小説 砂場の少年

灰谷健次郎著

教育というものの難しさ。
教師ほどその人間性で勝負しなければならない仕事はないと思う。
子供に寄り添うことはかけがえのないことである。

「誰も人に教える資格なんてない、けど教師という存在は必要。そこに自己矛盾もあるが、それをわかっていることが重要である。」
作中に書かれた言葉であるが、教師が教師として立ち振る舞い、子供をよりよい方向に成長させるためにほどうしたらいいのか。

心があったかくなる話であった。
倫理観や正義、自由など読みやすい文章の中に人間の本質的な問題が含まれていてとても心に響いた。

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