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ロンドンに学ぶ車との共存と、ガラパゴスニュータウン。


 イギリスで感じたことの一つを書いておこうと思います。以前から現在の日本のニュータウンが美しくない理由の大きな要因の一つはモータライゼーションだと思っていました。車中心の都市計画や建築計画がなされ、非ヒューマンスケールの無機質な道ができ、住戸前面の駐車スペース故にスカイライも揃わないといったような負の現象を引き起こしていると思っていました。イタリアの魅力的な路地がひしめく集落のようヒューマンスケールの美学を車中心の日本の地方で達成するのは不可能だと思っていたのです。車の利便性を享受しつつ、美しい街並みをどうすれば達成できるかについて悩んでいました。しかしイギリスに来て大きなヒントを得ることができたのです。ロンドン周辺の住宅街においてもやはり車は重要な交通手段です。ですがイギリスはしっかりした都市計画によって車と共存した美しい都市景観を実現しています。

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