本棚は必要派

引っ越して約4ヶ月が経ち、やっとソファも決まり、インテリアが落ち着いてきたこの頃。

それだけの月を経ても未だに決まらないもの・・・それが新しい本棚です。

夫は活字が苦手なので、この家にある本はほぼすべて私の物。そんなに大きな棚ではなく、その収納スペースがもう足りなくなってきました。
特別本が多いわけではないけれど、A4サイズの雑誌や書類(市の発行物、保険、住宅、取説、病院関係など)もなるべくここに納めています。そのA4スペースをさらに増やしたくて、収納力とサイズを満たすものがなかなか見つからないのが時間がかかっている原因。

過去の持病?の資料とか、面接対策の書類とか。もう捨ててしまえばいいのかもしれませんが、まだすべてを手放す気持ちにはなれず。
違う場所にこういったA4書類だけの棚を置こうかとも考えつつ、あまり家具を増やすのも掃除が面倒だしどうかな、と思ったりして進みません。


で、本棚についてあれこれ検索していると、「邪魔な本棚はもう必要ない!電子書籍でOK」みたいな記事がよく出てきますね。

いいんですよ、それが快適な方はそれで。でも正直、そんな寂しいこと言わないでくれよな、と思います。うん、寂しい。

私だってものの少ない暮らしにかなり憧れはあるし、電子書籍も利用しています。だから気持ちはわかります。
でも、本棚がいらないと言い切れるほどアナログの心を捨てることはできないし、するつもりもないので、ちょっと心がチクっとします。


講義、飲み会、面接、ライブ。なんでもオンラインでできるという状況はもちろん便利で無駄がなくて、誰でも参加できて。外出が得意でない私も、その恩恵なくしては生きられないほどお世話になっています。
だけどやっぱり、リアルでしか味わえないものがある。私にとっては"本を手に取る"こともそのひとつです。

本の表紙を触った感じ、目で実際にみる色、ページをめくる楽しみ、栞を挟むこと。



もし、いつしか人間が電子書籍しか使わなくなったら、漫画の貸し借りも、紙の本も、本棚すらも「それって何?」と言われてしまうのでしょうかね。つらい。

そんなことを考えていたら、不揃いでうまく棚におさまらない本たちが一層愛しく思えてきました。

彼らが心地よくおさまる本棚に出会うまで、私はもうしばらく楽しい迷いを続けようと思います。(そろそろ決着つけたい…)


アナログ勢のみなさん、これからも紙の本を手に取る心地よさを味わっていきましょう。



これまで本について書いた記事はこちらの2本です。よかったら。



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