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君に言われた酷い言葉

春。

入学シーズン。

幼稚園、保育園から小学校への入学って特段環境が変わるんじゃないかと思う。

私は親の転勤で幼稚園3回変わった。
それぞれすぐ馴染み、お友達もすぐできて楽しくクラスみんなで遊んでいた。

小学校は人間関係が一変する。
女子はグループを作り、その中に暗黙のボスが誕生し、1年生ながらみんな空気を読みボスのご機嫌とり、忖度を始める。

ボスのご機嫌を損ねた子は、ボスからグループのみんなに今日はあの子と喋ってはダメと命令される。
もし喋る所を見られたら、自分もハブられる。

この人間関係も理解できなかった。
なんでこのボスはこんな偉そうな、意地悪なことをするんだろう。
そして誰も周りの大人も注意しない。

そのグループから離れようと試みていたけれど、ボスが私を掴んで離してくれなかった。

1年生の時、そのボスに言われた酷い言葉を今でも覚えている。

「小さい時可愛いと大人になると成長で顔崩れてブスになるってお母さんが言ってた」

なんでそんなことをわざわざ言うの?
私は自分のこと可愛いなんて思ってない。
母親もなんて言葉を子供に言っているのだろうか。

ずーっと忘れられない言葉。
一生忘れることはないでしょう。

言った方は覚えてないだろうけど、言われた方は一生覚えてる。

親も子供との会話は気をつけるべきだ。
言葉は時として暴力。

もうずいぶん時が経って私も大人だ。
ボスに会いに行ってやろうかという衝動に駆られる時がある。

どう?顔面崩れてブスになった?って。

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