2024年2月24日(土)乙女座満月

21:30乙女座の満月。スノームーンと言って、地球から最も遠い満月とのこと。
乙女座で孤高に輝く満月。乙女座らしさをいかんなく発揮しそう。
乙女座はもともと孤高である。乙女座で誰かといつも一緒にいたいとか、大勢でわいわいしていたいという人に会ったことがない。特別ひとりぼっちが好きなわけでもないけど、1人でいても大丈夫という人が多いように感じる。
今回の乙女座満月は、魚座の水星とオポジションの形をとる。魚座の水星は、本来あまり「居心地の良くない」位置ではあるけれど、乙女座にとっては最高の相棒である。
乙女座も魚座も柔軟宮。乙女座はよく「細かい」とか「完璧主義」とか「きっちりしている」と言われがちだけど、柔軟宮なのである。しっかりしているようで、人間らしい優柔不断さ、ブレブレ感、適応能力、乙女座なりの優しさなんかも持ち合わせている。今回の満月は、乙女座の鋭利な分析力とかずばりと痛いところを突いてしまうような言葉選びに少しマイルドな味付けをされて「チキンバターカレー」みたいな絶妙な味加減の言葉選びをできそう。
そして魚座土星ともオポジションを取り、同時に牡牛座木星と調停の形を取る。
これまで吟味に吟味を重ねてきたこと、ずっと努力し続けてもなかなかゴールに辿り着けなかったことなどが、やっとひとつの終着点のスタートに辿り着くような雰囲気がある。そこに乙女座の真面目さ・潔癖さと、魚座の柔らかさ・良い意味での曖昧さなどが加わる。11ハウスの月と5ハウスの太陽が共鳴し合い、そこに牡牛座の木星も影響を与える。つい真面目になりがちだけれども『いやいやここまでよく頑張って来たヨ、私たち。ちょっと肩の力を抜いてお笑い番組でも見ようよ』なんていう展開に持ち込めたらしめたものだと思う。
牡牛座の木星と、水瓶座の火星・金星のスクエアは「プライドの高さ」みたいなものを感じる。ごめんねという気持ちはあるけどプライドが邪魔して言えないみたいな。ちょっと虚勢を張って意地になっているような。でもそこに「可愛げ」も感じる。自分にも相手にも誠実でいたい、正直でありたいというウブで真っ直ぐな気持ちは、素直に本心をあらわにできない思春期の少年少女のようである。「全くもう困ったやつだな」と思いつつも、しょうがねえなと譲歩して許し・許される方に気持ちを向けられると、緊張していた心から、楽しい気持ちが生まれてくるのではと思う。

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