マーク・ケネディ、ケン・スウィート 記

　COVID-19による米国内の死者数は、80万人を突破してから2ヵ月足らずで、金曜日に90万人に達しました。

　ジョンズ・ホプキンス大学がまとめた2年間の総計は、インディアナポリス、サンフランシスコ、ノースカロライナ州シャーロットの人口を上回るものであす。

　予防接種は安全で、重篤な病気や死亡を防ぐのに非常に有効であることが証明されているが、誤った情報や政治的・法的な争いに悩まされてきた予防接種活動から13カ月以上経過し、このマイルストーンを達成した。
　「天文学的な数字だ。もし、2年前、この大流行が始まったときに、90万人のアメリカ人が今後数年間で死亡すると言ったとしたら、ほとんどの人は信じなかったでしょう」とブラウン大学公衆衛生学部の学部長アシシ・K・ジャ博士は言う。

　彼は、死亡例のほとんどはワクチンが認可された後に起こったものだと嘆いた。

　「医学は正しいが 社会科学では失敗した。人々がワクチンを接種するのを助ける方法、偽情報と戦う方法、この問題を政治化しない方法で失敗したのです」とJha（アシシ・K・ジャ博士）は言いました。「これらはアメリカとして失敗したところです。」

　疾病対策予防センターによると、完全なワクチン接種を受けているのは人口のわずか64％、つまり約2億1200万人のアメリカ人である。

　ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のジョシュア・M・シャーフスタイン教授は、「私たちは敵を過小評価しており、自分たちを守るための準備も不十分でした」と述べています。"致死的で伝染力の強い呼吸器系ウイルスを前にして、私たちは多大な謙虚さを学びました。"

コロナウィルス・パンデミック

・COVID-19による米国の死者数が90万人に、オミクロンの速度で増加

・火山で被害を受けたトンガへの支援で、1回目のCOVID発生、ロックダウン

・バリ島、各国からの外国人旅行者に開放を再開

・APトップニュース 5:30 p.m.（米国東部標準時）

　また、COVID-19は米国で終わったわけでもない。Jha氏は、米国では4月までに死亡者数が100万人に達するだろうと予測している。

　「私たちは麻痺しないことが重要だと思います。この数字のひとつひとつが誰かなのです」と、バージニア州のフレデリックスバーグ合同メソジスト教会の主任牧師、ジーナ・アンダーソン＝クラウド師は言った。「母親、父親、子供、年長者です」。

　このマイルストーンは、オミクロンが国への支配を緩めつつあるときにやってきました。

　1日あたりの新規感染者数は、80万人以上という記録的なピークに達した1月中旬以降、ほぼ半減しています。

　ジョンズ・ホプキンスの集計では、過去2週間、50州のうち49州で感染者が減少しており、50番目の州であるメイン州でも、確定感染者が減少し、過去1週間で急激に減少したと報告されています。

　また、COVID-19で入院しているアメリカ人の数は、1月中旬から15%減少して約124,000人となっています。

　しかし、死亡者数は依然として多く、1日平均2,400人以上で、昨年の冬以来最も多い。これは、被害者が感染してから死亡するまでのタイムラグを反映しています。

　それでも、公衆衛生当局は、オミクロンの最悪期は終わりつつあるとの希望を表明している。彼らは、事態が再び悪化し、危険な新種のウイルスが出現する可能性があると警告していますが、いくつかの場所ではすでに予防措置の緩和について話しています。

　ロサンゼルス郡のバーバラ・フェラー公衆衛生局長は、数週間以内に屋外でのマスク着用義務を終了する可能性があると木曜日に述べた。

　「ポストサージは、パンデミックが終わったとか、感染が少なくなったとか、今後予測できないサージの波が来ないということを意味するものではありません」と警告している。

　米国はその豊かさと世界有数の医療機関にもかかわらず、報告された犠牲者の数はどの国よりも多く、それでもコロナウイルスによって直接または間接的に失われた実際の人数はかなり多いと考えられている。

GDP上位25カ国におけるCOVID-19による死亡者数

GDPの大きい国上位25位までの一覧表です。COVID-19に関連する病気による死者数、およびその病気による死亡率も示しています。

　専門家によると、COVID-19による死亡の中には、他の疾患と誤認されたものもあるようだ。また、心臓病や糖尿病などの慢性疾患で死亡したアメリカ人の中には、危機の最中に治療を受けることができなかった、あるいは受けようとしなかったために、死亡したと考えられる人もいる。

　アンダーソン・クラウド氏は、認知症の父親が癌の手術のために入院し、その後COVID-19病棟に隔離された後、父親を失った。彼は心停止に陥り、蘇生したものの、約1週間後に亡くなりました。

　枕元で見守るつもりだったが、規則で病院に行くことができない。隔離されたことで、病状が悪化したのだろうか。彼は怖かったのだろうか。彼のようなケースが他にどれだけあるのだろうか。

「このような話や痛みがあるのです」と彼女は言った。

　2020年12月中旬にワクチンが展開されたとき、死者数は約30万人でした。2021年6月中旬に60万人、10月1日に70万人を記録した。12月14日には80万人に達した。

　さらに51日で90万人となり、昨年冬以来、最速で10万人の死者を出した。

パンデミック後のマイルストーン

　2020年1月21日に報告された最初の症例から、米国でCOVID関連の死者が10万人増えるごとにかかる日数です。

　今回の10万人という数字は、デルタ型と、12月から急速に広がり、月内に米国で主流となったオミクロンの両方による死亡を含んでいます。

　オミクロンはデルタに比べて重症化しにくいことが判明していますが、オミクロンに感染した人の数が非常に多かったことが、死者数の多さにつながっています。

　ジャは、政策立案者たちが、人々が腕まくりをするためのアイデアを使い果たしているように見えることに、彼や他の医療専門家たちが苛立っていると語った。

　「もう道具がないんです。私たちは、さらに新しいものを考え出す必要があります」と彼は言った。

COVID-19は、心臓病とガンの2大死因に次いで、アメリカの3大死因の1つになっている。

「私たちは、実際に命を救う道具について、自分たちの中で争ってきました。驚くほど効果的で安全なワクチンをめぐる政治と誤報には唖然とするばかりだ」とSharfstein（ジョシュア・M・シャーフスタイン教授）は述べた。

そして、「これは結果なのです」と付け加えた。

アラスカ州ジュノーのAP通信員ベッキー・ボーラー、フェニックスのポール・ダベンポート、ロサンゼルスのロバート・ジャブロン、ニューヨークのマイケル・ストッブ、ポートランドのパトリック・ウィトルがこのレポートに寄稿しています。

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