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こたま食堂さんについて 続編

昨日からの続きです。

ワーホリでカナダに行く!そんな事を言い出したのです。
北海道の次はカナダですか。一体あなたの履歴書はどうなっちゃうの?そう思いつつも、夢を追うその行動力に大いに刺激をもらった事を覚えてます。

一年半経って帰国した彼に会うことが出来ましたが、また一皮剥けて大きくなって来たのを覚えてます。やっぱり旅は人を大きくさせますね。一歳でも若いうちに挑戦することの値打ちを教えてくれているように思います。

僕もそれに感化されて、カナダに行き、一年半が経ち、再び定期的に集まるようになり、数ヶ月してから、また彼が動くのです。

独立します。

地元のメーカーでWeb関係の仕事を会社員として行っていた彼が、再びアクションを起こしました。今度は履歴書が要らないやつです。計算があったかなかったか、それまでやっていたことと世の中の流れが合致した事もあるかも知れませんが、それは今だから言えることで、これまでの流れをしても、大人しく会社員生活を送り続ける人間ではありません。

僕も仕事を失った時に少し彼の事業のお手伝いをさせて貰いお小遣い稼ぎをされて貰いました。

この流れの中で、お父様を亡くされて、グリル玉ちゃんはお店をたたんでいました。お母さんはお勤めに出られていたのですが、彼の中で自分を育ててくれた飲食店に対する思いがどこかにあったようです。

そうして新たな彼のプロジェクトととして和歌山市の一角に産声を上げたのが、こたま食堂さんです。あの、郷愁の中にあったグリルたまちゃんが、大人になってから、また生まれ変わって僕らの前に現れたのです。

彼も僕も今は一児の父となり、時間の流れを感じることもありますが、こたま食堂さんでお母さんと話をすると、昔のことを思い出します。お母さん曰く、お父さんがもしもご存命だったら、もうちょいキッチンは広めにしたかもしれません。

これだけストーリーが詰まったお店なのです。人に愛されるだけの理由が十分なお店です。

また破天荒な彼がこれからまたどう動くのかも楽しみですが、それ以上に幼い頃の景色をもう一度みせてくれた、その行動に敬意と感謝の気持ちを感じます。それと生き残る為に大変な飲食で3年も事業を続けられているビジネスとしての優秀さも素晴らしいと思います。

そんな事を思いながら、家族との大事なランチの時間でした。

和歌山においでの際は、是非お立ち寄り下さい。

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