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【完飲🍜】23年1月読んだ本みたアニメ・映画の感想まとめたよ

2023年1月に読み終わった本、見終わったアニメ、映画の短い感想をまとめました。

少女架刑 吉村昭自選初期短篇集I (中公文庫)

死体への執着 白痴のうまれる瞬間
この時点で吉村昭作品は『熊撃ち』のみ読了
この短編集で吉村昭の創作物(初期からかなり実体験に拠るものだと後で知るが)に惚れるも、著名な作品らとは随分と雰囲気が異なるらしい。
「星と葬礼」好きです。鼓膜が破れるように自我がはじける。

透明標本 吉村昭自選初期短編集Ⅱ(中公文庫)

Ⅰ同様に“死”のことばかり言ってる。
死が差し迫っており、自分が死んでた場合の世界線にいける気がする。

岬の兄妹

不快でかなしい。ほんとのところどうなのよ。あーあ。あたしが兄だったら妹のことおんなじようにしちゃったかもなあ、たぶん本当にどうしようもない時はどうしようもないかと思うので。

龍の歯医者

舞城王太郎好きなんで見なきゃと思ってたやつ。林原めぐみの声でなんか笑っちゃった。

母という病

秒で読み終えてしまい記憶にない。

赤い人

タイトルから蝦夷にやってきたロシア人の話かと思ったけど、囚人の話でした。赤い囚人服。ゴールデンカムイの囚人たちが実在したことがわかった。
去年夏頃からゴールデンカムイにハマっており、書店で偶然見かけた『熊撃ち』で出会った吉村昭を調べ、こいつらだいたいおんなじ話してたんだということを知ってびっくりした。野田サトル、吉村昭、北海道。吉村のオキニ囚人は脱獄王なのでそれメインで別に小説書いてる。今後読む。

ToHeart Remember my memories

じわじわ時間をかけて見て気づいたら終わってしまっていた。委員長?が好きです。

ハッピー・デス・デイ(吹替版)

ワロタ。楽しすぎる。楽しすぎました。

玩具修理者

やっぱ小林泰三そこまで好きじゃねえんだよな〜と思った。亡くなってたんだ。知らなかった。この手の話を楽しみきれないのは惜しいのかな、あたし。

あの人と短歌

図書館で穂村弘の本を何冊か予約してるんだけどずっと順番まわってこず諦めて、競争率が低いこれを選びました。吉澤嘉代子と雪舟えまが好きなので、読みました。詩歌句は文だけど絵とか音楽のようなもので、言葉で評価するのはすごく難しそう。したいと思う。

帰艦セズ

初期短編集に比べ重く厚く硬い。綿密な取材、綿密な取材、でもこのひとは記者じゃない。史実へのこだわり、記録する眼差し、このひとの書くものが好き。かっこいい。

羆嵐

吉村昭で最も読まれている本だろ。派手な惨劇でほんまに現実なのかよと笑いそうになる。が、そのままの形であたしは固まる。あまりの筆力に、思い返すと家へ帰るまでの短い暗闇さえおそろしくなり、すがるつもりでスマホのロック画面を見てしまう。羆はデカすぎる。でもなんか読んでから時間が経つと、やっぱ勝てる気がしちゃう。

ハートキャッチプリキュア!

去年からちょこちょこ見ていた。キュアムーンライトが好き。全プリキュア展のチケットをとったので少し急ぎ足で見終えた。

🍜総括

吉村昭になじむ1月。今年は始まったばかりなので冬休み気分でサクサク読んでヨシ!と、何も考えず本を読みアニメを見ていたら人生が終わっていた。人生が終わっても、次回は2月。

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