(シリーズ)コミュニティサイクルとコロナが変える東京の公共交通
世界でも類まれな4000万人もの巨大都市圏を有する東京。その経済活動の維持になくてはならないのが通勤・通学です。しかし数百万人が一気に都心に流れ込んでいた朝の通勤電車は、新型コロナの感染のきっかけになりかねない「3密」空間であると、今では警戒されています。
そんな中、4~5年前から東京でも存在感を高めてきたシェアサイクルが今、「3密」の可能性がある電車やバスを埋める新たな交通機関として注目されています。コロナをきっかけに利用者数や平均乗車距離がさらに伸びているという報告もあるようです。
■新型コロナ 3密避け自転車通勤、脚光 街乗り用・シェアサイクル増
https://mainichi.jp/articles/20200427/dde/001/040/041000c
さらに今後「働き方改革」が進んでいく中、私はこのシェアサイクルが【ウィズコロナ】【アフターコロナ】の象徴の1つになるのではないかと考えています。そしてシェアサイクルは、東京の既存の交通機関どうしの役割分担も変えるのではないでしょうか。
以下は今のところの予定ですが、『コミュニティサイクルとコロナが変える東京の公共交通』と題し、以下の6回シリーズでお届けできればと思います。
第1回 「働き方改革」で瓦解していく定期券
第2回 電車とバスは「遠く速く」に特化か?
第3回 「マイスペース」のある公共交通の進化
第4回 身近な生活の足をどう支えるか?
第5回 スペース貸しから始まる公共交通と観光・MICE
最終回 人の移動が変える街のカタチ
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