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4年で3社6職種。そして人に興味なかった僕がHRに挑む5年目。

こんにちは。
都内で会社員をしているTakeです。

最近経歴が変わりすぎて「結局いま何してるの?」と聞かれる機会が増えたので、改めて自己紹介noteを書こうと思った次第です。

略歴

・新卒リクルート、不動産領域の営業と編集企画
・2年半でベンチャー転職しマーケとPM
・10か月で退職、障害福祉領域のLITALICOに転職
・コロナ禍大変革で事業企画→財務→経営管理と異動の嵐
・LITALICOジュニアのHRBPに漂着←イマココ
・財務系も引き続きやりつつ、事業企画・人事企画系をやる予定

Why 3社?

4年で3社という数字は計画していたわけではないし、履歴書には傷がつくと色んな方に言われたが、結果的に2回の転職はどちらも当時の自分にとっては不可避だったように思う。

リクルートを辞めた経緯についてはこちら👇

キッズラインを辞めた経緯は詳述できないが、色々な事が重なって経営方針と折がつかなくなった。詳しく聞きたい方はぜひ飲みに連れてってください。

Why 6職種?

こちらももちろん計画していたわけではない。営業や編集はあんまり向いてなかったなと思うが、それ以降については積極的に自ら選択して変えてきたというよりは転職や社内異動で変えざるを得なかったというのが正直なところだ。もし戻れるならPMを続けたかったし、財務を続けたかったし、一つの職種で深く専門性を高めたかった。

結局なにができるの?

そんな感じでぐちゃぐちゃな経歴に飲みこまれ大した専門性もない僕だが、人間関係とやることにおいて短期間でスクラップ&ビルドを繰り返してきたことで、変化への耐性なんでもとりあえず形にする力は否が応でも身についた。

リクルートの懇切丁寧な新卒研修から、スタートアップで初日から振ってくる無茶ぶりまで経験して、たいていの環境なら勝手にオンボーディングできるし、なんなら最近は引継ぎを受けながら自分で次の人のためにオンボーディング資料を勝手に改善して作るようになった。

そんな状況でも成果の求められる環境下だったので、とにかく未経験でもなんとかアウトプットを出すために高速でキャッチアップして高速で改善する術も身に着けた。おかげで自分のできることからやるのではなく、事業成長に必要なことを逆算して、未経験だろうがなんだろうがやるべきことからやるという仕事の仕方が身についたし、あまりポジションや職種にこだわらず柔軟に考えて動けるようになった。

よくよく考えると、顧客と直接折衝する法人営業もやったし、マスに対するマーケや編集企画もやったし、事業責任者に近い場所でプロダクト企画もやったし、経営陣の近くで複数事業の数字を横断的にも見てきた。

こうした経験は事業を様々な観点で見るうえでめちゃくちゃ役に立っている気がする。プレイヤーとしての観点、事業としての観点、経営としての観点。それぞれにとって大切なことは異なるので、いずれの視点も持っていることは自分の強みだと思っている。

それでも変わらないもの

ただ、会社としては3社目でも、職種としては6職種目でも、自分が実現したいことは就活のときからあまり変わっておらず、環境を変えながらシャープになっている感覚がある。

一人ひとりがありのままで生きられる社会を実現したい

家族や子どもやジェンダーやダイバーシティなどいろんなことに興味が変わりながらも、ずっと一貫していることだ。

これは「いい子ちゃん」を演じてきた自分自身の生い立ちや、明確なジェンダーギャップを感じた前職の経験が関係しているが、とにかくみんな違う人間なのに、親や教育や社会など環境によって枠にはめられ違いを否定され生きづらさを感じるような人がいなくなればいいと思っている。

大学生のころからずっと関わっている原っぱ大学でも大切にされている考え方で「失敗を楽しみ、正解を求めない。」というのがある。

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自然教室原っぱ大学でのひとコマ。
おり方を教えたりせず、応援に徹する僕。


正解なんてない。みんな違ってみんないい。

そんな社会にしたいと最近は思っている。

次なにやるの?

そんな私が次に挑むのはHR。個人的にあまり人に興味がなくて数字の方が好きなので、HRなんて一生やることがないと思っていたのだが、ご縁があってこの度人事企画の仕事をさせていただくことになった。

今関わっている事業は人がサービスの肝なので、事業成長に必要なファクターを紐解いていくと自然と「人」に行き着く。

そんな中で「事業を伸ばす」ために人事周りをやる。

ひとつ誤解してほしくないのが、僕は人のストーリーなどにあまり関心が持てないだけで、ヒトという生物・種族への関心は強い。心理学や行動経済学、行動分析学などは大好きだ。日常の何気ない行動にも理由があったのかと知ったときに脳汁がブワッっと出る。

なので、どんな組織が、人が、環境が、パフォーマンスを出せるのか、どうやったら働きやすいのか、というイシューはめちゃくちゃ解いてみたい。

そんなこんなで最近は人事やD&I周りの勉強をしているのだが、正直めちゃくちゃ面白いしやれることがまだまだたくさんありそうでとてもワクワクしている。

とにかく最高速度で、この最高の組織をもっと最高にしていきたい。


余談)大切にしている2つの考え方

所信表明のようになってしまったが、3社6職種を経てひとつ大切にしている考え方が2つあるので、紹介したい。
特に、キャリアに悩んでいる若手社会人に向けたい。

よくある自己啓発本では、キャリアの軸を作れだの専門性をつけろだの計画的にキャリアをデザインしろだの言われているが、僕はそれは話半分に聞いている。

なぜなら、そうした話はすべて理想論だからだ。理想と現実には必ずギャップが存在する。たいてい何か予想外のことが起こって計画が狂う。今日一日の仕事ですら計画通りに進まないのだから、人生やキャリアが計画通りに進むはずがないと思っている。

では、計画をたてること自体を諦めるのかというとそうではなく

「計画された偶発性理論」というスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提案したキャリア理論がある。

・個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される
・その偶発的なことを計画的に導くことでキャリアアップをしていくべき

つまり、予想外のことで計画が変わることすら計画するということだ。これを受け入れると、計画が変わることが計画のうちなので、予想外のことすら楽しめるようになってくる。

僕はこの考え方を知ってから、あえて偶発性の高い環境を選ぶようになった。よく言われることだが、VUCAな時代で安定するためには、逆に不安定な環境に適応できるようになるのが一番いい。そう考えると、この激動の数年はとてもよかったのかもしれないし、今後も積極的にキャリアイベントを偶発的に起こしていくつもりだ。


もう一つ大事にしている考えが、阪急の創業者・小林一三の言葉。

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」

偶発的に舞い込んだ機会が必ずしも自分の望むものとは限らないが、そこで腐らずに成果を出せば、そのうち自分の望む機会を掴むことができる。そう考えてこれまで仕事をしてきたし、これは実感している。


計画された偶発性理論と下足番理論。

もし今のキャリアに迷うことがあったら、この2つで考えるといいかもしれない。

それでも迷うようであれば、キャリアコーチングもやっているのでよろしければ。


最後宣伝になってしまったが、キャリアに正解なんてないと思っているので、ひとりでも多くの人がありのままでいられる社会の実現に向けて今後も頑張っていきます。

ではでは。


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