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【B’z】初心者でもノットバッドコミュニケーション♡ ファッションで辿るざっくり32年史

推し沼のバリエーションで互いの度肝を抜き合うオタクユニット・テラハセの年齢詐称疑惑担当ハセガワです。80〜90年代ってなんでこんなに素敵なの????

前回、テラウチ先輩が世紀の大発明をしてくださいました。それは、「ニッチな沼ばかり推しても何も始まらない」ということ。正気の大発明。

た、確かに〜〜〜〜!(そして私はやっぱりぬるささ@オオサカディビジョン派〜〜〜!)

ヒプマイアニメ楽しみですね。


そんなわけで私もメジャーな話題に挑みたいと思います。今日のこの日のためにとっておいた話題、それは「B'z」

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見た目も中身も陰キャ担当のハセガワですが、音楽の趣味だけは完全に陽の者。
子守唄がわりにLOUDNESSを聞いて育ち、物心ついた時からB'zファンに。ハセガワといえばB'z、B'zといえばハセガワ。もうB'zが好きなことが当たり前すぎて、初対面の人に「えーB'zがお好きなんですね〜、具体的にどんなところが?」とか聞かれると逆に困るくらいです。
人に「なんで酸素吸ってるんですか?」とは聞かんだろ? な?

説明いらずの怪物ロックバンドB'zですが、それゆえに今さらすぎて沼に引きずり込むのが難しい「らんま1/2」パターン)。「曲がありすぎてどれから聞いたらいいかわからない」「全部同じに聞こえる」なんて心の声も聞こえてきそうです。

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ちょっ、待てよ!!!!

キムタクと稲葉さんはお友だちだよ。

ちょうど32年前、1988年の本日9/21にデビューしたB'z、その歴史は進化と変化の積み重ねなんです。
……と、グダグダ言っても仕方ないので、初心者でもすんなりウルトラソウルできるように、最も分かりやすい視覚的変化:ファッションの変遷とともに彼らの32年間を期間で区切ってご紹介します!
長文読むのだりぃって人はこれだけでも見て!


■1988〜1999 肩パッドもりもりで踊り倒す黎明期

代表曲
・1988「だからその手を離して」(『B'z』収録)
・1989「君の中で踊りたい」(『OFF THE LOCK』収録)など
特徴
若さとバブル感がすごい。

2年間と刻みましたが、デビュー期・貴重な下積み時代ということで区切りました。TM NETWORKでぶいぶい言わせていた松本さんが自分のバンドを持ちたいと始めたB'z。実は稲葉さんは、松本さんからちゃんと「一緒にやろう」と言われていないので、今だに仮メンバーなのです。何それかわいくない??? 逆に信頼を感じない???

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二人の関係は「ボス」と「就業者」。稲葉さんは今だにちょくちょく敬語使ってるしね。

そんな二人のデビュー曲「だからその手を離して」を聞いていただくとわかるのですが、この当時はまだ“ロックバンド”ではないのです。ぴろぴろしている。
そして注目していただきたいのはなんといっても二人の衣裳ですね!

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顔の横幅の3倍はある肩幅よ。だからその手は離せたとしてもこの目は離せない。釘付け。
そしてこの時期の稲葉さんは声も若いしめちゃくちゃ踊る。ライブではコントもしていたようです。

デビュー時、二人は「3年で売れなかったら辞める」と覚悟していたよう。そして、2年後の1990年に爆発的ヒット曲が生まれることに……。

▼この時期からハマるなら
VHS「FILM RISKY」
1990.12.16リリース、初期作品のビデオクリップ集(?)。実は私も持っていなくて、自粛期間のサブスク解禁祭りでようやく見られた幻の1本です。稲葉さんのくねくね細腰に「ンヒッヒイ〜〜〜〜〜ッッッッ」と奇声が上がること間違いなし。

こっからの区切りはざっくりと。

■90年代前半 狂気の衣装と歌詞で一世を風靡期

代表曲
・1990「太陽のKomachi Angel」
・1992「ZERO」
・1993「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」「裸足の女神」
(いずれも『B'z The Best “Pleasure”』収録)
・1995「love me, I love you」「LOVE PHANTOM」(『B'z The Best “Treasure”』収録)など。
特徴
名曲が生まれるほどスタイリストの気が狂うシステム。

さぁきました! 大ヒットし、B'zの名を一躍世に知らしめた「太陽のKomachi Angel」の時代が!!! ここからシングルCDの通算1位獲得連続記録が更新され続けます。
デビュー時から作曲は松本さん、作詞は稲葉さんが担当。松本さんはコマチエンジェルの歌詞を見て、「もう俺は何も言うまい(大意)」と決意したとのこと。

