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「女性のキャリア空白を埋めるライターによるキャリア形成セミナー」に参加して

先日「女性のキャリア空白を埋めるライターによるキャリア形成セミナー」に参加しました。
4人の女性ライターさんから、熱いお話を聞けました。また終了後はオンラインでつながりのあるライターさんとおしゃべりできて、充実した楽しい1日を過ごしてきましたよ!
今回はセミナーの様子や感想を、紹介していきます。

セミナーの概要

日時:2023年5月21日(日)10:00〜12:00
場所 :名古屋市中区/森の会議室

今回登壇されたのは、第一線で活躍されている女性ライターの方々。
私は楽しみで楽しみで、セミナー当日は平日よりも早く目が覚めてしまいました(子どもか)。
ここからは、伺ったお話をお一人ずつ紹介していきます。

最初は勝目麻希さん。
勝目さんは、名古屋在住のライターです。未経験からライターになる方法についてお話くださいました。
最初はクラウドソーシングで0.3円の文字単価の案件から始められたのだとか。私も最初は0.4円だったので、親近感を覚えました(勝手にすみません)。

・実績を0から1にするのは大変なことだが、大切なこと。
・クラウドソーシングで0.3円の案件を受ける→その実績をもとにクラウドソーシングで1.0円の別案件を受ける→さらにその実績をもとにクラウドソーシングで3.0円の案件を受ける。
・実績づくりのために資格の取得や、メディアへ直接応募などをしてきた。また編集プロダクションへの参加、ライター仲間を作ることにも力を入れてきた。
・ライター未経験の人はまず需要がありそうなテーマでサンプル記事を書くとよい。次にメディアへ直接営業をする。その際に熱意を込めて応募することが大切。

2番目は神谷加奈子さん。
取材×専門分野で実績を積む方法というお話でした。
元々、新聞記者をされていた神谷さん。退職後は、高校教師として
、またライターとして二足のわらじを履きながら活躍されています。

・取材×専門分野は強い。
・強みを特化することは大事だが、絞り込みすぎるとニッチになりすぎてしまうこともあるので注意。
・仕事や趣味から強みを作るのがgood。困ったことや現場で足りていないことを、言葉を使ってよりよくしていく。
・魅せるものは企画書。売るものはコンテンツ。
・文字を売るのではなく、企画を提案することが大切。

3番目は光田さやかさん。
聞く力と書く力を養い、活かす方法についてのお話でした。
光田さんはご自身のメディア「MEETS ME」と「MEETS ME」の冊子を作っておられます。
言葉の紡ぎ方がすごくて(←もう語彙力0)、ライターさんにぜひ読んでほしい!

・「質問力」を磨いていこう
・質問力とは情報収集力、読み応えのある記事にするための深掘りする力、独自の視点のこと。
・質問力は取材以外にも社内・社外コミュニケーションにも役立つ
・質問力向上をさせる5原則
 1.クローズド/オープンクエスチョン
 2.5W1H
 3.自己開示
 4.繰り返し・要約
 5.事前準備
・質問力を鍛えたら、書く力もつけていこう

4番目は西田かおりさん。
雪だるま式に仕事を増やす方法について。
西田さんは「専門性のないライター」だと、ご自身を紹介されていました。
記事を書くだけでなく、さまざまな工程を巻き取ることで、仕事を増やしていかれたのだそうです。

・自分の棚おろしをしよう。「やりたいこと」「得たい収入」「理想の働き方」
・西田さんがやってきた4つのプロセス
 1.自分に対する理解(理想の仕事配分を考える。10%は未来への種まき)
 2.業界の理解(紙とWebの違いなど)
 3.案件の獲得(案件獲得の方法をキャリアで変えている)
 4.原稿料を上げる(自分の価値を上げる、業界の予算を見極める)
・記名記事は第三者評価にこだわることが大切。
・地元メディアや新規メディアを狙うのもgood。

セミナーは2時間。あっという間に時間が過ぎました。
料金は1,500円でしたが、本当にこの値段でいいのかしら?と、登壇者のみなさんにチップを渡したくなるほど。
それくらい中身が濃く、勉強になるセミナーでした。

休憩時間中やセミナー終了後には、講師や参加された皆さんと名刺を交換したり、お話をしたりしました。
普段ネットのつながりはあるものの、リアルのつながりはほとんどなかった私。
これからはリアルでのつながりを持ちたいと思っていたところだったので、今回のセミナーはとても有意義なものとなりました。

終了後は女子会へ

終わった後はばんびさんなつめさんとコメダでランチ。
これまでTwitterでは、つながりのあったお二人。
実際にばんびさんとお会いするのは初めて、なつめさんは2回目でした。
ここには書けない(?)あんなことやこんなこともお話しして、とても楽しい時間を過ごしました。いやぁ、ホントに楽しかった!
帰って鏡を見たら、笑いすぎによる目尻の小ジワに気づいたのであった……。

セミナーを終えて

どの方のお話も、心に刺さる素晴らしい内容でした。特に私に刺さったのは「専門性がなくても、トータルで提案できることが大きな強みになる」という話でした。
これまでさまざまなセミナーやTwitterで「専門性が大切!」と聞いていたので、今回のお話は目からウロコでした。
専門性。
これまでに自分でいろいろ考えてもみたし、高額なセミナーにも参加しちゃったけれど、ピンとくるものがなかったんです。
でも今回の話を聞いて、そこに強くこだわりすぎなくてもいいのかも?と思いました。
もちろん、あって損するものではないので、ゆくゆくは専門性もつけていけたらいいなとは思います。
しかし、今の私に必要なのは「何を専門にするか」を考えるよりも、まずは自分の棚おろしかな。
自分を知ることが大事ですね。

また、私は取材に力を入れていきたいので、「聞く力」を身につけていこうと思いました。めちゃくちゃ緊張しい&間を恐れがちなので、深掘りする力が弱いんですよね……。
セミナー終了後に、光田さんと少しお話させてもらう機会がありました。「場数を踏むことが大切ですよ!」とアドバイスをいただき、背中を押されたような気持ちで、会場を後にしました。
これまで「やりたいけどできるか不安なこと」があり、二の足を踏んでいたのですが、少しずつ勇気出してやってみようと思います。

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