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さくらんぼ狩り

6月はさくらんぼの美味しい時期ですね。

コロナ禍になるまで毎年、さくらんぼ狩りの日帰りバス旅行に行っていました。
母と私、娘も加わって、親子三世代日帰り女子旅になる年もありました。


春に桜が咲くとさくらんぼ狩りを思い出します。
コロナで遠のいていた旅行。
県外旅行ができるようになって、先日バス会社から案内のメールが来ました。


きっかけは、果物が好きな母が「さくらんぼ狩り行ってみたいね」と言ったことでした。
最初は、喜寿のお祝いを兼ねて、母の誕生日に予約を入れました。
それから毎年、母の80歳の誕生日まで6月のさくらんぼ狩りは続きました。

一番の目的、さくらんぼ狩りは勿論楽しみ。
プラスの楽しみは、行きや帰りのバスの他愛もない話しと、寄り道する土産物屋さんの買い物。
すべてが私たち80代と50代と20代女子(?)にはたまらない楽しさです。

山梨のさくらんぼ園で摘み取って食べるさくらんぼは格別で、色んな種類を食べ比べできるのも楽しい。

さくらんぼの摘み方を教えてくれる農園のおじさんの話はおもしろいし、さくらんぼは品種によって味が違って、初めて行った時から「紅秀峰」という品種に私たちは魅了されました。紅秀峰は酸味が少なくて、甘味がちょうどいい。

母は美味しいものを見つけて、遠方に住む実姉に送ることを楽しみにしていて、私にとっての叔母は「こんなに美味しいさくらんぼは初めて食べた」と毎年喜んでくれました。


母の月命日に叔母は電話をくれます。
今もこの美味しいさくらんぼの話題が出ます。
母が特に気に入った紅秀峰は、毎年食べたくなります。
昨年は取り寄せて仏壇に供えました。

2年前コロナ禍になって、県をまたいだ外出ができなくなった時「来年は行けるといいねぇ」と言っていた母。

その来年が母にはやってこないだなんて、だれも想像していませんでした。
そう思うと落ち着かないけれど

「やっと行けるようになったよ」と仏壇に報告します。


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