじさん

今度はヘッドラインにあっていない例。
同じだけ右壁から飛び出しましたが、黄色の線が先に比べて長いですよね。
さらに、上下方向にもマウス操作の必要あり。

身をもってご存知だと思いますが、マウス移動の長いエイムほど難しいですよね。さらに横方向よりも縦方向のエイムのほうが不慣れで難しく感じますよね。
難しい事象をダブルで引き起こしてしまっているのが上図の状況。
困りましたね。
某色塗りゲームじゃないので地面を撃つ必要はありません。
じゃあ地面にエイムを合わせる必要はないですよね。

例を見ていただいて分かる通り、レティクルを敵の存在しうる場所に合わせておくだけで、エイムの難易度は格段に下がります。

プリエイム

ヘッドラインと並び VALORANT でよく聞くのがこれ。
敵のいそうなところを予想し、そこにエイムが合うように壁から飛び出すことです。
マウス操作をせずに移動キーだけでエイムが合うように調整することもあります。

先のヘッドラインの話と多くは通ずるものがあり、壁から飛び出したときのエイムを簡単にするために行います。

正確なプリエイムのためには正確な地形把握が必要です。
何処に敵がいがちか。
何処にどういう段差があるか。
という知識が必要になるため、難易度は高いです。

ですが、スナイパー戦や近距離の遭遇戦などで非常に有用に働くスキルになります。

トラックエイム

トラックエイム!どないやねん!プロセスとちゃうやろがい!
怒らないでください。

トラックエイム、トラッキングエイムというのは、敵を追跡しなぞるようにするエイムのことです。トラッキングに追跡、の意味がありますね。
ソルジャーやトレーサーなどが代表例です。

トラックエイムはこれまでのエイムの説明と異なるようで大筋は同じです。
先のプロセスを高速で繰り返し行っているだけです。
特に重要になるのは敵を見ることと、マウスを正確に動かすことになります。
敵の動きの予測や読み合いも入ってくるため非常に難易度は高いです。
しかし、連射系ヒーローのダメージに直結する部分ですので、練習の価値は非常に高いと言えます。

動きながらエイムするやつ

これまでは自分が止まっている前提で話をしてきましたが、当然そんなシーンはマッチ内でほんの一握りの時間しかありません。

基本的に動き回って飛び回ってをしながら、なんとかエイムをしていくことになります。
これも反復練習が必要な要素になります。

実はプロセス的には何ら変わりはなく、敵の動きを見る過程でより注意力が必要になるというだけです。
敵の動きに自分の動きが追加されるため、レティクルとターゲットとの距離が大きくなりがち、という捉え方ができます。
同時に、クリックのタイミングもシビアになり、お互いの動きの噛み合い次第でタイミングが遅れたり早くなったりします。
とはいえ、やることは変わらない、と考えれば何だか安心ですね。やったぁ。

敵の動きと同じ方向に動く「ミラーリング」という技術を使えばむしろエイム自体は簡単にできたり。(ミラーリングがむずいんですが)
射撃タイミングと移動のタイミングを連動させて動作を簡略化したり。
と試行錯誤の余地があり、差が出やすい部分ではあるのかもしれません。
動きながら撃つ、ってばらばらなことやってるだけで凄くて偉くて強いんですよ。

おわりに

さて、駆け足で自分なりのエイム論について語ってきましたがいかがでしたでしょうか?
誰かの胸に突き刺さり革命が起こっていれば幸いです。
まだまだ書き残したことがあるような気がして、いい足りない自分を抑え込みながら締めようとしています。

あくまで自分が這い上がってきたエイム論なので、あまり鵜呑みにせず、咀嚼できる部分だけ都合よく美味しく召し上がっていただければと思います。

特に、マウスを動かす際の自分の体の動きの研究なんかは自分の中でかなり革命的だった部分で、これを意識し始めてからメキメキとエイム力がついたような印象があります(当社比)
体の扱い方、みたいなトピックで 3000 字くらいの記事にしても良かったのですが、せっかくなのでみなさんが興味ありそうな「エイム」でまとめさせていただきました。

結果として初の 10,000 文字超えの記事となってしまいました。
このような駄文に、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

皆様の OW2 がよりたのしくなりますように。

おつかれさまでした。
ではでは。

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