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『ここまでやってみよう』/バチコン小林

昨日4月1日(土)、令和5年度がスタートしました。

そんな日に、大島高校バレー部の子が、進学のため離島しました。
その子に、送った手紙の一文です。
(このバレーボールのプロジェクトを通して)何が正しくて、正しくないかなんて分からなくなった時もあったけど、どんな道を選ぶのかを決めるのは、結局最後は自分自身なんだって。
高校生にそんなことを、教えてもらいました。
少なからず、高校生の姿を近くで見られてこばやしは頑張ろうと思えたし、今年度もバレーボールの取り組みを続けていこうと思えました。

昨年度は、大きなイベント「大島まるごとDays」と「福生モニターツアー」を、宝島の取り組みで実施させていただきました。力を貸してくださった方、参加してくださった方、ありがとうございました。
そのイベントの前後に、生徒・保護者・指導者の方と、自分の時間が許す限り、できるだけ直接話をしてきました。
そこで、大島のバレーボールへの思いを感じる場面がありました。
「子どもたちに、バレーボールの楽しさを感じほしい」
「人数が少ない島という場所だけど、チームとして試合に出たい」
「また大島に来てバレーボールがしたい」
「『バレーボールの大島』って言われるぐらいになってほしい」
「他の学校でも、応援し合っているのが、この島の歴史・伝統だと思う」
そこで、自分がフツフツと思い始めてきたことは、「この方たち(島内・島外)の思いを、どうにか形にできるよう、参画できるような環境にしていきたい」でした。

金子先生からいただいたこの宝島のお話は、最初の自分には、正直「大島高校を応援する」ぐらいのものでした。でも、たった1年活動しただけかもしれないけど、その思いはちがうものになりました。
「バレーボールを何のためにやるの?」
「そもそも部活動って?」
「島という環境でスポーツをしていくということとは?」
なんて「?」が、頭の中をグルグルしています。
「有名な方を呼んで、大きな大会を開催できたら良いんじゃないか」と、どこか安易に考えている自分がいて、すぐに結果を出そうと思っていた部分にも気付きました。



でも、動きがあった1年になったことは間違いないかなと思っています。
部員が3人しかいなかったバレー部も、3年生が出場できる高校生最後の公式大会に、6人で出場することができました。オンラインで、その試合の様子を見て感動し、「どこまでやれるかな」ではなく、「ここまでやってみよう」と教えてもらった気がします。

最後に、一緒にこのプロジェクトをつくっていってくださる方に助けていただきました。だから、「ここまでやってみよう」を大事に、またスタートしていきたいと思っています。

バチコン小林


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