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初めての有休消化(後編)

ということで前編の続き。
その前にそもそも有休はどの程度とれていたのかから説明したい。


有休取得は残っていた分の6割程度

実際に有休消化にあてられたのは14日くらいで元々残っていた有休の6割程度。残りの4割は使いきれずに捨ててしまうことになった。
これは現場でどうしてもプロジェクトのきりがいいタイミングまではいてほしいといわれてそれをのんだ結果だ。
とはいえ、実際うちの会社でここまで有休がしっかり使えると思っていなかったというのが正直なところだ。
それは新入社員の頃、辞めていく先輩社員が部長に「有休を使うのは確かに正当な権利だが、うちの内情を考慮してどうか勘弁してくれ」と言われていた状況が頭に残っていたためだ。

そもそも勤めていた会社は

うちの会社はエンジニアリングサービス会社。個々の社員が派遣や請負業務で日銭をかせぐという形態なので、とにかく派遣先に出社してはじめて売り上げになる。誰かが有休を取得した場合は、それ以外の社員が派遣先でかせいで支えることになる。
従業員数も70名弱ということで、正直誰かが10日や20日も有休をとるというとそれだけで会社としては損失になる。
ただそんな中でも今回は14日もの有休消化を許していただいたので、個人的には十分満足できる結果となった。

残った期間では自宅でゆっくりすごした。

ということで前編では長期旅行に行った話をしたが、旅行でダウンしたこともありそのあとはゆっくり過ごした。

基本的には午前中は庭に出てペットのらんまるのブラッシングをするのを日課としていた。
日課と書いたが完全に癒しの時間だった。

本社に備品を返却して社長に挨拶

有休消化期間中、退職前に本社に行って色々と手続きをする必要があったので伺った。これは出社ではなく1時間程度の挨拶となる。
保険証の返却や社の備品などの返却を行った。
社長との面談のお時間を頂いたのでお話を伺うことができた。

30代の社員の待遇改善に踏み切ったらしい

我々リーマンショック以降入社世代である30代の社員は社内全体から見ても不遇で、とにかく働きに対して給料が安いというのは社長も承知していたようで。
来年度の昇給では30代の社員を手厚くするというお話を伺った。
正直「遅い・・・」とも思った。

正直30代の社員の離職率はかなり高いのは自分の目からみても明らかだった。それは働きざかりである30代の社員の待遇があまりにも悪かったというのも理由としてはあげられる。

社長の口から聞けた「転職の必要性」

意外だったのが、転職自体は自身のキャリアをつみあげていくうえで必要なことだというお話を聞けたことだった。これは、社長自身転職を繰り返してきた経験からだという話だった。
部長や現場の責任者からはありがたいことに惜しむ声が多かったが、社長としては惜しみつつも転職は必要なものと考えているようで、そのお考えや社長の転職失敗談なども色々と話してくれた。
このお話は自分にとっては棚ぼたで、今後の社会人生活で生かせる教訓をまたひとつこの会社でいただくことが出来た。

持病の検査や通院は入社前に可能な限り済ます

やりたいことというかやるべきこととして、持病の検査がある。
これまでは数か月に1回持病のクローン病の治療として有休を取得して通院していた。
ただ転職後はすぐには有休を取得することはできないと思っていたので(実際には即日20日以上の有休が付与されていたのだが、、)時間のかかる大腸カメラや胃カメラは先にやっておこうと思ったのだ。
ちなみに新しい会社に提出する健康診断はすでに済ませてある。

ここでもし癌でも見つかったら・・・・

前回の大腸カメラで大腸がんが見つかり、そのあと手術することになったという経緯もあり、今回もし見つかったら内定取り消しもあり得ると思った。
というか正直大腸がんが見つかった次の年に転職というのもリスキーで、ここは人生の大きな賭け(勝つ見込みがあるとは思っていたが)に出たのだ。

検査結果はなにもなく

大腸カメラの結果は何もなかった。
ただその結果が出るまでは本当にハラハラした。検査を受けたのが有休消化期間に入ってすぐ。しかし結果を聞けたのが有休消化期間最終日の前日だ。
悪いことに検査直後に聞けたのが
「大腸の組織は取って病理検査にまわしました」
という情報だけ。
組織を取ったということは、何かよくないものが見つかった?
組織を取って病理検査とか、前回大腸がんが見つかった時と同じルートじゃねーか
などと不安を抱えたまま有休消化期間を過ごしていたのだ。
結果としては何もなかったが本当にずっと不安だった。
勝つ見込みがあったと思っていたこの賭けだったが、実は倍率の高い大博打だったかも、などとも思った。

資産と家計の見直し

今度はお金の話。面倒くさくて今しかできないと思い着手した。
ここについては以下記事にまとめた。

そして迎える新たな会社

4/3になり、いよいよ新たな会社での生活が始まる。
この辺りは今後記事にしていけたらと考えている。

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