シールド戦におけるデッキの組み方とカード評価について【解説】
こんにちは。おとです。
今回はシールド戦で優勝することができたので、自分なりの考えをアウトプットしてみようと思います。
この記事を読んだ人が1人でも多く景品を獲得できるように書くつもりなので、ぜひ読んで頂ければと思います。
1.考え方は一つじゃない
まずはじめに、『考え方は一つじゃない』ということについて。
今回シールド戦に参加するにあたって、色んな人と意見交換をし、noteをはじめとした各種ブログでシールド戦の記事を読みました。
おそらくそのどれもがある程度の練習、考察を重ねた上での結論であるにも関わらず、考え方が異なるものも珍しくありませんでした。
これはどういうことかというと、シールド戦の練習は何十回と行ったとしても全く同じカードプールになることは無く、数多のパターンが存在するが故に、考え方が自分の練習したパターンに寄ってしまうからだと考えました。
逆を言えば、それぞれの考え方の良い部分だけを全て吸収してしまえば、与えられたカードプールの中から最高のデッキを構築することができるようになるのではないかと考えました。
ある程度は自分の中でセオリーを決めてはいたものの、あくまで与えられたカードプールの中で最高のデッキを構築し、ミスなくプレイするということを重点において、今回のシールド戦に挑みました。
本記事も全てを鵜呑みにするのではなく、あくまで複数ある考え方の内の一つという捉え方をしていただければと思います。
そして、ぜひ他のシールド戦に関する記事も沢山読んで、周りの人と意見交換して貰えればと思います。
2.デッキの組み方
続いて『デッキの組み方』について。
自分の中でデッキを組む手順を決めていたので、参考にしていただければと思います。
①V,Vstarからメインの色を決める
今回のシールド戦においてV,Vstarのポケモンはどれも強力なので、いずれもメインに据えてデッキを構築するべきだと考えています。
それぞれ、
で構築することになり、ほとんどの場合Vだけだと2色までしか現れないと思います。
稀に3種類のVが出て、そのどれもが有色というパターンがありますが、その場合はエネの拘束が緩いジャローダ、アローラロコンをサブの色とし、4,5枚程度エネルギーを採用することをおすすめします。
②強力な非エクから2色目を決める
デッキの色を決める要因になる、強力な非エクは『ザマゼンタ』と『ボルケニオン』の2種だと考えています。
ザマゼンタは、『レシラムV』に対する明確なカウンターになる他、ポケモンを倒された次の番にはVstar以外のほとんどのポケモンを一度の攻撃で倒せてしまう点、特性により半端な攻撃で倒されない点が強力だと考えた理由です。
ボルケニオンは、エネの拘束こそきついものの、『ジャローダVstar』『ザマゼンタ』『マギアナV』に対する明確な回答となり、ほとんどの非エクに対しても一度の攻撃で倒せてしまう高いダメージの技を持つことから強力だと考えています。
どちらも強力ではあるもののエネの拘束がきつく、採用する場合にはデッキの色を寄せる必要があるため、これらから2色目を決めることになります。
③使わないと思われるポケモンを省く
色がある程度決まった時点で、おおよそ使わないと思われるポケモンを省きます。
これはデッキを組む時間をより効率的に使うためです。
細部確認、最終チェックに向けて有効に時間を確保するために、余計な思考、手元でカードを探る時間を省くべく、使わないポケモンは分けて置いておくことをおすすめします。
④細部を決める
最後に細部を決めていきます。
出たV,Vstar、強力な非エクから決まった色に付随して、色が合っていれば採用したい、検討したいポケモンから考えていきます。
個人的には、ポケモン10枚前後、トレーナーズ10枚前後、エネルギー20枚前後が理想だと考えています。
まずトレーナーズは基本的に『きんきゅうゼリー』以外の出たカード全てを採用します。
『きんきゅうゼリー』に関しては、使う場面が明確に想定できる場合にのみ採用してください。
次にポケモンの枚数ですが、多く採用してもあまり意味がありません。
