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2023~2024へ

皆様
新年、明けましておめでとうございます。
2023年も大変お世話になりました。2024年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、
昨年の振り返りと今年の目標を自分を鼓舞する意味を込めて簡単にですが書きまとめました。


2023年

2023年は職場内では小児作業療法科にて、
・小児CII療法
・HABIT-ILE
・CO-OP
・デジリハ
・電気刺激
・ショックマスター
など、新たなアプローチにチャレンジしてきました。それらを形にできてきているので、対内外へ発信できるように学会や論文化も進めて行きたいです。

また、当センター内でもトップダウンアプローチの流れが多職種も含めスタンダードになっています。特にカナダ作業遂行測定(COPM)を使用して、対象児や家族の大切な作業を理解しようとし、それをもとに目標設定、アプローチを進めています。
COPMのようなツールを使用すればいいではなく、如何に子どもや家族などクライエントの想いを理解し物語を一緒に考え、描いていけるかという姿勢が大事だと個人的には思っています。
この流れで、子どもや家族中心の実践、作業(活動と参加)中心の実践を推し進めていきたいです。

学術的な側面では、小児作業療法科として学会発表を9本、センター内発表5本出せました。内容としては
・視線入力装置の実践
・重症児における目標設定
・重症者への摂食嚥下の事例報告
・複合的小児CIMTのケースシリーズ
・HABIT-ILEの事例報告
など、当センターのカラーが出ている内容です。飛躍的に学術活動への姿勢が増しています。
臨床 / 研究と双方向の視点を高めながら子どもたちに還元できるように引き続きチームで務めていきたいです。
自身の小児CIMMTのケースシリーズも今取り組んでいる研究、論文の目処が立ち次第、2024年中には論文化を進めていきたいです。


個人として

昨年、日本作業療法学会にて友利ゼミで取り組んでいる小児の目標設定の観察研究を発表し、その際に頂いたご意見も含め、HADを使用して初めて統計分析にチャレンジし一旦論文投稿できたことが本当に一安心した。
時間がかかってしまったし、まだ投稿しただけなのでこれからまた大変だと思うけど一旦という気持ちです。

重症心身障害児の目標設定に関する質的研究も新しくスタートできました。データ収取は終わり、SCAT分析を用いて絶賛分析中ですが、SCAT分析が初めてあり、過去にも質的研究を行った経験はありますがその時の知識と技術でよくやってたなと反省することが多いです。本当にご指導いただいているメンターの先生には頭が上がりません。
こちらも論文化を目指して進めて行きますが、出来ればAPOTC2024で発表し意見をもらいたいです。

ただし、先を歩く方々のように自分もできるとあれこれスタートしたために、周囲の方々へご迷惑をかけたのも事実でした。
どこかで、誠実さや初心を忘れていたのかなと後々になって気付きました。改めて初心を忘れず、今の自分の能力と本当にやるべきことを見定め、一つひとつ誠心誠意、初心を忘れずにカタチにしていくようにしようと思います。

ただ、少しだけ褒めるとしたら、ようやく日本作業療法士協会の事例登録採択され、認定作業療法士の申請ができたことです。
無事に審査が通ることを祈るばかりです(笑)。
また、外部セミナーの講師依頼や小児リハビリテーション関連の分担執筆依頼を頂きまいsた。今までは小児リハ関連のお仕事はほとんどなかったので、周囲から少しずつ評価して頂いているのかもしれません。それでも自身の身の丈にあった内容かは吟味しながら、銚子の乗らずにお声がけして下さった方々の想いのお応えできるようにしていきたいです。

その他
・第9回日本臨床作業療法学会の運営
・千葉県作業療法士会の委員会活動(代議員、発達障害員会、臨床実習指導者講習会)
・わたしたちが当事者だったころ(当事者支援者の団体)
・医療的ケア児者の支援を考える会
などに携わらせて頂き、多くの繋がりと活動を経験させて頂きました。
個人の力を少しでもこのような団体を通して社会貢献できることは嬉しいです。一方でオンラインによる越境が容易になっていることから県士会活動など地域の団体活動に課題も出てきているのではないかと感じています。
これについては、2024年どう活動していくか地域の会員・非会員の意見を吸い上げつつ、今年からOT協会の委員活動が始まるため、協会士会の視点も入れつつ、より良い活動にしていけるように微力ながらアクションを起こしていきたいです。


私生活

「思った時が買い時」のアドバイスをもとに、夏に新居へ引っ越しバタバタしました。長いローン生活のはじまりです。また思う様にいかないこともあり不安もありますが、それでも家族にとって暮らしやすい環境にできればうれしい限りです。
また、今までなかった町内会というものに入り、自分の暮らしている地域、コミュニティを意識するようになりました。地域の方々との交流を通して、自分が暮らす今後、地域に何か貢献していきたいなと思います。


まとめ
こんな感じの2023年でしたが、2024年のテーマは
「自分のできることを、自分の今いる場所で精一杯向き合え」
だなと思います。
最近は、Web会議やSNSなど容易に全国の方々と繋がり、何かアクションを起こせるような時代です。一方で若くして第一線でご活躍されている方々と出会い、刺激をもらえます。
でも、そこを見過ぎてしまい自分がいまとるべき行動を見誤ったり、今いる職場や地域などを置き去りにしてしまっているのでは?と内省することが多々ありました。
2024年は、今一度自身の成長もそうですが、職場や県士会活動などより一層真摯に向き合い、カタチを残せるように精進していきたいと思います。

もちろん、
9thCOT学会を盛会へ、論文アクセプト、認定OT取得、県学会をみんなで楽しむ(抽象的)、APOTCにて発表、職場のマネジメントスキル向上とシステム整備、通園の摂食嚥下支援の整備
などなど、あれこれ目標はあります。
でも、なんかこう、いま必要なのはテーマ、方向性だなと感じています(笑)

長くなりましたが、以上です。
それでは、2024年も皆様どうぞ、よろしくお願い致します。


吉田尚樹

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