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2024年1月11日 初めて泣いた

1月1日、僕の暮らす能登半島で大きな地震が起きました。

輪島や珠洲ほどの被害はないものの、生まれ育った町でも家屋が何軒も倒壊しました。

変わってしまった町で過ごし、ニュースでは能登の惨状を目にしていました。

だけど、涙は出ませんでした。

あれから11日目の今日、北國新聞を読んでいたら、能登の悲鳴が聞こえ、一方で人々のやさしさが伝わってきました。

いろんな感情でいっぱいになり、新聞には丸い染みができました。

このタイミングで泣いたのは、ホッとしているからでしょうか?夜勤明けで疲れているからでしょうか?町の姿にカメラを向けてきたばかりだからでしょうか?

もしかしたら…

挑戦したフォトコンの落選を昨日知ったから、かもしれません…

昨日までは、その結果がどうなっただろうとそわそわしていました。

もしそれが泣けなかった理由だとしたら…自分の小さなことでいっぱいいっぱいで、同じ能登の人に寄り添えていなかったんだなと…自分で悲しくなります。

でも、この涙は…立ち上がる涙です。こんなところでは僕の写真も、能登も終わりません。

良いことも、一見悪いことも、全部力にします。

だって、生きとるから。

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