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子は親の背中を見て育つ

三児を育てあげた立派な女性がいます。

子育ての過程で一番上の子が小学生の時に、ややむを終えず、離婚することになりました。しばらくは元配偶者からの養育費でやりくりをしていたのですが、3年経って急に、連絡が途絶えたのです。

それからはその女性は三つの仕事を掛け持ちしながら、自分の母親や時に一番上の子の力を借りながらの育児だったと聞きます。

ある時、三人のお子さんを連れた買い物の途中で、連絡が途絶えていた父親とばったりと遭遇しました。その時、とても悔しい気持ちになったので、子供たちを車に戻して、父親に直談判をしにいこうとしたのです。それまでの苦労の日々があったので、とても感情的になっていました。

その時、一番上の子が、「おかん、悔しいの分かるけどやめとき。自分がしんどなるだけやで。」

何という優しさのある子でしょう。強く育ちましたね。小学生にして下の二人の面倒をみなければならなかったので思うようにクラブ活動に参加できなかったこともありました。また、もしも父親からの安定した経済的な支援あれば、進路の選択肢も増えたかも知れない。そんな子が、実は一番、強く、優しく育ったのです。

若い時の苦労をした分、その苦しさに負けなかった人は大成することがあります。人の痛みを想像出来る人間は、人の話を聞くことが出来る人です。だから応援してもらいやすいのかもしれません。

知らない間に、親の背中を見て、子は育つのですね。


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