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freeeつばめの巣スピンオフvol5 のイベントレポート

5本目の記事となります。株式会社オリィ研究所の初代経理担当をしている大高です。4本目をアップした直後に執筆してます(笑)
今回は普通に1人の参加者として
①どういうイベントをやったのか=イベントの概要
②特にタメになった話
③終わりに=コミュニティへのお誘い
という形で書いていきます。

つばめの巣ってどういうコミュニティ?という初めての方は、是非こちらの早瀬さんの記事をご覧いただければと思います!
【祝1周年!】経理コミュニティ「つばめの巣」!国際フォーラムにて、新年会イベントやりました!

また、今回はスピンオフの方なので、分科会の立ち位置やコンセプトについては僕の初めてのイベントレポートをご覧ください。

①イベントの概要

  • いつ

    • 2023年4月19日 19:00~

  • 開催場所

    • freeeのオフィス&オンラインのハイブリッド

  • テーマ

    • 人事労務freeeと会計freeeのコンビで業務効率アップできるのか?

  • 参加人数(大体)

    • オンライン・オフライン合わせて15人前後

    • 途中freeeのエンジニアの方も聞きに来られてました。

大体のアジェンダ

今回は先にLTを2本してからディスカッションをする形でした。


中澤さんのLT 自己紹介の経歴だけで厚みが感じられます(笑)
3/23のmeet upでも登壇されており、連続の発表ありがとうございます!


池嶋さん freeeの経理の方に登壇してもらえるのはとても有意義でした!

ディスカッションはオンラインとオフラインでそれぞれ行い、
最後にグループごとに何を話したか共有する形で毎回行っています。

②特にタメになった話

給与仕訳の連携について

今回のテーマで特に話題になったのは、
あらかじめ部門系のマスタの設定をしておくことで、freee人事労務で確定した給与データを基にfreee会計側に給与取引データを自動で作成する機能
「部門別給与連携仕訳」についてでした。

当社(というか僕)はあえてこの機能を使わない運用をしていたのですが、freeeの経理としても、いくつかの機能の課題点が重なった結果、今はこの機能は使わずに別途インポートしているという話が出て、
「間違ってなかった!」と勇気をもらう事が出来ました(笑)
僕としては、
①色々な手当や控除ごとに明細や品目を色々つけ変えたり、正社員とアルバイトで勘定科目を変えたりといった事が出来ない問題と、
②会社負担の労働保険料が計上されないという点 
が特にネックだと思っており、これらの理由は池嶋さんの発表でもしっかり取り上げられていました。

当社は今のところ、freee人事労務で確定した給与明細をcsvで出力し、Excelのpower queryで読み込み&基礎的な加工をして、それを元にExcel上でさらに分類集計を施した給与取引データをfreeeにインポートするという形を取ってます。(そのファイルの関数やデザインは全部僕が作ってます)

給与自体の内容のチェックもしっかり行っているので全体で1時間くらいかけている業務ですが、取引データの作成自体は関数の一部を修正して10分くらいで完了しており、10分の工夫で会計データ上の問題を(今のところほぼ論点なく)クリアできるなら決して無駄な実務では無いなと自負しています。

経費精算への連携と経費精算の周期について

これはグループディスカッションで、僕がいたグループの話題に上がった話ですが、freee会計とfreee人事労務の連携機能のうち、立替経費を給与明細に連携して、一緒に振り込むことができる機能についてです。
連携の方向性で言えば、会計→人事労務という感じの機能だと感じています。(操作感としても、freee会計から「この経費精算を〇月分給与に連携する」という感じのボタンを押すので)

当社もこの連携は使っているんですが、立替経費と給与を一緒に振り込むことで銀行の振込手数料を節約できるという地味ですが確かな財務上のメリット(人数規模が大きい会社だと何気にインパクトが出そう)があるという話も池嶋さんのLTで上がっており、「なるほど確かに!」と思った点です。

一方、この連携機能を使うには社内ルールとして立替経費の振込タイミングを給与と同じ月1回にしないと難しいという点があり、会社によっては立替経費の2次締め・3次締めをしていて、その運用ルールがゆえにこの連携機能を使えないという話がでました。

ディスカッションの最後にグループで話したことを共有する際、この経費精算の周期に関する話を出したところ、
確かに2次締め・3次締めをする事で従業員に早く精算の支払をする事ができるメリットはあるものの、そもそも立替経費をしなくて済む(もしくは従業員の負担額を減らせる)ように、出張費が法人払いできる出張管理システムを入れたり、法人クレカを活用しているというソリューションが出てきました。
当社もこのあたりは準備中なんですが、freee社は完全に整備が完了されている雰囲気だったのでさすがのスピード…という感じでした。

③終わりに

コミュニティへのお誘い

つばめの巣はfreeeユーザーが集うコミュニティですが、
スピンオフという形で、freee会計の周辺システムについて知見を深める機会もあり、またSlackの方でも税務に関する質問があったりと、決してfreeeの機能面に絞られた知見のみが集まる場所ではありません。
会計データや財務諸表を作るのは経理にとって最終ゴールではありますが、そこには様々な前工程・関連システムが前提として存在しており、そこをうまく整理することも経理の課題解決の1つです。

同じfreeeという会計システムを使う事で、共通の背景は持ちつつも、経理全般の課題解決を相互に支援するコミュニティとして成立しているため、何かしら日々の業務に課題感をお持ちの方(=このままでいいのか?と思う方)は是非参加していただければと思います!
申し込みフォームはこちら:https://forms.gle/9XeXWVJsYDEobsM28

ちなみに、登壇者のスライドは後日コミュニティ内で共有されたりします。

今回はいつもより内容に踏み込んで書いてみましたが、やはり実際に参加して聞いたときの情報量には勝てないので、次回以降の会でぜひ参加していただければと思います。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました~

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