さむさん

海外旅行(やっと復活!)と、美味しいお酒を飲むことが好きなサラリーマン。 大阪出身、東…

さむさん

海外旅行(やっと復活!)と、美味しいお酒を飲むことが好きなサラリーマン。 大阪出身、東京在住。最近では何か一品料理を作ることにハマりつつあります。 #言葉の企画 2020 に参加していました。

最近の記事

【感想】令和版 現代落語論 〜私を落語に連れてって〜(立川談笑著)

出張帰りの夜、暗い機内でこの本を読んでいて、声をあげて笑ってしまった。落語を「読んでいた」のに。 落語を題材にした本が出ると聞いて、正直に言うとはじめは中身が想像できなかった。だって、落語って演者の声を聞くものでしょ?身振りや動作を見るものでしょ?それを「本」で読むって、こちらに伝わってくるんだろうか。しかも「現代」落語論。それって面白いんだろうか?と思いながら手に取った。 第一章では、著者・立川談笑師匠の来歴を振り返りつつ、著者が考える落語の効用や、そもそも落語とは何か

    • 第一話から鷲づかみ。いい意味で。

      〜書評「スローシャッター」〜 会社員が出張先で見たこと、感じたことを集めて出版される。ホントにそれ、面白いの? …というのは先入観に過ぎず、第一話からぐいぐい引き込まれた。 ここに書かれていることは経験なんだろうか、それとも創作なのか。 今のことなのか、数年前か、あるいは20世紀の話なのか。 そう想像しながら読みすすめるうちに引き込まれる。情景が目に浮かぶ。 私とは会ったことももちろんない、きっと一生会う機会もないアブーやマウリシオが目の前で動き始める。 夜が更けるのも気

      • いつの間にか、そっと背中を支えられてました。

        今日・10月31日に発売となる、稲田万里さん著『全部を賭けない恋がはじまれば』を読んでの書評--というにはいささか大げさですが。 今日発売なのですが既に一部書店には並んでいるのを見かけたので、買った方、お読みになった方、もおられるかも知れません。 最初に一読した時には、なんだろうこれ、性がたくさん出てくる私小説なのか? と思いました。いいよねぇ若い人は奔放で、いろんなことできるよねぇ。ある意味うらやましい。 ただ、再読するうちに徐々に味わいが深くなり。 いやいや、これは実

        • 渋滞仲間のあなたへ。

          今これを読んでくださっている方には、入院していたり通院しておられたり、という方がいらっしゃるかも知れません。 一方的で恐縮ですが、私はあなたのことをひそかにお仲間だと思っています。 実は私も、ここの大学の病院に通院しているのです。なので、お仲間。 最初、身体が思うに任せなくなった時、これは人生初のオオゴトだと痛感しました。 これからの体調のこと、後遺症のこと、勤め先のこと、家族のこと。 「大学病院に通う」という言葉の響きの重さもあって、とっても大きな不安を感じておりました。

        【感想】令和版 現代落語論 〜私を落語に連れてって〜(立川談笑著)

          どっちへ、向かおうか。

          人と会ったり、出かけたり、 そういうことが難しくなって久しいけれど そうだ 今は、その楽しみの前の、長めの準備期間だと考えてみよう 北に行けば、名物のあれを食べたいね 東に行く時は、名所を見てみたい 南に行くなら、太陽をいっぱい浴びたいよね 西に向かうなら、あの人に逢いたいな 計画を立てて、想いにふけって その街のニュースを見たり、その土地の天気を気にしたり そう遠くない将来、そこにあなたが立てる日が、きっとくる 今は、その、準備期間 思い立つところから、旅は始まる

          どっちへ、向かおうか。

          「売りたい」から「伝えたい」へ。

          今年6月からオンラインで参加している講義「言葉の企画」。 第6回の課題は:『自分の企画』→未来の自分を企画する 「あなたはどんな企画をする人になりますか?」 というもので。 どんな企画、か…。 ちょうど半年前の5月、ドキドキしながら言葉の企画の申し込みをしていた時の「志望動機」を、改めて見返してみた。 人に、お客さまに、納得してお代金を払っていただける商品を作りたい。 打ち出したい。です。 …確かに書いた。 今振り返ると、その当時は商品企画をしていたこともあって、い

