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あのニュースを観て読んで感じた違和感のお話

ごきげんよう、おすみです。

このnoteでは一人の精神疾患当事者でB型作業所利用者であるおすみが実体験を元に障がい者福祉やメンタルヘルスに関する記事をほぼ毎日執筆しています。

普段は『当事者だけど専門家ではないのでネットニュースを題材にしたくない』という信条に基づいて執筆しているのですが、今日はつい先日ネットニュースから話題になったあの話題にどうしても触れたいと思い、書き進めたいと思います。

先日、とある有名人の方が自身の発達障害を公表しました。

話題になったニュースについての詳しい話は各自で検索していただければと思うのでここでの解説は割愛させていただきますが、おすみnoteでは周囲に発達障害当事者も多い精神疾患当事者として記事と公表した当人に対し、一つ大きな”違和感”を感じました。

違和感を感じた言葉。
それは、『ブレインクリニックで脳検査をしたらADHDだとわかった』と言う聞きなれない言葉でした。

脳の検査だけで発達障害と診断できるくらい医療技術が進歩したというノーベル賞受賞級の話は聞いたことがありません。

色々気になり調べてみると、こういう結論が出ました。

脳検査でADHDの疑いは判明するが、心理検査の結果も照らし合わせなければ正式にADHDとは正式に診断することはできない。

確かに、発達障害と言わず精神障害と知的障害は脳の障害です。
脳のレントゲン写真や脳波を分析するだけで脳内の機能していない箇所を特定することはできます。

しかし、発達障害はそれだけで診断できません。

なぜなら、発達障害には明確な診断基準があるからです。

細かいことは下記リンクを参照していただければと思います。

つまり、今回の報道を改めて紐解くと、例の方は発達障害と診断されたわけではなく、発達障害の疑い(いわゆる発達障害グレーゾーン。詳しくはまたまた下記リンクを参照願います)という事が真実という訳です。

大事な事なのでもう一度書きます。
普段は『当事者だけど専門家ではないのでネットニュースを題材にしたくない』という信条に基づいて執筆しているのですが、今回の報道で発達障害に対して大きな誤解が生まれる可能性もあるのではないかと感じ、執筆した次第です。

今回公表した方には他にも色々と思うところは正直ありますが、実際発達障害は服薬治療や認知行動療法などで今の医療技術で衝動性などの症状を抑える事もできるものなので、まずは治療を続けながら無理なく生きてほしいとおすみは願います。

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