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利益ではなくワクワク感から物事を始める

僕が代表をしているれんげ舎というNPOは、この夏で設立27周年を迎えました。ずっと独立独歩で活動してきて、「取引先」は多くても「コラボ先」はほとんどありませんでした。

でも、コロナ禍のあたりから、この先の時代に本当にやりたいことをやっていくためには、「自分たちの力だけで取り組むのではなく、もっと色々な人たちに助けてもらいながら、良いコラボしながらやっていく必要があるという思いを持つようになりました。

1+1はいくつになるの?

ずっと独立独歩でやってきた僕にとって、コラボって難しいのです。自治体が「協働」という名の元で、NPOとの協働事業を行っています。対等なパートナーシップが謳われているので、位置付け上は「コラボ」だといって差し支えないと思うのです。

でも、コラボって1+1が2以上にならないと、意味がないですよね…?

自治体とNPOの協働の多くは、自治体100%の予算を支出しており、いくら「対等です」といっていてもNPOが下請けに甘んじるケースがまだまだ多いのです。

そんな乏しいコラボ経験しかない自分たちですが、それでも「自分たちにはない異質なエネルギーを持つ個人や組織とのコラボ」に踏み出したいと試行錯誤を重ねました。

最初から利益を求めない

試行錯誤の詳細な中身についてはまた改めて書くとして、「これが大事なのかも!」とまさにいまつかみかけている(そういう意味ではやや不確かな)ある態度について書いてみたいと思います。

それは、最初から「利益」を求めないこと。コラボの初期段階(模索段階)で、「ちゃんと売上を立てよう」と考えると、どうしても過去の自分たちのやり方に頼ることになります。これではコラボの意味がありません。

それでは、利益ではなく何を大事にするのかというと、「ワクワク感」です。そこにあるワクワク感を大事に、それがしっかり感じられる場をいっしょにつくることから始めると、次第に「その先」が見えてきます。

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