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オーディオブックユーザーが盛り上がれるコミュニティを作りたい【社員インタビュー】

私たちオトバンクは「聴く」を通じて新しい世界を広げるため、会員数250万人を突破した日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の運営等を行っています。今回は、「audiobook.jp」の作品をユーザーに届けるCRMチーム・hagaさんのインタビューをお届けします!

▼hagaさんプロフィール
2019年10月~インターンとして勤務し、2020年4月よりオトバンクへ新卒入社。現在は名古屋からリモートワークで勤務。「audiobook.jp」のCRMを担当し、作品特集の企画やユーザーミートアップなど交流イベントの運営を務める。宝塚ファンで、推しは紫りらさん。

会社の企業理念と自分の想いが重なった

ーーhagaさんがオトバンクに入社を決めたきっかけは何ですか?

haga:私は元々アニメや演劇、本がすごく好きで、そういった業界で働けたらいいなと思っていました。就活中、採用エージェントの方からは「好きなことを仕事にするのは勧められない。就活はそういうものではなくて、もっと給与や働き方といった軸を考えて決めるものだ」という話をされたのですが、納得できない顔をしていたら、唯一、希望に近い会社だと紹介されたのがオトバンクでした。

オトバンクの企業理念のひとつに「出版文化の振興」がありますが、私は人生の節目節目で本に助けられた経験が多かったので、いち消費者としても出版業界が盛り上がり一攫千金があるような夢のある業界になればいいなと思っていました。会社の企業理念と自分の個人的な想いが重なることはあまりないだろうと思ったので、そこで働けたらいいなと思いオトバンクへの入社を決めました。

ーー現在、担当されているお仕事を教えてください!

haga:お客様と良好な関係を築く役割を持つCRMチームで、audiobook.jpの販売促進を担当しています。サービスを使ってくださるユーザーさんに、メールマガジンやaudiobook.jpのWebサイト、アプリ内のトップバナーで新しい作品をお知らせしたり、作品特集を企画して気になるオーディオブックに出会える工夫をしています。

「作品との出会いを担保する」ということがチーム目標なので、ユーザーが興味を持って作品詳細ページを開いたか、視聴時間や読了率はどうかといった複数の指標を重視しつつ、時事ネタや旬のキーワードなどから作品を選定します。普段はメンバーが週1ペースで特集企画を考えますが、例えば大谷選手がメジャーリーグで優勝したら大谷選手の特集を急いで組むスピード感も求められますし、全社から広く特集テーマを募ることもあります。

オーディオブックの作品特集。ユーザーの「作品との出会い」をつくっている

ユーザーとのつながりを大事に

ーー他にはどんなお仕事をしていますか?

haga:ユーザーコミュニケーションに関わる業務も担当しています。今、ユーザー同士で繋がれるコミュニティを作る構想があるのですが、先日「どういったコミュニティにしたいかはユーザーさんに直接聞いた方が良いよね」という話になり関東近郊のユーザーさんたちとオフラインでお話しする交流会を行いました。

ユーザーのみなさんが交流会にわざわざお越しくださるのは「オーディオブックで生活が変わったよ」というのを運営側に直接伝えたいという想いや、audiobook.jpを応援したい、サービスの改善に繋がってほしいという想いであることが多くて、本当にありがたいです。

この交流会に限らずミートアップなどのイベントでも、広報チームが開催したイベントの参加者がまた来てくださるなど、オトバンクが続けてきた取り組みの積み重ねがこういった繋がりを生んでいると感じます。

また、ユーザー向けイベントではファシリテーターを務めていますが、オンラインで開催することが多いため、なるべく話しやすい人の表情をして、穏やかな会になるよう心掛けています。

本当は、Allhands(※社内の全社ミーティング)の司会も一度は断ったくらい人前で話すのは苦手ですし、イベントの残り時間を気にして焦っているときもあるのですが、参加者に「楽しかったな」と思って帰ってもらいたいので、顔には出さないように頑張っています(笑)。

オンラインで開催したユーザー交流会の様子

ーーイベント運営で他にも大変なところはありますか?

haga:イベントではみなさんの好きなオーディオブックについての話になることが多いので、あらかじめどんな作品なのか予習しておくのが結構大変ですね。例えば「夢をかなえるゾウ」など、有名な作品であれば他の参加者もうなずいてくれるのですが、audiobook.jpは多くの作品を配信しているので、ある参加者が挙げた作品を他の参加者が知らないことがあります。