          「売りたい」から「伝えたい」へ。

          ほのぼの路線成功。いや、違うでしょ。

          今年6月からオンラインで参加している講義「言葉の企画」。 ◆第5回の課題は:『記事を書こう』→読まれる文章とは何だろう? ◆テーマは:「あの感情に今、名前をつけるなら」→noteに最大3,000字でアップする というもので。 …感情なぁ。もちろん日夜感情は生まれてるけど、「あの」感情ってなんだろう。 今、名前をつけるぐらいの「大きな」感情ってなんだろう。 しばし悩んで思いついた「書きたいこと」は、今の仕事の、あるいは生き方の根っこになるといっても過言ではないなぁ。よし、

          ほのぼの路線成功。いや、違うでしょ。

          「今日のホノルル行き往復、大人1枚」。

          人は失敗したり落ち込んだりした時に優しくされると、その経験をもとに、人にも優しくできると思う。 あの時の焦りと絶望感に今、名前をつけるなら 「人に優しくするための、 苦く貴重な経験」をしたんだよ、と当時の自分に伝えたい。 10年ほど前。 その当時、私は毎年、12月に行われる「ホノルルマラソン」に参加していた。 …とはいえ走るわけではなく、全区間を歩いていた。歩くと8時間ほど。 その頃はまだ、東京マラソンなど日本国内での大規模市民マラソンは数えるほど。制限時間や定員のない

          「今日のホノルル行き往復、大人1枚」。

          チームの企画。できたこと、できなかったこと。

          振り分けられたチームのメンバー5人で企画を考え、 企画書にして提出する。 いろいろ悩むこともあったけど、楽しかった!勉強になった! …っていう一文では、まとまらないんだよなぁ…。 なんやろう、このもやっとした感じは。 チームメンバーの発表があったのは8月5日。出先でメールを見て「これは、えらいことになった…!」というのが第一印象だった。 振り分けられたチームには20代のキラキラした4人と、40後半のおっさん1人(=私)。兄貴ですらなく、父だ。年齢的には。 しばし思い悩んで

          チームの企画。できたこと、できなかったこと。

          中盤戦。個人的に迷走中。前向きに。

          6月から参加している 言葉の企画2020。 8/15、全7回の講義の3回目が終わった。 もう中盤戦、なのに悩みは深まるばかりで。 第3回の課題は次の4点。 結論からいうと、そのどれもに掘り下げが足りなかった。 今振り返ると、自分の気持ちとか意志とかを、込められていなかったな…。 例えば最初の名前紹介について。 漢字の名前1文字1文字の字源は調べたし、父からの名づけのエピソードも添えてはみた。 ただ、「で、こういう人なんです」とか「こうありたい・なりたいんです」という、自分

          中盤戦。個人的に迷走中。前向きに。

          億劫な資料づくりが、楽しくなってきた。ちょっと。

          「言葉の企画2020」、第2回の講座は現役のテレビプロデューサーのお話を聞く…という、めったにできない経験。  その方の生い立ちを振り返りながら、これまでやってきたこと、生き方・考え方、これからやりたいこと。  ざっくばらんに、隠さずに、本音で聞けたエピソードの数々。まるで濃密なトークショーを聞かせてもらっているような、うっとりしてる間に過ぎ去った3時間。  その方が実際に作った過去の企画書も見せていただいて(そんな機会、本当にあり得ないし…!)、その熱量に気圧されたりもした

          億劫な資料づくりが、楽しくなってきた。ちょっと。

          普通のサラリーマンが「言葉の企画」?

          働き方や時間の過ごし方が大きく変わりつつある、今年2020年。 半年後、あるいは1年後。 「あの時、考え方変わったよなぁ」と振り返れるように、なりたいなぁ。 ふとしたきっかけから参加してみよう、参加したい、と思った「言葉の企画2020」。 https://note.com/kikakumeshi/n/n77e6b80893dc 阿部広太郎さん、現役の「コピーライター で 作曲家 でかつ 本の著者」が主宰されている講座。 過去の参加者(企画生、と呼ぶらしい)も、広告制作とか、

          普通のサラリーマンが「言葉の企画」?