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シングルマザーが考えるシェアライフ

少し前にはなりますが、以前こちらに参加しました。

シニア世代の働き方をテクノロジーと掛け合わせて、これから未来がどうなっていくかのトークイベントでしたが、シニア世代問題に興味の有り無し関わらず、とても興味深い内容でした。

その中でも登壇者のひとり、シェアリングエコノミー伝道師の石山アンジュさんのご活動は今私の興味のあることそのもの。色々な事例のお話に目から鱗でした。

今回のトークイベントを受けて、私自身の個人的な立場を原点にシェアライフを考えてみました。

Nサロンでは、私は3児のシングルマザーと堂々と公言しています。当初は内心どう思われるかと思い、公言することも悩みましたが、今は公言して良かったと思っています。何故なら私が率先して自分の立場をさらっと言うことで、お互い探りながらの状況を飛ばして、本質的な話題にスッと入ることができるからです。

私はシングルマザーという世間一般でみられている概念を変えていきたいと思っています。私は子育てにおいて、以下の2つはしっかり抑えて後悔のないようにしたいと考えています。①金銭面で不自由な思いをさせないこと②多くの経験や人との出会いをさせること。

①に関しては、Nサロンに入る前までは終電間際までがむしゃらに働いていました。もちろん子どもたちの夜のお世話は両親に頼って。とにかく離婚してから2年間は仕事に集中し、会社から信用を得ること、そしてスキルを磨いて稼ぐことを中心に考えて行動してました。

②に関しては今回の本題です。今、私は三世代同居で実家で子育てしてますが、三世代で暮らしてから、子どもたちにとっては会話をする大人、そして会話のバラエティがぐっと増えました。それは私の両親と昔からのお付き合いのあるご近所さんたちです。核家族状態だとメインは子どもの母親で、父親は帰宅後少しだったり、土日になりますよね。
それが祖父母やその周りの人が加わることで色々な人の知恵や考え方の違いを生で得られています。また、うちではほぼ毎日私の母(子どもからしたらおばあちゃん)が子どもたちが寝る前に童話や創作話をしてくれるので、子どもたちは嬉しそうに布団に入ります(母のお話は日本昔話の語り手のような感じで割とリアルなんです)。私には本を読んであげることは出来ても、母の表現力には敵いません。

トークイベントではすごくざっくり言えばシェアライフやテクノロジーの導入がうまく進めば未来は明るいということを知りました。
トークイベントで頂いた石山アンジュさんの本「シェアライフ」も拝読したところ、シェアすることによって今問題になっているあらゆる社会問題(孤独死や引きこもり、虐待などがイメージしやすいです)が解決しうることが書かれてあり、私は強く共感しました。そこには私が思い描いた未来が見えたような気がしています。
家族を越えた家族を作ること、緩く広くつながりを持つことは一定の人に限らず、全ての人にとってプラスの意味合いがあると思います。
私の密かな夢は子どもたちと暮らしながら色々な大人が行き交う拠点をつくることです。学校からワクワクして帰ってきて、近くの大人が色々な活動しているのを間近で見ることのできる、そんな拠点を作りたいと思っています。

人との繋がりが安心を生む、これからはまさにそういう社会になっていくんだろうなと思います。またそういう社会になって欲しいと強く願ってます。
シングルマザーならではの懸念として、一家の大黒柱である私が急死したり、怪我や病気で今まで通り働けなくなったら子どもたちはどうなるんだろう、、ということです。実家の両親だって高齢かつ持病があり、子どもたちが成人するまでは生きられないとも言われています。
だからこそ、今私は人との繋がりを強く求めていると確信しました。
人と人との繋がり、信頼関係というものは、極端なことをいえば、お金がたとえ紙くずになったとしても消えない一番大切なものなのではないでしょうか?

また、忘れてはならないのが、人との出会いが私はとても楽しいことだと思うようになりました。心のどこかで私のことなんか分かってもらえない、と心を閉ざすことはとてももったいないことです。昔は私自身少数特定の人としか付き合わないタイプでしたが、今の私の気持ちは基本的にフラットな状態であるので、割と色々な人と話せるようになりました。
感情や好き嫌いで人や情報を選別せずにフラットでいることで、全く自分には関係ないと思える話題でも素直に受け入れられるし、意外なところで繋がったりと予想外なことが起きることがあります。それが意外なきっかけになって人生を変える仕事や出会いにもなると思うとワクワクしますよね。

シェアの時代に移行するには、技術や数字だけでは解決できない人間特有の心理的な問題が多く占められると思うので、そこは試行錯誤しながら少しずつでも前に進めたらいいなと思います。人と人との化学反応が色んなところで起こりやすくなる社会になっていくんだと思って私も地道に周りの人とシェアライフ的な考えをシェアしていきたいなと思います。

日々の流れる辛いニュースを見るたびに、人と繋がり、持ちつ持たれつすることにもっと抵抗感のない社会になればと心から願う日々です。

#COMEMO #シェアライフ #Nサロン #石山アンジュ


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