青の街　
そこはあらゆる場所に　
青く透き通る水が溢れる街　

わたしは目的も分からず　
そこへ佇んでいた　

何をする訳でもなく　
周囲を行き交う人達を横目に歩き続ける　

季節は分からないが　水着で泳ぐものもいた　
水上バスに乗りこむもの　
水辺で足だけをひたすもの　
高台から飛び込みをするもの　

ここでは老若男女問わず　
誰もが楽しそうに笑い合っている　


あえて言うならば　
どこか外国の観光地のようでもあったが　
もしや　天に近い街なのではと思いに耽る　


できるならば　もう一度　訪れたい街であり　
誰にも教えたくない街でもある　


また　あの街に足を運びたいものだ　

誰も近づくことのできない　青の街　

わたしも二度と行くことはないかもしれない　




これは夢だから　

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