極論ですが、サイドは4枚だけなので、多くても4体のポケモンしか対戦に参加しません。
Vを使う場合は3枚になることまであります。
なので、ゲーム中での引きやすさやサイド落ちを考慮しても10枚前後で抑えたいです。
キルリアやニャオニクスのようなサポート系のポケモンに関しては技を使わずに対戦に関与することはできますが、そもそもキャプチャーアロマしかサーチカードがないシールド戦においてサポートのポケモンを採用することが安定性の向上に繋がっていると評価することすら怪しいと考えているので、採用しないことがほとんどです。
ギギギアルも進化のハードルが非常に高いかつエネルギーの枠を減らして採用することと矛盾している特性なので、個人的な評価は低いです。
ペラップ、かがやくアマージョ、かがやくフーディンは特例で、使うハードルもそこまで高くなく、微量に対戦に関与してくれるので、採用する価値はあると思います。
以上を踏まえてV,Vstar、強力な非エク、特例のサポートポケモンを採用したとしても恐らく7枚程度になると思います。
言い忘れてましたが、ドーブルは何がなんでも何枚でも入れてください。
7枚程度だけとなると、たね切れで負けるリスク、アタッカー不足のリスクを伴うため、色が合っている非エク等をサブアタッカーとして追加し、10枚前後になるように構築します。
強くないポケモンを入れすぎると、強いポケモンでスタートしづらくなり、強いポケモンの活躍の機会が減ることになるので、気をつけてください。
エネルギーは20枚前後の採用をおすすめします。
ドーブルを主体に戦えそうなら多めに採用することをおすすめします。
基本的に考える部分はポケモンの構成とエネルギーの配分になると思うので、詳しい判断基準はカード評価の部分で解説します。
3.カード評価
全てのカードを解説すると文量が膨大になるので、今回は考察の余地があるポケモンに絞って評価します。
Sランク(デッキの軸になるカード)
・ジャローダVstar
・レシラムV
・ボルケニオン
・アローラロコンVstar
・クチートVstar
・マギアナV
・ザマゼンタ
・ホウオウV
・ドーブル
基本的には出たカード全て採用します。
ボルケニオンはマギアナV、ザマゼンタが出た場合にデッキの色が3色になり、エネルギーの構成が難しくなるので、一考の余地ありです。
マギアナVは特殊エネルギーが1枚以下しか出なかった場合は採用を見送ります。
この中だとクチートVstar、マギアナVが外れ寄りのカードだと考えています。
ドーブルは特別枠。
Aランク(色が合えば積極的に採用したい)
・ザルード→草
・エンテイ
・エンニュート(ヤトウモリ)→炎
・アローラロコンV→水
・フリーザー→水
・ミロカロス→水
・カイオーガ→水
・かがやくフーディン→超
・ザシアン→鋼
・ペラップ
それぞれ、Sランクのポケモンの色に合う場合、前向きに採用を検討します。
エンテイはダブルターボエネルギーが引けている場合と、ザマゼンタの対処が乏しい場合どちらかに当てはまれば採用を検討します。
ペラップは逃げ0兼ルーターとして、ふりそでの枚数+1枚採用します。
ヤトウモリに関してですが、たねポケモンを出せる技は貴重で再現性を高めることはできるのですが、技を使う以上どうしてもワンテンポ遅れてしまうため、お互いが事故っているような状況でないと使いづらく、エンニュートがあって炎エネルギーを採用する場合に初めて採用するべきカードだと考えています。
ただ、強力なポケモンがあまり引けなかった時にポケモンの傘増しとして採用するパターンはあります。
SRが出た等の理由でアローラロコンVのみが出た場合は、水軸でかつレシラムVの対処が乏しい時に採用を検討します。
Bランク(ポケモンの枚数が少ない時に検討する)
・かがやくアマージョ
・マスキッパ
・バドレックス
・ホエルオー
・ミュウツー
・カプ・テテフ
・かがやくジラーチ
・チルタリス
かがやくアマージョは、回復することによって倒されなくなるような場面が明確に想定できる場合にのみ採用してください。
マスキッパは草軸でポケモンの枚数が足りないと感じる場合採用します。
基本的には打点調整役ですが、自分が後攻で、相手がドーブルorヤトウモリスタートの場合、強力に働きます。
