見出し画像

【注目】東京オリンピック陸上競技/女子100mH予選

オリンピック陸上競技2日目に予定されている『女子100mH』予選には、日本人選手3人が出場予定です。

前回大会は、予選が6組あり、各組上位3着までと、4着以下でタイムの良かった6選手が準決勝進出となっていましたが、今回は5組しかないため、各組上位4着と5着以下でタイムの良かった4選手が準決勝となります。
プラスで拾われる選手が2人少なくなり、狭き門となりましたね。


予選1組目には、木村文子選手(エディオン/広島県出身)が登場。
長い間、第一線で活躍している選手で、故障で苦しみながらも、徐々に調子も上がってきているようなので、頑張ってもらいたいところですが、この組には12秒5台~6台の選手が4人、木村選手が突破できていない13秒の壁を破っている選手が6人と厳しい組に入りました。
13秒03がベストの木村選手は、8選手中最下位の持ちタイムですが、何があるか分からないのがハードル種目なので、これまでの経験を活かして自分のレースをしてもらいたいところです。


1組あけて、予選3組目には、今季日本最高記録タイをマークしている青木益未選手(七十七銀行/岡山県出身)選手が登場予定。
日本選手権は故障で出場せずに、故障個所の回復に努めました。
この組は、今季12秒48のベストをマークしているトビ・アムサン選手(ナイジェリア)のタイムが頭一つ抜けていますが、混戦が予想される組です。
青木選手は8選手中7番目の持ちタイムですが、万全の状態であれば、3着~5着の争いに加わるチャンスがありそうです。


最終組となる予選5組目には、一度陸上競技から離れ、ラグビー選手として活躍し、母となって再び陸上競技界に戻ってきて、日本人初の12秒台ランナーとなり、記録を伸ばし続けている寺田明日香選手(ジャパンクリエイト/北海道出身)が満を持して登場です。
この組も、12秒32と頭一つ抜けた記録を出しているジャスミン・カマチョクイン選手(プエルトリコ)が出場予定ですが、混戦が予想されます。
4レーンを走る寺田選手の隣の5レーンを走るメーガン・タッパー選手(ジャマイカ)が12秒61と良い目標となるので、食らいついていければ予選突破する姿を見ることが出来そうです。


3選手とも、オリンピックの日本人最高タイム13秒11を切ることが最低限の目標となってくると思いますが、あわよくば予選から12秒87の日本記録更新を狙ってもらいたい。