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テレビアニメ『歌舞伎町シャーロック』の思い出

 お、おーぅ…。こんなアニメあったなあということで思い出話。

 確か何一つ褒めるところがなかった記憶しかないのですが、ちょっと見返してみたら、やっぱりいいところがありませんでした。テレビアニメでお馴染みの人気声優多めの出演陣なので、そこのところは良い部分でしたが、逆にそれ以外に良い部分が思い浮かびません。いっそのこと盛大に作画崩壊してくれたほうがネタになって良かったまでありますが、Production I.Gという業界内では大きめのところのアニメ会社による製作なので作画はそれなりには品質があったりするのがまた困ります。(でも「Production I.G」で検索したら「作画崩壊」ってサジェストに出てきたな…。)

 某所のレビューに「女が喜ぶものを片っ端から詰め込んだだけ」とか書かれていたんですが、まったく反論ができません。「女子向け萌えアニメ」と言われればそれまでだと思います。(最近「萌え」とか言いませんが。)


・問題点1 とにかく魅力のない登場人物

 毎回「6人の名探偵が大活躍!」みたいなことを言って始まるのですが、どのキャラも平凡以下の探偵能力描写で魅力が全然ありませんでした。

 公式アカウントを探ってみたら、視聴者がわからないところで活躍している設定らしいのですが、本編ではその片鱗すら感じることができません。

 それでいて、主人公ですらすごさがイマイチよくわかりませんでした。舞台装置でしかなかったような…。


・問題点2 怒涛のステレオタイプ

 このアニメ、女装系のキャラクター、多すぎじゃない? 歌舞伎町だからなの?(歌舞伎町に対するド偏見)


・問題点3 「結局何だったのか」なふんわりエンド

 レビューを見てみたら、前半は良かった人でも後半はイマイチという感想が多かったのですが、クリフ・ハンガーにすらならないよくわからないエンドは心底ガッカリでした。主人公のポンコツ化もきつかったです。

 メアリ・モーンスタンは、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズでワトソンと結婚する女性キャラクターの名前を使っているだけあって、このアニメのワトソンと良い雰囲気になっていたのですが、そのあたりも何の決着もなく終わってしまって消化不良感が半端ないです。


 で、公式アカウントを漁って2024年にもなって初めて知ったんですけど、腹違いだったんですね…。全然知らなかったわ…。


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