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銀魂でもネタにされる始末。好き。

以降、出す曲出す曲全てがヒットするわけですが、ご時世なのか調子に乗ったのか逆に反発しようとしたのか(何に?)、衣裳がとにかくヤンチャ

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股間に太陽のコマチエンジェルすな。

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ゼブラにゼブラを重ねる鬼畜の所業。

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対抗して短パンコーデをぶつけてくる稲葉さん。

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やっぱりネタにされています。「B'z=短パン」のイメージがある方はこの年代育ちなわけですね。

また、この時期は若さも相まってパフォーマンスも相当ハード。見応え抜群。むっちゃ回るし足は上がるし走るし絶叫する。マイ不動のベストナンバー「Don’t Leave Me」では、貴重な髪長いなばさんと長髪もとさんの熱いステージが楽しめます。

稲葉さんのシャウトにビクッとする松本さん最高に好き。

▼この時期からハマるなら
ベストアルバム『B'z The Best “Pleasure”』 『B'z The Best “Treasure”』
初心者はほんとーにこの2枚だけ聞いてればOKです。


■90年代後半 素肌史上主義♡ギラギラ期

代表曲
・1996「Real Thing Shakes」(『B'z The Best “Treasure”』収録)
・1997「FIREBALL」「Calling」「Liar! Liar!」(『SURVIVE』収録)
・1999「ギリギリchop」(『Brotherhood』収録)など。
特徴
衣装も音楽もやりたい放題。

この時期の衣裳は、90年代前半の「短パン期」の名残を感じる「素肌期」とでもいいましょうか。なんなの??? 見せつけたいの??? とツッコミどころ満載。

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A・RA・SHIでも巻き起こすのか???

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これでよくHEY!HEY!HEY!に出たな???

極め付けがこれ。

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稲葉さん上半身だけじゃ満足できなくなったんですね?????????
※スタリストさん案ではなく、レッチリを意識した稲葉さん自身がチョイスした模様

衣裳はドンマイなこの時期のB'z、一部では暗黒期などと呼ばれていますが(確かにな)、実は一番ロックで私は大好き。カラオケでは「Liar! Liar!」からの「FIREBALL」コンボをやりがちなので喉が死にます。
そしてロックバンドとしてのB'zが一般的に受け入れられてきたのが1999年のギリちょあたりから。いよいよ躍進の2000年代です。

また、この時期からソロ活動も開始。松本さんのゴリゴリロックンロールカバーアルバム『Rock'n Roll Standard Club』、稲葉さんのクセのあるファーストアルバムにして名盤『マグマ』は、何回聞いても飽きません。

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やっぱ脱ぐじゃん〜〜〜〜〜〜!!!!

▼この時期からハマるなら
VHS/DVD「once upon a time in 横浜 〜B’z LIVE-GYM ’99 “Brotherhood”〜」
まず1999年発売のアルバム『Brotherhood』がどうしようもない神盤なわけです。正直一番好き。ゆえにそのレコ発ツアーが素晴らしくないわけがない。そういうことだろ?
「ギリギリchop」から始まり「Brotherhood」で締めるエモい本編の間に、公演の裏側ドキュメンタリーが挟まっているお得な一本です。
すみませんが稲葉さんの衣裳はスケてます

■00年代前半 髪型いじりだした思春期

代表曲
・2000「今夜月の見える丘に」「juice」(『ELEVEN』収録)
・2001「ultra soul」(『B'z The Best "Pleasure II"』収録)
・2002「熱き鼓動の果て」(『GREEN』収録)
・2003「IT'S SHOWTIME!!」(『BIG MACHINE』収録)
・2005「愛のバクダン」「OCEAN」(『MONSTER』収録)など。
特徴
アラサー大喜びの名曲群と自我を持ってきた髪型たち。

いまアラサーの方々は「この曲知ってる!!!」が結構あるのではないでしょうか。いよいよ黄金期です。

曲も黄金期ならばファッション、特に髪型も黄金期。短髪デコ全開なばさんにどれだけキュンキュンしたことか。松本さんも珍しく短髪です。

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この辺りでファンはなんとなく感じ始めたわけです。「最近のB'zは…ダサくないぞ???」と。「ヒゲそりで前髪を切っていた稲葉さんが、本来のポテンシャルを正しく引き出されてきてるぞ???」と。

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↑問題の前髪でシングルジャケットを飾りなばさん(2000年)。

ここからのB'z(のスタイリストさん)の快進撃は止まりません!!!

