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助詞「の」は格助詞?

ご質問

助詞の「の」について教えてください。

国語文法では、「の」は格助詞に分類されたと思います。
連体修飾語を示す「の」(例)父の犬 のようなかんじです。


先生の講義資料「7.1文法体系(1)- 格助詞論」では、 格助詞に「の」が入っていません。


初級で割とはじめの方に習う"名詞と名詞を結ぶ助詞「の」" は格助詞ではないのですか。

(例1)これは田中さんのかばんです。(所有)

また、準体助詞「の」の説明も講義資料に出ています。
(例2)そのかばん、僕のです。

こちらは名詞の代りとして働く「の」とのこと。
納得ですが、「僕のかばんです。」となった時の 「の」は準体助詞ではなく、所有の「の」ですよね。
つまり何助詞になるのでしょうか。


日本語文法では分類のされ方が違うのだろうと推測します。
よろしくお願いします。


ご返事

助詞「の」を格助詞と考えるか否かは学者によって違います。

そもそも格助詞とは、

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