運営メンバーも含めた全員がその作品を知らないと雰囲気が重たくなってしまうので、「あ、その作品いいですね」と反応できるよう、ギリギリまで予習するようにしています。作品を全て聞くのは時間の都合上難しいですが、どんな書影だったか、著者は誰か、おおよその内容などはできるだけ頭に入れていくようにしています。

ーー他にも印象的なプロジェクトはありますか?

haga:社内プロジェクトになりますが、データを分析するBIチーム主催のSQL講座の受講は大変でした。CRMチームは作品特集の企画を作るときに、作品の視聴時間や傾向などのデータを調べることが多いため、BIチームに依頼せず自分でデータを出せるようにするため参加しました。

毎週1時間の講座があり、毎回宿題も出て大変でしたが、事業部の責任者であるiizumiさんが講座の発足メッセージで「転職でSQL書けますと言えるぐらいのレベルにします!」とおっしゃっていて。社会人として履歴書に書けるレベルのスキル習得を業務時間に組み込んでやってもらえるのはとてもありがたいな、良い会社だなと思ったのが印象に残っています。

SQL講座のおかげで、今まで独学だったものを体系的に学ぶことが出来て、ようやくSQLの仕組みが理解できました。日々の業務で出したいデータを書けることも増えたし、BIチームへ相談する質も上がりました。今までふわっと依頼してたものが「ここまで書けたけどこのデータの出し方が分からない、こういう条件だけ除外してSQLを書きたい」と質の良い質問が出来るようになった気がします。

講師はBIチームのuchidaさん

オーディオブックがユーザーの生活を広げる

ーーhagaさんがやりがいを感じるシーンはどんな時ですか?

haga:ミートアップやユーザーインタビューを通じて、直接ユーザーさんからお話しを伺った時ですね。「読書の幅が広がった」と言ってくださる方が多いです。例えば、(ライトノベルの)ガガガ文庫の作品を聴いたというシニア世代の方から「オーディオブックじゃなかったら聞かなかった」という話をいただいたり。読書習慣のなかった方が、audiobook.jpを使うことで本を聴く習慣がついたという話も聞きます。

私は本が好きだったので「この作品に出会えて良かった」「この1冊で人生が変わった」という作品にフォーカスした感想はあるだろうと思っていましたが、実際のユーザーさんからの感想はもう少し広くて「オーディオブックに出会ったことで生活自体が変わった」という話を聞きます。

「オーディオブックを聴くことで、毎日2時間のウォーキングが習慣化されて体重が落ちました」とか、自分が想像していたよりも点ではなく面で変わったという話を聞くことが多く、趣味が増えるレベルではない大きな仕事を自分はしてるんだなと思ってやりがいを感じます。

ーーこれからチャレンジしたいことはありますか?

haga:ユーザーさんからは「身の回りでオーディオブックについて語れる人がいない」という声をいただくので、リアルにユーザー同士が集まれるミートアップはこれからも開催したいと思っています。昨年の秋に大規模ミートアップを行いましたが、コロナの影響でユーザー同士の交流パートを泣く泣くカットしてしまったんです。

オーディオブック自体がまだまだ発展途上で、テレビ番組のように「昨日あの番組見てさ」と自然に喋れるまでには浸透していません。ユーザーと運営が繋がるのはもちろんなんですが、作品の感想を話したい人も多いはずなので、ユーザー同士が盛り上がれる場をつくれたらいいなと思っています。

ーー最後に、hagaさんにとってオトバンクはどんな会社か聞かせてください!

haga:私個人としては居心地のいい会社だと思っています。本を扱っている会社だからか、一緒に働くみなさん言語化が上手な人が多いなと感じます。質問にも意図や背景が添えられていたりとか。slackでテキストベースのコミュニケーションが多いのも理由のひとつかもしれません。

会社の文化でもありますが、何かミスがあっても指摘するだけでなく再発防止策まで話し合いますし、社内ではいろんなプロジェクトが走っていますが、振り返りの会をセットしてネクストアクションを決めるところまで必ず行うので、働きやすくていい会社だなと思います。

学生の頃は社会人って大変なイメージがあったんですが、オトバンクで理不尽な思いをしたことがない。評価やフィードバックにもきちんと言葉で納得できる理由や背景が添えられているので、ストレスがなく納得感があります。もちろん仕事は大変なこともありますが、上司や一緒に働くメンバーなどを含め、気持ちよく働ける職場です。

オトバンク採用情報

現在オトバンクでは、一緒にaudiobook.jpを広める仲間を探しています。
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