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大人の入り口 名古屋 大甚

どうしても捨てられない雑誌ってありませんか?

わたしは20代の頃からJJやcancanよりも、大人向け雑誌が好きでした。

自遊人太陽

これを持って色んなところへ旅しました。

今考えるとかなりの暇人ですが、貴重な時間だったのだと思います。

無駄になったものは何一つない。とはいえませんがね笑

多少得たものもあるのかな・・

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わたしの旅計画はダイタイ、それらの古い記憶達で組み立てられています。雑誌さんありがとう。お会いしたことはありませんが、編集者の方々に感謝と尊敬を・・。バイト代が少なかったので、温泉や美味しい酒の特集は図書館でコピーしてスクラップ本を作っておりました。早くこんなことができる大人になりたいな〜って思っていたあの頃から考えると、随分と自由になりました。今が一番幸せな中年であるのだなと感じます。金銭的にも体力的にも。私好みの渋いお店達は、大将が段々とご高齢なられて絶えてしまう・・。これは困った!いつの間にかエデンが消えてなくなっちまうぞ。ちょいと待っておくれ〜!近所の純喫茶が、何のお知らせもなく閉店してしまいました。私の中でボヤボヤしていられない症候群がはじまっています。


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高速バスをネット予約

滑り込みセーフで間に合いました。

慣れた新宿だからできること・・

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7月出産予定の友人(noteを勧めてくれた人)と、近況をライン交換しながら人間失格をアマプラでみました。ゆるゆるな平日朝の至福ったらないねぃ・・。ソウルメイトなる友人(↓)が、カナダへ発つ前に感想をいい残したので、みなきゃと思っていました。もうこの映画からもう3年が経ったのですね。プルシェンコみたいな方と晴れて婚姻することとなり一時帰国する予定。出産する人、結婚する人、私の誕生日ww、7月はめでたい・・



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インターの休憩って遠足気分ですよね

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メロンパンが人気ナンバーワン

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でもわたしはカツサンド

いま自分が食べたものを選ぶ

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カレーパンサイダーと、グッピーラムネ?のわらび餅

選ぶ勇者います?

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心はオシャレ女子なので買います

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どこに行ってもプリンな女🍮

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保冷剤持参。夜食べますので

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追加しましょう

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初名古屋 包まれるかな 雨紫吹    おてだま

これ何?モード学園系の学校らしい・・


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怖いです・・


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エデンに来るのはあっけなく簡単だった

ずっと何してたんだろう私・・


胸が高鳴る


レインパーカーを脱いで聖地へ足を踏み入れる。

緊張の一瞬・・


「すみません。予約したおてだま(仮名)です!」

「おてだまさんハイ、ここね!(電話の時から感じがイイ・・)」


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本日のクラフトビール。20杯限定か。

まさかのお洒落ビールあり。

ドラフトでいただけますの?

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ほうほう。デイドリーム?

日替わりで提供ってすごいな。

こんな大衆酒場は初めてだわ・・

柚子っぽい?一般のホワイトビールよりもさっぱりした感じ。

美味しかったです。

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私は御常連さん島のセンターに案内されました。

お店の命である樽酒の前

神様に背中を向けて呑むなんて・・

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手前にいらっしゃる御常連様が、システムを教えてくださいました。

「余計なこと言ってごめんなさいね〜!あそこまで行って注文するの!!」

ハイ、ありがとうございます!!

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お盆をもっていき、食べたいものを指差します。

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手前が惣菜

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揚げ物

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焼き物

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刺身

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バイ貝 白海老 百合根 白ムツ


全てがオススメとのこと。こんな時は普段食べられないものをインスピレーションで選ぶとします。バイ貝はうっすらと甘煮。ビールでも酒でも合う。シコシコして旨い!白海老は日本酒でしょうね。あっという間になくなってしまうのでバクバク食べないように注意です。白ムツとはレア。初めて食べたかもしれません。脂が乗っているのだけど味は非常に上品。カットが肉厚で豪快です。百合根がまた箸休めにちょうどいい。いつもは枝豆だけど今日は高級うひひ・・。ゆりねって甘みあるんだなあ・・。ホクホクだが芋とは全く違う。食感だけで言ったら銀杏の方が近い?チョコチョコ口に放るとお酒のテンポが捗ります。



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いざ、お酒を頼みましょう。

樽酒管理は大将です。他の人は触りません。

流儀を御常連様から教わりました。

「俺は冷で呑んでるけどね。燗酒なら熱燗ぬる燗何でも言えばやってくれるから。」

私はぬる燗がいいな・・

いけない。つい心の声が漏れてしまいました。馴れ馴れしくすみません

「それがいいよ!樽の香りを味わうならぬる燗が一番!!俺なんて麻痺してるから全然わからないや〜〜」

お一人で大笑いされている。流石。酒を愛する方はお心が健やかであります。


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振り向けば神様。どうしてもシャネルに目がいくが、ダメダメ

樽酒に全集中

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豊かに溢れ出す泉

香り立つ

嗚呼ずっと見ていたいよ・・

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酒を慈しみながら丁寧に扱われる

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 燗づけ  

大将が「これ撮ってね」

優しい・・・

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優しく香ったお酒が内臓に脳に染み入ります。

もうこのまま死んでもいい・・。


この時そう思っていました。(人間失格をみたから?不明)

明治 大正 昭和 

疲れを癒した労働者達はみな同じ気持ちになったでしょうか

想像してみます。

先ほど麻痺とおっしゃいましたが、確かに酒の味どうこう語ることなど野暮に思えてきますね。

歴史が作った空間。

この瞬間に伝わってくるバイブレーションに身を委ねます。


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味噌焼き 和牛ホルモン

お店の女性に、「何か温かくて、名古屋らしいものをいただけますか?」と言いましたら、こちらオススメいただきました。

甘辛です。いい卵なのでなかなか黄身が割れません。

ああ、うどんを入れたい・・ハフハフっ

味噌に深みがあって卵黄が濃い

御常連さんは頼まれたことがないそうで、フツーのメンチを召し上がっていました。

「ここはね、昔は揚げ物なんてなかったんだけど、息子が洋食の店で修行してきてね。若い人たちが色々なことをやってるの。いいところは残して、どんどん新しく変わっていくんだからすごい!!2階は次男がやってるから良かっったら雰囲気だけでもみてきてきたら?」


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一瞬だけチラッ

2階は見晴らし良く小ざっぱりしています。

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一階がいいや・・

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いただきながら大将を拝顔できる特等席などは最高です


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これみたいでしょ?近くでみていいよ。

ぽん。テーブルに・・

え。私にはそんな軽々しいこと・・

無理です。


        「ご馳走様でした。お勘定お願いします。」


東京もんは長居しません。

長年の夢が一つ叶いました。

また来たいです!!


                            続く



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