▼この時期からハマるなら
DVD「B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-」

「輪のように何回でも聴ける」がコンセプトの14thアルバム『THE CIRCLE』合わせのツアーを映像化。メンバーがぐるぐる回される革新的なステージが見どころ。私がB'z史上最強最高の変態曲だと思ってるマイナーソング「哀しきdreamer」も演奏されてます。

以降はもう言いたいことは一つだけ。駆け足で現在まで!

■00年代後半〜2020年 そして輝くポテンシャル期

代表曲
・2006「衝動」(『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』収録)
・2009「イチブトゼンブ / DIVE」「MY LONELY TOWN」(『MAGIC』収録)
・2015「有頂天」「RED」(『EPIC DAY』収録)
・2016「世界はあなたの色になる」※アルバム未収録
・2017「声明 / Still Alive」(『DINOSAUR』収録)
・2019「兵、走る」「WOLF」(『NEW LOVE』収録)など。
特徴
スタイリストに2兆円あげたい。

まず見て。

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見て。

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いいから見て。

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う゛え゛え゛え゛え゛ん最高だよおおおおおおおお

というわけでようやくきました、ファッション最高期。この時期はほんとーーーーに全ての衣装が最強にかっこいい。あのトチ狂ったスケスケパンツを履いていた人と同一人物とは思えないくらいかっこいい。

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「B’z軍団」などがよく着ているチェックシャツ(@イチブトゼンブ)だって、稲葉さんが着ればかっこいいんだからねっ

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グッズのデザインも一気にかわいくなった気がします。兵Tシャツかわいい。欲しい。

「最近のB‘zの曲ってあまりわかんないなぁ……」
「イチブトゼンブくらいまでかなぁ……」
そう感じているなら、その気持ち、めちゃくちゃわかります。二人のデビュー当時のキャッチコピーは「最先端から加速する」。その通り、B‘zは常に新しい挑戦をしているので、この時期は正直に言ってウケ線の曲ばかりとは言えないのです(婉曲)。

とはいえサマソニやライジングサン、エアロソニックなど大型フェスへの参加もバンバン果たしており、新規ファンも確実に獲得している様子。まずは「かっこよく進化した衣装を見る」、それぐらいの目線で興味を持っていただけたらうれしいです。

▼この時期からハマるなら
DVD / Blu-ray「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018-HINOTORI-」

記念すべき30周年の集大成ツアーの千秋楽を収録(参戦したやつ😭😭😭)。
稲葉さんの弾くグランドピアノの上で演奏するTAK、ファントムになって飛び降りる稲葉さんなど、古参ファンが全身の毛穴から血を噴いて死ぬ演出、ultra soulから始まる老若男女が倒れるセトリなど、「いつだって今のB‘zが最高ョ」と実感させてくれる素晴らしい一本。

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実はこのツアーは稲葉さんの調子が悪く、福岡公演では急遽一時演奏停止となったほど。ストイックさで知られる稲葉さんにはありえない事態が起こったのです。
からの脅威の復活、何が何でも観客を楽しませて帰らせようとするプロ根性はまさに火の鳥といえましょう。

正直泣いた。

長くなってしまいましたが、この記事で「B‘z=クール、カッコつけ」みたいなイメージが変わればいいなと思います。ただの歌うま年齢詐称天然おじさんとギターうまうまキレ者おじさんのユニット、それがB’zなんですよ。

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MCボケボケでかーわーいーいー。

逆に「B‘z=短パン(orチェックシャツ)」で止まっているならば、アップデートして欲しいわけです。むちゃくちゃカッコよくなってるから。最先端から加速してるから。

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最新画像。松本さん59歳、稲葉さん明後日で56歳。軽くホラー。

最先端からの加速情報。10月から、B‘z初の5週連続無観客ライブ配信が決定しました! 

B’zがデビューした1988年から現在の2020年までに至る32年間を「5つの時代=5 ERAS」に分け、各々の時代にリリースした楽曲構成でライブを披露。5週全ての公演において、全楽曲を入れ替えるだけでなく、毎公演の演出・ステージセットも総入れ替え。

一曲のかぶりもなく、演出もステージも毎週変えるという未知数ライブ。トリュフをエサに仕上げたフォアグラで育てたチョウザメのキャビアをいただくレベルのぜいたくさにIQが2です。

どの年代でもバッチリ解説します! ので、見たい年代が決まったら連絡してください、テラウチ先輩♡♡♡♡


(文責/ハセガワ)

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