バドレックスはダブルターボエネルギーが引けている場合採用を検討します。
ジャッジマンがある以上過信は禁物なのと、やっていること自体は実はヤトウモリとさほど変わらないので、個人的な評価は低めです。
与えるダメージもホウオウVに対してザマゼンタのかたきうちの圏内に入れる調整くらいにしか使えません。
ホエルオーはドーブルとふりそでの枚数が3枚以上で水軸の場合は採用を検討します。
HPが高く、ダメージも悪くないので非エクの中では強い部類ですが、いかんせん技を打つにも逃げるにもエネルギーが重く、運用が難しいため、ドーブルで技が使いやすそうな構築の場合にのみ採用したいです。
使う場合はある程度事前に練習しておきたいかもしれません。
ミュウツーは技のダメージこそ悪くないものの、エネの拘束がキツく、他の超タイプのアタッカーにまともなのがいないので、あまり採用することがありません。
出たV,Vstarで決まる色が1色かつ、ザマゼンタ、ボルケニオンが引けていないかつ、かがやくフーディンが出た場合に初めて採用するカードだと思います。
ミュウツーを使うために超エネルギーを入れるというようなことはあまりしたくありません。
カプ・テテフはダブルターボエネルギーを引けた場合に打点調整として採用を検討します。
相手に3エネ付いていれば80ダメージ出るので、各種Vポケモンの200前後のダメージと合わせて相手のVstarを倒すことができます。
かがやくジラーチはダブルターボエネルギーが引けた場合にワンチャン掴むために採用を検討します。
特性を使うためだけを動機に採用を決めることはあまりしたくなく、本当にどうしようもない時に25%で捲れるカードとして考えたいです。
特性を使おうとして運用すると、どうしても、使いにくいヤトウモリ、バドレックスのような使い方になりがちです。
チルタリスはジャローダVstarが出た場合に評価が跳ね上がるカードだと考えています。
ロイヤルミキサーの効果でチルタリスにエネルギーを付け替えれば、ダブルターボエネルギーが無くとも技を使うことができ、ジャローダ自体の逃げるエネルギーも無いので非常に相性がいいです。
ジャローダVstarが出ていて、チルット-チルタリスが2-2で出ている場合は積極的に採用したいです。
ただ場面が限定されるためこの位置としています。
以降のポケモンは基本的にエネルギーの方がバリューが高いと考えているので採用しません。
他のポケモンで、採用を検討する場合があるという考えの方はぜひTwitterのDMにて質問等をお願いします。
私自身のシールド戦は終わりましたが、知り合いと意見交換する際の参考にさせていただきたいので、質問は大歓迎です。
4.さいごに
今回シールド戦に挑むにあたっていろんな方の記事を読ませていただいて大変参考になったので、自分も同じように読んでいただいた方の助けになりたいと思い今回のnoteを書くことにしました。
ファーストインプレッションでは、以前のシールド戦と比較して今回のシールド戦は強いポケモンとそうでないポケモンの差が大きく、トレーナーズの枚数にもかなりバラつきがあるので、正直かなり運の要素が強いものだと考えていました。
ただ、何度か練習を重ねると意外とそうでもないと感じることもあり、構築の仕方、細部のプレイングで勝率がかなり変わることに気づきました。
もともとシールド戦自体あまり詳しくなかったので、シールド戦の戦い方を覚えてきたというだけかもしれませんが、それでもやればやるほど考え方が増えていって、戦術の幅が増えていったのは確かでした。
シールド戦自体年に1回しかできないイベントで、白熱のアルカナでのシールド戦は今回だけなので、各々が挑むシールド戦に向けて勝つためにいろいろ試行錯誤する過程を楽しんでいただけたらと思います!!
重ねて言いますが、本記事だけでなく他の方のシールド戦の記事もいろいろ読んで頂ければより理解が深まると思います。
読者の方々が少しでも多く景品を獲得できるように願っています🙏
質問・誤字等はTwitterのDMまでお願いします🤲
では、また別の記事でお会いしましょう!
サポートもお待ちしてます!