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 3ヶ月近く続いた休職期間に突然の終わりを告げる電話が鳴る。3日後には復帰とのこと。
 いや〜、この休みの期間、なにか有意義なことをしようと思ったが遂に何もすることができなかった!

 毎日やることを自分で見つけないといけないがそれが見つけられなかった。禁煙で何かしら脳の動きも弱って集中力も落ち、焦燥感と不安感ばかり募ってしまった。あとは異常な眠気で寝続けてしまった。

 退院して、何かやることを見つけねばとホワイトボードに“やることをきめる”と書いたがそのまま放置して1ヶ月半! いや〜、これはまずいですよ。何がしたいのか、人生をどうしていったらいいのかと悶々としたまま仕事復帰! これはつらい。

 自分の不安を解き明かす方法を見つけられず、似たような不安を言語化している人も見つけられず時間が過ぎていってしまった。

 どうにもできないのでNetflixで見るのが途中で止まっている番組を消化することにした。なにか、なにかを終えるという経験が必要だ。

 実写版COWBOYBEBOPを観る。2年前に配信が始まり、あっという間に打ち切りの決まったものなのだが……。やはり面白くなくて「これ打ち切りになったんだよね」という色眼鏡を外すほど感心する場面も見つけることができなかった。「原作ではこうだから!」という強い思い入れを排して見るようにしたが、それでも単純に面白くなかった。
 もし、全てアニメに忠実にCOWBOYBEBOPを実写化していても面白くはならなかったような気がする。アニメなのに洒脱な台詞回し、キャラクター、音楽、あと作画の良さをやっていたから面白かったのではないかとすら思えた。

 何にせよ、ずっと視聴中リストに居座っていたCOWBOYBEBOPをなくすことができてよかった。スタッフの誰も憎んではいないけど、悲しい出来事だった。

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