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出版業界のインボイス意識調査廃業危機2割 漫画家の会〜すべてがNになる〜

                       2023年6月29日【1面】

「インボイス制度について考えるフリー編集(者)と漫画家の会」は、政府が10月から実施を狙う消費税のインボイス(適格請求書)制度について、出版業界で働く編集者を対象にした調査結果を公表しました。インボイスが導入されれば「廃業する可能性がある」「廃業することを決めている」と19%が回答。「延期すべきだ」「導入すべきでない」は合わせて94%に上りました。
 調査は、2022年11月23日~23年3月22日に実施。出版業界で働く個人事業主、小規模事業者、大企業所属の正社員511人が回答しました。そのうち62%がフリーランスや個人事業主で、正社員は25%です。
 インボイス制度が導入された場合、仕事が「減ると思う」(30%)、「廃業する可能性がある」(18%)、「廃業することを決めている」(1%)でした。
 「導入は延期すべきだ」(6%)、「導入すべきでない」(88%)と回答した理由を尋ねたところ「コロナ禍や物価高騰の影響でダメージを受けている状況だから」が最も多く、「免税事業者でいることが事実上できなくなり、納税負担が大きくなるから」「社会全体で、インボイス制度の周知が足りないから」が続きました。

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