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手相シリーズ/知能線


こんにちは

手には様々な線があります。
生命線、知能線、感情線に始まり、
運命線、太陽線、財運線など。

その中から、今日は知能線についてお話したいと思います。
手を開き、ご自分の知能線を観察してみてください。
ご自身でも気づかなかった“新しい自分”が
見つかるかもしれません。

まず、
※知能線とは
親指と人差し指の中間あたりから出発し、掌を横切る線。
(頭脳線とも言います)

※知能線が表すのは
その人の性格、能力、適性など。


知能線を見る上でポイントは、
①    何処から始まり
②    どんな形で
③    何処へ向かうのか
この3点です。

①    何処から始まるか (始点)


知能線の出発点は、
1オーソドックス型、
2.くっつき形、
3.離れ型
以上3つのタイプに分けられます。

1.オーソドックス型
生命線と始点を共にします。
つまり、始まりは生命線にくっついていて、人差し指の中間あたりから分かれていく。
この形が、100人中60人くらいで最も多いです。
性格は穏やかで争いを好まず、慎重さの中に大胆さを適度に兼ね備えています。
☆企業内の中間管理職などで力を発揮します。

2.くっつき型
生命線と始点を共にし、そのまま、長いものは中指の真下あたりまでくっついているタイプ。
何事にも慎重で、物事を決めるのに時間が掛かります。慎重すぎて優柔不断ととられることも。
くっつき具合にもよりますが、100人中、中程度は25~30人前後、大いにくっついているタイプは5~10人くらいかと思います。
☆中程度のくっつきは、会社経営者として適任です。

3.離れ型
生命線から離れ、独立した始点を持つ
(生命線と知能線の始まりが離れている)

大胆で物怖じせず、度胸が良い。即断即決。
反面、見る前に飛ぶ傾向があるため、思慮不足、早とちりなど、マイナスの側面も多いのです。
離れ方の程度により異なりますが、100人中10~20人がこのタイプです。
極端に離れている場合は、マイナス面が強く表に出てくることになります。
女性の手に多く見られます。
☆看護師長など、多忙な中で迅速な決断を求められる職業に適任です。

さて、
この、3.離れ型の知能線について、私には忘れがたい思い出があります。
横浜の、とある占いどころに出演していた頃のことです。
一人の、新人占い師が私の元へやってきました。
歳のころは50歳前後。新人らしからぬ言動が何かと話題を呼んでいる人でした。
仮にO先生、とします。
「手相を見て欲しいんですよね」
私の前に座ったO先生は、挨拶もそこそこに両手をドン、とテーブルの上に広げます。
その、手の出し方が既にO先生という人を語っているのですが……。
目の前に広げられた手は、左右ともに、見事な離れ型です。
離れ具合は中程度で、さほど珍しくもないのですが、左右ともにくっきりと、同じように生命線から離れ、同じ形で美しいカーブを描き、同じ場所に着地しているのです。
私は一瞬、我を忘れ、その手に見入りました。
両手が同じであることは、ブレないということです。
また、占い師として相当なキャリアを有していることも見て取れました。
「どうですか?私の手」
O先生は覗きこんできます。
「何か目標でも?」私が尋ねると、
「夢があるんですよね」
キラキラと光る瞳で、そう答えました。

私はこの瞬間から、O先生が大好きになりました。
O先生はその知能線が示すように、何事も即断即決、過去を振り返らず、情に篤くサバサバとした人です。
離れ型知能線の典型的な例と言えます。

②どんな形で⓷何処へ向かうのか?


様々なパターンがありますが、2つの典型的な形を記します。
掌を横切る線が
1,ほぼ平行で横に長く伸び、小指の下あたりまで達する→合理的な性格と秀でた頭脳を表します。
☆宇宙飛行士、医師、建築設計士などが適職です。

2 カーブを描いて長く、下方へ向かう→情緒的な性格を表します。
☆作家や音楽家などが適しています。

その他
知能線と感情線が一本になって繋がっているマスカケ線については、捉え方が異なります。
独立独歩、個性的。先頭を切って走る人です。
芸能人、タレント、画家、作曲家などの手に多く見られます。
私の実体験上、両手ともにマスカケ線は珍しく、400~500人に一人くらい、片手のみマスカケ線は100人に一人ほどの割合かと思います。

知能線は様々なことを私たちに教えてくれます。短所だと思っていた事が、角度を変えて見れば長所に変わることもあります。
知っているはずの“自分”を知り、大切な人を知るために、時々手を開いてみては如何でしょうか?

最後までお読みくださり、ありがとうございます!