あなたはこんなニュースを見た事はありませんか？

大型スーパーが進出してきて、
地方商店街の多くが閉店に追い込まれた。
私の店も昨年から売り上げが半分以下になった。
このままでは妻子ともに路頭に迷ってしまう。

ちょっと古い？
ではこちらは？

AIが出てくると、人の仕事が奪われる。
何の資格もないし、１０年後になくなる仕事って言われてる。
突然そんなこと言われても困る。

まあ、AI幻滅期に入ったとも言われてますから、そんなことはない！と思いますけどね。

とはいえ、この話題をきくと、
いつも療法士に置き換えて考えてしまいます。

国が診療報酬を減らしてきた。
収益の上がらない部署をどうするのか検討されており、
他の病院ではすでに上位基準にするため
収益の上がらないリハビリをカットしてきた。
うちの病院ではなんの動きもなく、
リハビリの回転数を上げる事で対応しようとして
私の忙しさは倍。でも給料は下がった。

あながちズレた話ではありませんよね。

しかも、この置き換えの話題に

ウチもそうなの。
ほんと、大変で……

と思ってしまった方は、
ある心理状態に陥っています。

『失敗への順応』

悪い状態と良い状態があり、
現在が悪い状態だと、人はそのなかに
順応してしまおうとしてしまいます。

さて、今日はワークで締めましょう。

今回の３つの話題と、『失敗への順応』について、
あなたの受け持った学生さんや
指導中の後輩君の行動に置き換えて
話題例を作ってみましょう。

そして、必ずSNSに投稿したり、
その話題を誰かに話すなどして、
アウトプットしてみましょう。

しかもその際には、
必ず「成功へのステップ案」も添えてくださいね。

実現するしないは関係ありません。
問題解決できた状態を明確にイメージする事が大切なんです。

でないと、あなた自身が『失敗への順応』をしてしまい、
『成功への順応』が出来ないままになってしまいますよ。

臨床共育メンター（R）齋藤　信
作業療法塾　主宰